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水瀬(主)
水瀬(主)
水瀬(主)
10月31日
私と圭介は出会った
○○
○○
○○
理由はもう定かでは無いが
お母さんとはぐれてしまった
幼い私はお母さんが居なくなった事による不安から大泣してしまっていた
けど、そんな時...
場地圭介
圭介が話し掛けてくれた
○○
場地圭介
○○
場地圭介
場地圭介
○○
○○
○○
場地圭介
今なら分かる
アレは圭介が迷子になってたんだって
お母さんが迷子になる訳ないって
でも、あの時の私はそれどころじゃなかったし...そこまで頭が回る子じゃなかった
けど、仲間を見つけたみたいで
小さな私の涙は自然と笑顔に変わっていた
それをきっかけにか
それとも様々な偶然が重なってか
私と圭介は友達になり幼馴染になった
算数の授業終わり__
場地圭介
国語の授業終わり__
場地圭介
英語の授業終わり__
場地圭介
場地圭介
場地圭介
以下略
場地圭介
○○
場地圭介
場地圭介
○○
とは言わない
○○
場地圭介
場地圭介
○○
小学生の時は殆ど圭介と居た
偶に圭介の友達と放課後一緒に遊んだり
クラスの女の子達と喋ったりしたけど
それでも圭介と接する時間は長かった
けど、年齢が上がっていく事に
圭介との会話が減っていった
思春期というヤツだ
6年生にもなると
最早会話はほば無くなり
下校だけ一緒にする、
そんな意味のわからない仲になっていた
場地圭介
○○
○○
場地圭介
今更気まずいなんてないけど
今日も静かだな〜と私は何時も呑気に思う
けど、話す話題も浮かばないから
お互い黙りのまま帰る
佐野万次郎
龍宮寺堅
三ツ矢隆
場地圭介
やっぱり、分かってはいたけど
男友達と居る方が楽しいよね
そこに踏み込むなんて事はしないけど
○○
パーチン
パーチン
羽宮一虎
場地圭介
○○
佐野万次郎
佐野万次郎
○○
パーチン
佐野万次郎
龍宮寺堅
三ツ矢隆
○○
場地圭介
場地圭介
○○
龍宮寺堅
○○
○○
龍宮寺堅
羽宮一虎
パーチン
龍宮寺堅
○○
そんなこんなで色々あり
気付けば中学2年生になっていた
そして、圭介にとって
最悪の転機が訪れた
○○
○○
お母さん
○○
お母さんから事情を詳しく聞いた私は
突然の衝撃の内容に
理解が追い付かなかった
○○
圭介は佐野君達とチームを作った
メンバーは前に会った人達らしい
凄く仲良しで凄く楽しいって
キラキラした顔で話すのを
私は何度も聞いた
けど、圭介はその佐野君のお兄さんを
○○
○○
○○
○○
圭介の席に圭介が座ってない
放課後一緒に帰る人がいない
噂によると謹慎処分を受けてるとか
色々在りもしない内容も含まれているが
謹慎処分は恐らく事実なのだろう
放課後
○○
○○
重症だな
○○
佐野万次郎
○○
佐野万次郎
佐野君!?!?
○○
佐野万次郎
○○
○○
佐野万次郎
○○
私は佐野君に手を掴まれ
そのまま何処かへ引っ張られてしまった
抵抗しなかったのは多分
、、、やっぱり何でもない
佐野万次郎
○○
○○
佐野万次郎
○○
やっぱりと思った
佐野君から私に会いに来る理由なんて
このタイミングを考えれば1つしかない
佐野万次郎
佐野万次郎
○○
佐野万次郎
佐野万次郎
○○
何でそんな頭を下げられるの?
八つ当たりしに来たんじゃないの?
自分のお兄さんが亡くなったんだよ?
なんで、なんで?
