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🎲短集編🎲

11 - 鈍感

♥

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2024年03月02日

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夕方、放課後を告げるチャイムが響く

遅いなぁ、なんて思いながら ただ、先輩を待っていた。

先輩とはただの知り合いで

友達では無いし、 思いを寄せている訳でも無い。

ただ、_

いむー...!

ごめん、遅くなった...!!

ん、...なにしてたの、?

ちょっと色々あってさ、...

じゃ、帰ろっ、!

ギュッ( 手を繋ぐ )

...うん

...今日は何したのー?

....シャトルラン...とか...

...シャトルランキツいよなぁ...

...俺は嫌いだなぁ...っ、

...そーだね、

...僕も、嫌い。

...俺、こっちの道だからさ、

...うん、

あ、...いむ、

こっち向いて、...

...なに?

...また明日ね!

...ぅん...ッ

僕と先輩はキスとか恋人繋ぎをする関係。

...付き合ってる訳では無い。

先輩は昔付き合っていた人がいた。 その人は亡くなってしまったけれど。

...その人と僕はよく似ているんだって

何度も何度もお願いされた。 少しの間だけでもいいから...と、

僕はその人の代わりなだけ、 先輩は僕が好きなんじゃない。

僕も、先輩のこと... 好きじゃないし。

毎日、僕にキスすることにも

毎日、繋ぐこの手にも 深い意味なんて無い

先輩が好きなのは僕じゃないっ、

なのに期待しちゃって。

どうしてこんなに苦しいの?

...これじゃ、...まるで、...っ、

片思いしてるみたいじゃん...ッッ...

...早く気づけよ、ばか。

この作品はいかがでしたか?

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コメント

1

ユーザー

うわ〜😭😭😭 もう切ないよぉぉぉぉ🥹🥹 短編なのに、この満足感は流石うるちゃん…😇 最後の桃さんのセリフが、心撃たれました☺️ うるちゃん天才だよ……。

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