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僕、甲斐田晴には年下の恋人がいる。

ゲームセンターでぶつかったことをきっかけに交際することになった男子高校生だ。出会い頭にぶつかって始まる恋とか漫画かよって思うけど、現実だ。トーストはくわえてなかったけど。

それで。

公園でちょっとした喧嘩と仲直りをした後、お昼も食べてなかった僕らはファーストフードに行って、帰りの駅にやってきていた。

kid

今日は刀也くんと同じ方面から帰るよ。

knmc

え、同じ電車乗るの?

kid

遠回りにはなるけど、▲▲駅で乗り換えれば帰れるから。

いつもなら向かいのホームで逆方面の電車に乗っていたけど、今日は少しでも長く一緒にいたかった。

乗り込んだ車両はそれほど混んでなくて、ドア脇のロングシートに並んで座れた。

knmc

晴くんと一緒に電車乗るのも初めてだね。

kid

そうだね。今度は少し遠くのどこかへ一緒に行く?

少しでも長くとはいったものの、乗換の駅までは数駅で。 電車は駅のホームに入り、減速を始める。

僕が肩越しに窓に流れるホームの景色を見ようと横を向いたとき、唇に温かくて柔らかいものが触れた。

kid

!?

慌てて視線を戻すと、刀也くんが微笑んでいた。

話をしたかったけど、電車はもうほぼ止まりかけなスピードで。立ち上がらなければ降り損ねてしまう。

knmc

またね。晴くん。

kid

うん。また連絡する。

僕は開いたドアから電車を降りた。人の流れを外れて振り返ると、刀也くんが手を振っていた。

僕も手を振り返し、走り出す電車を見送る。

kid

…やられた…

不意打ちされたとか、公共の場でキスされたとか、そんなことより。

初めて見る表情だった。

今まで照れて言い淀んでたりした僕への好きの気持ちを全然隠さなくなったというか。

好きって感情を真っすぐ向けられるとこんなにも眩しいのか。

kid

(もっと好きになっちゃうじゃんか。もう。)

ていうかイケナイことを教えてしまった気がするなぁ…。

それは秋のように短くて

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