WEEKEND GARAGE
こはね
みんな来てるかな…?
…っ…っ
こはね
ん?
こはね
誰の声…って杏ちゃん!?
杏
うぐっ…あ…
杏
こは…ね…
こはね
どうしたの!?
杏
あ、えーと…
こはね
そっか…杏ちゃんは青柳くんのことが…
杏
でもっ…ずっと何も伝えられてないしっ…
杏
冬弥も人気だからみんな寄ってきてっ…
杏
寂しくってっ…
こはね
杏ちゃん…
こはね
(そっか、杏ちゃんはずっと前から…)
こはね
(勇気出せなくて悔しかったんだね…)
杏
うっうぐっ…
こはね
杏ちゃんは偉いね
杏
え…?
こはね
そんなふうに真剣になれるなんて…
こはね
実はね私も最近好きな人ができたの…
杏
!
杏
(こはねも…?)
こはね
でも、実感できたのは最近で、そうゆうのまだ全然わかんなくて
こはね
だからもう、いいかなって…
杏
こはね…
こはね
だから杏ちゃんは凄いし、偉いと思うよ
こはね
それにね
こはね
青柳くんにとって杏ちゃんはもう大切な存在だから
こはね
だから杏ちゃんには
幸せになって欲しいな!
杏
こはね…
杏
(なんでだろ…)
杏
(こはねの言葉聞いたら力抜けちゃったな…)
翌日 昼休み
彰人
この辺で食うか〜
冬弥
ああ
冬弥
ん?あれは…
杏
あ!冬弥〜!彰人〜!
冬弥
ふっ…
控えめに手を振る
彰人
たく、元気だなあいつ
冬弥
なあ、彰人
彰人
ん?
冬弥
最近の白石は何やら眩しくないか?
彰人
・・・
彰人
は?
彰人
お前、何言って…
冬弥
最近白石が輝いて見えるんだ
冬弥
なぜだ?
彰人
は?ん?え?
彰人
おま…なおさらどうゆうことだよ…
冬弥
初めての感覚なんだ
冬弥
白石を見ると胸が引き締められるような気がしていて…
彰人
それって…
好きなんじゃねぇの?
冬弥
?
冬弥
彰人も白石も小豆沢もみんな大事だが?
彰人
いや、そっちじゃなくて…あれだよ…
彰人
恋愛的に…こう…
冬弥
つまり、恋人になりたい願望があるということか?
彰人
まあ…そんなもん…
彰人
(冬弥もかよ…まじか)
冬弥
だが、俺は白石と付き合っていいものかと思っている
彰人
は…?
彰人
つまり、付き合えるようにするか悩んでるってことか?
冬弥
ああ
冬弥
俺達には今、目標があるし
冬弥
なにより白石はとても真剣だ
冬弥
そんな熱意を俺が邪魔してしまう気がするんだ
彰人
あ…
彰人
(そうか…俺達には…)
RAD WEEKENDを超えるという
夢であり目標があるんだ__
彰人
(こはねはものすごい努力をしている…)
彰人
(だからこそ、歌に集中したいはずだ…)
彰人
(俺って本当に)
まだまだだよな…
ストリートのセカイ
杏
(冬弥今頃なにしてるんだろうなー…)
こはね
わあ…
こはね
このパンケーキ、すごく美味しそう!
MEIKO
そう?ありがとう
杏
(冬弥こないなー…)
MEIKO
ねぇ、杏ちゃん
杏
は、はい!
MEIKO
杏ちゃん達は他のことに見向きもしないのすごいわよね
杏
え?
MEIKO
今の杏ちゃんの脳には歌しかないと思うけど
RAD WEEKENDだけに集中できる 杏ちゃん達が
私はとてもすごいと思うの
杏
(あ…そうだった…)
杏
(私達は今)
RAD WEEKENDに集中しなきゃ いけないんだった