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幼少期
僕には兄がいた
兄はすべてが完璧だった
昔の母
初兎(幼少期)
涼(兄)
昔の母
僕もそれなりには愛されていたと思う
でも、ある日
兄は死んだ
自殺したみたい
それから親は豹変した
くそばばあ
毎日殴られて蹴られて怖かった
くそばばあ
初兎(幼少期)
そう言われて家出した
といっても5才でまだ何も出来なかった
公園でただ一人
静かに泣いているだけ
初兎(幼少期)
初兎(幼少期)
中学になると虐められた
クソガキ
初兎
初兎
最初は仲良いと思ってたんだけどな
でも、痛いとか辛いとか思わなかった
でも、虐められるのは何となく居心地悪くて
そこで考えたんだ
僕が怖くなったらみんな関わらないだろう
ってね
だから
“俺”は不良になった
不良になるためにいろいろ研究した
一人称を変えたり口調を変えたり
高校に入ると先生に口答えしてみたり
先生
先生
初兎
先生
初兎
初兎
そう言って屋上に行ったり
俺は中学の頃のトラウマで
人間不信になった
親にも友達にも裏切られて
いや、もう親でも友達でもない
俺がただ勝手に思い込んでただけなんだ
俺の高校生活は順調だった
俺が怖いからみんな近寄ってこないし
話しかけてこなかった
これが俺の理想だった
でも、ある日
俺はいつも通り屋上にいた
初兎
すると大きな音とともに人が5人
初兎
初兎
???
初兎
俺は答えなかった
また裏切られることが怖かったから
そもそも関わらなければなにもないし
???
???
初兎
???
ないこ
りうら
りうら
ほとけ
ほとけ
???
???
if
if
悠祐
ないこ
ないこ
ないこ
初兎
if
ほとけ
悠祐
初兎
初兎
初兎
初兎
りうら
初兎
初兎
バン!!
俺は力強くドアをしめて帰った
ないこ
悠祐
ほとけ
りうら
りうら
ないこ
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