秋晴れの空に
雲が薄く伸びる
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時折吹く少し冷たい風が上着を揺らす
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Nk
Nk
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Nk
駅の階段を降りる時に
揺れる自分の胸に喜びを感じつつ
足早に目的地へ向かう
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Nk
Nk
Nk
ソファの上に置かれた青い頭を手に取り 入れ替わりにそこへ座る
Nk
Nk
スポッと頭を被ってみる
Nk
ガチャッ
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Br
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よく知った声が聞こえた
きんときを待っているはずなのに 現れたのはぶるーくだった
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Nk
Nk
同じようにぶるーくがソファに座る
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声を出すとバレそうなので ジェスチャーで返事をした
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Nk
Nk
考えが追いつかないまま 静寂の時が過ぎる
被った時より 青い頭が重く感じた
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Nk
Nk
そう言い出そうとすると なぜか涙と鼻水が溢れ出した
Nk
Nk
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Br
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上手く返事が出来ず ただ頷いた
頭が外され 視界が明るくなる
Nk
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べしょべしょの俺を 躊躇いもせず ぶるーくは抱きしめてくれた
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Br
Br
優しく背中を さすってくれる手が暖かかった
Nk
温もりに触れ 頭が働くようになってきた
さっきの会話の時の違和感を思い出す
中身がきんときじゃない事に ぶるーくは驚いていなかった
Nk
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Nk
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Nk
Nk
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組んでいた手を 解かれ手が繋がれた
Nk
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ぶるーくの顔が近づく
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答えを待つことなく 唇に柔らかな感触が伝わる
初めてじゃないのに まるで初めてかのように 恥ずかしい気持ちになった
Br
Nk
Br
そう言うと ぶるーくは目尻が下がり いつもの笑顔になった
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