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パパが出て行ってから、ママは変わった。

お化粧もしなくなったし、

ご飯はスーパーのお惣菜だけになった。

でも一番変わったのは…

ま、まま…?

ママ

なあに、黄ちゃん

ママ

早く食べないとご飯冷めちゃうよ?

り、赤は…?

ママ

…だあれそれ

ママ

うちには黄ちゃんしかいないでしょう

い…いただきます

ママは僕たち双子を差別するようになった。

ママは精神が不安定だったから、

ひとりしか愛せなかったんだ。

ママはなぜか僕を選んで、

赤を”いないもの”にした…。

赤!

赤、きこえる?

…黄ちゃ…?

今ママいないから、”おふろ”にしよう

だいじょうぶ?、たてる?

うん…!

ゴシゴシ…(温タオルで身体を拭く)

黄ちゃん…ありがとう

…ううん

ごめんね、赤

赤のこと、まもれなくて…

そんなこと…ないよ

俺黄ちゃんがいなかったら…

違う、違うの赤

僕がいなかったら赤が愛されてたんだよ

僕たちはどっちか一人でよかったんだ

…(ギュ

こんな生活が一生続いたらどうしよう、なんて

そんな不安な日々はあっけなく終わった。

その日、ママは帰らぬ人となった。

酔っ払いが運転してた車が突っ込んだんだって。

よし、そろそろ行こう

うん!…ゴホッ

ケホ…ケホッ…

赤!大丈夫?

もう、やっぱり今日は休んでた方が良かったんじゃ…

だ、大丈夫だよ!

今日は調子がいいの、外に出られて嬉しい!

ならいいけど…

ママ、あれから4年経ちました。

僕たちは小学3年生になったよ。

親戚のおばさんが僕らを預かってくれてる…

4人もお兄ちゃんができたんだ。

でも小さい頃の影響か赤は病気をもってしまった…

早く行こう、黄ちゃん!

俺お腹すいた!

…うん

でも、あの頃とは違う。

今度こそ、僕は…

赤を守るんだ…(ボソッ

そばにいるよ/黄・体調不良

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327

コメント

6

ユーザー

この物語前にも見てずっと探してた🥲見つかったぁぁあ!!🙋🏻‍♀️💗

ユーザー

フォローとブクマ失礼します!

ユーザー

見つけたッッやっと見つけたッッブクマ失礼します!

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