俺はビックリした、兄ちゃんが兄弟に「キモい」って言った事がなかったから
母
さ、冴?

ユウ
冴兄?

ユウ
なんて言ったの…?

冴
キモいって言ったんだ…

凛
兄ちゃん?

冴
大丈夫、凛には言わないから

ユウ
そんな…

ユウ
なんでアンタが…!アンタみたいな奴が!

凛
…!

ナイフを持った妹に刺されそうになり咄嗟に目を瞑った……けれど
凛
(…痛く……ない?)

冴
うぐ……(ポタポタ…🩸

凛
兄ちゃん…!

母
冴!?

ユウ
冴兄……!

最愛の兄が刺されていて…妹は俺ではなく俺を守った兄を刺していた
冴
大丈夫……か……凛(ポタポタ🩸

凛
俺は大丈夫だけど……兄ちゃんが……!

冴
俺は……平気だ(ポタポタ🩸

凛
嘘付くなよ!刺されてるくせに!

凛
(兄ちゃんはよく俺に心配かけまいと「大丈夫」が増えてる…)

ユウ
そんな……そんなつもりじゃ……

母
救急車呼んだわ!

凛
兄ちゃん!死ぬな!

冴
……平気だ……誰だと思って………るんだ?(ポタポタ🩸

冴
この俺だぞ?(ポタポタ🩸

凛
平気じゃねぇ癖に!強がんなよ!(泣

冴
泣くな…兄ちゃんを信じられないか?(ポタポタ🩸

凛
信用してるから泣いてんだろ!

冴
そうか…

母
救急車が来たわ!

救急隊
大丈夫ですか!

救急隊
運びますね!

母
冴をお願いします!

ユウ
違う…こんな事がしたかった訳じゃ…

救急隊
付き添い人は誰にしますか?

冴
弟で…お願いします

凛
俺?!

救急隊
分かりました!早くいきましょう!

凛
え?あ、はい!
