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チーズ
!注意! ・男性同士の恋愛表現があります ・nmmnとなっていますので、ルールをきちんと守ってお読みください ・学パロ 御本人様には関係ありません アンチコメ、その他迷惑行為おやめ下さい🙇♀️
チーズ
ちがう、そんな顔が見たいわけじゃないんだ
大切だった。
話して
一緒に帰って
部活に励んで
いつの間にか君が世界の中心になってた。
僕は先輩のためならなんでも出来るけど、
対価を望んでるわけじゃないから。
一緒に戦って
一緒に勝利を味わって
君を中心に恋が回り始めた。
僕は先輩がいちばん大切で、
大事で、
なによりも優先するものだけど。
シャークん
先輩にとって僕はそうでも無いから。
知ってたよ
先輩が僕のことを仲良い後輩にしか思ってないのは。
でも期待しちゃったんだ
僕がタメで煽るように話しかけても 憎まれ口を叩きながら返事してくれるのとか、
かわいいねって言ったらいつも辛辣な言葉を返す癖に 満更でもなさそうなところとか、
僕がメッセージを送ったらすぐ既読が着くところとか。
後輩の中で
僕だけだって
勝手に浮かれちゃってたんだよ
悲しい顔しないでよ。
僕はそんな顔が見たくて想いを伝えたんじゃないの。
Broooock
シャークん
そんな、大切なものを失うような、
壊れてしまいそうな、
そんな表情を見たかった訳じないの。
Broooock
泣きそうで、
どこかなにかを諦めたような目で 僕を見て欲しかったんじゃないの。
Broooock
Broooock
Broooock
Broooock
ハッとしたような顔でこっちを見つめる緑の瞳。
身長差で必然的に上目遣いになるアングル。
着てるパーカーの裾をきゅっと掴んで、 まじまじと僕を見つめてくる。
本心を探るかのように。
……なんで、ここで疑うかなぁ
Broooock
瞳孔が開いて肩が上がる。
その様子はさながら黒猫のよう
見えないしっぽが逆立って見える。
その後すぐ一息ついて、少し、微笑んだ。
シャークん
シャークん
目尻にちょっとの水滴を浮かばせて
白いギザ歯を覗かせながら。
シャークん
緑の先輩は消えてった。
憧れだった
どうしても追いつきたかった
隣に立ちたかった。
それは先輩の夢を阻むものと知りながら。
ねえ、先輩
行かないで、なんて
言えるわけないでしょ?