涼ちゃんが時計を見てる
多分俺が帰る時間を見計らってる
いやだ
帰りたくない
このままずっと、ずーっと
一緒に居たい
若井滉斗
涼ちゃん
若井滉斗
言いたいことがあるんだけど
藤澤涼架
どうしたの?
若井滉斗
당신이 좋아해요
藤澤涼架
え?わかんないって笑笑
藤澤涼架
たんしにちょあへよ?
徐に、携帯を取り出し翻訳アプリを開く涼ちゃん
藤澤涼架
もう一回言ってよ!
若井滉斗
やだなあ
藤澤涼架
いやいや、知りたい
若井滉斗
당신이 좋아해요
涼ちゃんのスマホには「あなたが好きです」の文字が浮き上がった
しばらく、携帯を見たまんまで動かなくて
言ったこと、後悔した
若井滉斗
そのアプリが間違
藤澤涼架
僕もって韓国語でなんて言うの?
一瞬でも誤魔化そうとした自分が本当に嫌いになるくらいに
顔を上げて、嘘みたいにかわいい顔でそう言ってくれて
久しぶりに涙が出た
若井滉斗
나도
藤澤涼架
ナドゥ!
泣きながら、笑った
涼ちゃんが、あまりにも子供みたいで
俺が、あまりにも子供っぽくて
涼ちゃんが携帯に何か打ち込んでいる
読み上げ機能
나랑 사귀어주세요 (私と付き合ってください)
前代未聞の告白で、涼ちゃんらしくて
また、泣きながら、笑った
若井滉斗
네, 잘 부탁해요
多分伝わってなくて、固まってる
いっぱい、泣かせてきたから まだ、日本語訳は教えずに泳がせようと思う
藤澤涼架
네,ってはいじゃなかったっけ!
バレた
若井滉斗
そうだっけなー
藤澤涼架
絶対そうだ!
若井滉斗
どうかなー
そんな話をしてたら、涙が乾いて
朝が来て