佐野万次郎
○○
その言葉と顔を見て
私はもう、何も言えなかった
その言葉とその笑顔で
全て分かったから
○○
佐野万次郎
○○
○○
○○
○○
○○
だって、2人は
佐野万次郎
場地圭介
佐野万次郎
佐野万次郎
場地圭介
佐野万次郎
場地圭介
○○
昔からずっと仲良しだったから
私の入る隙間なんて無いぐらい
笑顔でバカやってたから
佐野万次郎
佐野万次郎
○○
○○
佐野万次郎
○○
佐野万次郎
そして事件から約半年後__
圭介は家に帰って来た
そして学校にも行ける様になった
けど
○○
場地圭介
まさか、中学で留年なんて
前代未聞だ
けど...まあ半年休んでたし
仕方ないかな?とは思う
○○
場地圭介
○○
場地圭介
○○
でも、本当に圭介はそれから
誰よりも熱心に授業を聞き
分からない所は私に聞くようになり
家でも多少真面目に家庭学習をする様になった
そして私が中学3年生
圭介が留年で中学2年生になって
圭介に新しい友達(?)が出来た
松野千冬
場地圭介
場地圭介
松野千冬
松野千冬くん
なんでも圭介に憧れているらしい
その日、私は用事があって早く帰ったから
詳しい事は分かんないけど
凄く圭介の事を慕っているのは
見てよく分かる
○○
場地圭介
○○
○○
場地圭介
場地圭介
松野千冬
場地圭介
○○
松野千冬
場地圭介
○○
やっぱり2人で帰った方が
絶対楽しかっただろうに...
場地圭介
場地圭介
場地圭介
○○
そして、ある日の放課後
場地圭介
○○
松野千冬
松野君と2人きりになった時
松野千冬
松野千冬
○○
松野千冬
松野君にそう聞かれた
私はてっきり牽制かと思った
○○
松野千冬
松野千冬
松野千冬
けど、それは違うらしい
語彙力の無さから言っている事は理解出来なかったけど
何を伝えたいのかは何となく分かった
○○
○○
○○
○○
松野千冬
松野千冬
場地圭介
松野千冬
○○
あの会話を機にか、
私と松野君は仲良くなった
けど、夏から秋になるにつれ
圭介は学校を休みがちになった
そして10月にはいる頃には
もうパタリと圭介は学校に来なくなった
○○
○○
松野千冬
○○
○○
○○
○○
松野千冬
松野千冬
○○
チームとか喧嘩とか
私には分からないし分かりたくもない
だから今まで介入しなかった
けど、圭介の身に何かあるなら別
○○
場地圭介
場地圭介
○○
○○
場地圭介
○○
○○
○○
場地圭介
場地圭介
○○
○○
場地圭介
○○
○○
○○
○○
場地圭介
場地圭介
場地圭介
場地圭介
○○
○○
○○
場地圭介
○○
○○
何も言わない圭介に苛立ちを感じながら
それでも私は待った
きっとまた元に戻るから
圭介は帰って来てくれるから
そう信じて疑わなかったから
帰ってくるまで待った
そして10月31日
圭介が亡くなった
○○
○○
お母さん
○○
○○
お母さん
お母さん
○○
○○
また3人で勉強しようねって
○○
私の一方的な約束は
果たされないまま
ただの約束になってしまった
そしてもう約束を破った圭介を
殴る事が出来なくなってしまった
学校に行かなくなって数ヶ月
圭介が亡くなって数ヶ月
どんどん時間は進むのに
私の気持ちは日が経つ事にどんどん 後ろ向きなっていった
そんな私をお母さんは何も言わず
ただただ静観するだけ
気を使ってくれてるのが分かった
けど、だからといって
傷が癒える訳なかった
○○
場地圭介
佐野万次郎
場地圭介
失ってから気づく圭介の存在の大きさ
何もしなかった自分への後悔
圭介に何もしてあげられなかった後悔
○○
今日も学校に行けなかった
そう思っていると誰かが家に来た
時刻は10時
宅配かと思い私はドアを開いた
するとそこには
○○
松野千冬
松野千冬
○○
松野千冬
○○
松野千冬
松野千冬
○○
__場地家之墓__
○○
松野千冬
松野千冬
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松野千冬
松野千冬
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○○
出てきたのは愚痴でも皮肉でもなく
ただ自分がずっと思っていた事
それでいて言えなかったこと
○○
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松野千冬
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松野千冬
松野千冬
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松野千冬
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○○
松野千冬
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松野千冬
松野千冬
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松野千冬
__END__