文瀬
まさか、お前にそんな過去があるとは
渡辺
ははww。
文瀬
懐かしいのか?
渡辺
えぇ。私の初めての敗北でしたから
文瀬
そうだったのか
渡辺
そして、万年筆を折るとは。
文瀬
文豪としても、小説家でも詩人でもやってはいけないことだ。
渡辺
それは、文豪の掟に反するのでは?
文瀬
だがなぁ、咎められん
渡辺
なぜ、
文瀬
あいつとの賭けに乗った山下が悪い
渡辺
、、、
文瀬
お茶を作るか
渡辺
いいですよ
渡辺
待っていますね
文瀬
おう
5分後
文瀬
ほらよ。🍵
渡辺
ありがとうございます
文瀬
あいつに勝てば俺も小説家を引退するのにな
渡辺
負けたんですか?
文瀬
凪が死んでから、再戦をしてな
渡辺
あなたが負けたとなると。
文瀬
あいつは強かった。変わっていた
渡辺
そうなんですな。
文瀬
手紙だ。
文瀬様へ。明日の夕方に夏風邸へ赴きください。再戦の小説家としての勝負をしましょう。あなた様が負ければ、渡辺さん、山下さん、優人さんは私がもらいます。
文瀬
なんだと?
私が負ければ、足を洗い引退します
文瀬
乗った。
渡辺
ちょ、ちょっと!
文瀬
俺が負けることはない!
渡辺
何を勝負に出すんですか?
文瀬
「あなたと私の影は凍てつく」
渡辺
なるほど。自信作ですか
文瀬
行くぞ。此れで
渡辺
はい。