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季節外れ ぬるい🔞

今年もこの時期がやってきた。

そう、バレンタイン。

バレンタインなんて浮かれたようなイベント、俺がするわけがない(そもそもしたくてもできない)

ホーやん

(……って思ってたんだけど…)

チーやん

お願い!どうしても!この通り!!!

ホーやん

いや無理だから……

…この男、チーやんは俺の前で今土下座をしている。

すっげー無様すぎて笑える。

……いや笑えねぇよ。

チーやん

ねぇお願い!!
今年こそホーやんの手作りチョコたべたいのー!!

ホーやん

いや、ポッキーとかじゃダメなの?

チーやん

だめー!手作り!!!

ホーやん

ええ、てか俺、料理出来ないんだけど…

チーやん

いいよ!下手くそでも!!
とにかくホーやんからなにか手作りが欲しいのー!!

ホーやん

……無理。諦めろ

チーやん

えー!そんなぁぁっっ泣

ホーやん

……。

…前日になった今、チーやんのために手作りします。

あそこまで泣き付かれた作るしかないもんな…

ホーやん

はぁ〜…めんどくさ

…っていうのは建前で、普通に手作り作ることはなんの問題もないんだけど…

ホーやん

(…出来栄えが心配だなぁ…)

見た目は不格好でも味は美味しい。 それだったらまだ良かった。

俺は見た目もよくなければ味もお世辞にも美味しいとは言えないような味しか作れない。

ホーやん

まあ材料は揃ってるし作るか…。

そんなことを思っているといつものあいつから電話がかかってきた。

俺はため息をつきつつも渋々電話にでる。

チーやん

『あ、もしもし?起きてる?』

ホーやん

起きてるよ

チーやん

『おはよう!!!!!!!』

ホーやん

うるさ…起きてるっていってるだろ

チーやん

『ごめーん笑』

チーやん

『今、何してた?』

ホーやん

うーん

正直に「チョコ作ってた」とか言ったらあいつうるさそうだし…。

俺は嘘をつくことにした。

ホーやん

ベッドでゴロゴロしてた

チーやん

『あ、え、そうなんだ?』

チーやん

『え、俺宛のチョコとか…作ってくれないの?』

ホーやん

……

チーやん

『え、まじでない!?!?ショック…。』

チーやん

『……はぁ…。また来年に期待か…。』

ホーやん

なんで来年も一緒にいる前提で話進めてんの…、笑

ホーやん

とにかく……何か用あったんじゃないの?

チーやん

『え?』

ホーやん

いや、電話かけてきたんだからなんか用あったんだろ?

さっさと終わらせてチョコの作る時間を1秒でも多く取らなければいけない。

こいつ、電話し始めたらめちゃくちゃ長いんだから。

チーやん

『あ、そうそう!』

チーやん

『明日さ、なんか予定ある?』

ホーやん

あー、まあ無いけど…

チーやん

『まじ?よっしゃあっっ!』

チーやんは多分今ガッツポーズしてるだろう。

電話越しでもわかる。

チーやん

『あのさ、明日1日俺と過ごさない?』

ホーやん

…え、1日中?

チーやん

『うん!』

チーやん

『だめ…かな?』

ホーやん

まあ別にいいよ

チーやん

『わ、や、やったあああっ!!!!!』

チーやん

『ホーやんだいすき!!!!ぶっちゅ〜〜〜♡』

ホーやん

『ごめん1回吐いてきていい?』

チーやん

『ちょ、なんてこと言うの!?!?笑笑』

チーやん

『酷すぎるよホーやん笑笑笑』

チーやん

『ま、いいや!またあしたね!!!』

ホーやん

うん、またあした。

そこでチーやんとの電話が切れた。

ホーやん

はぁ……チョコ作るか…

ホーやん

はぁーっ。やっとできた…。

チーヤンのために1日を溶かしてしまった。チョコだけに。

やっばおもんな。

ホーやん

てか今日見たい漫画買いに行こうとしたのになー…

でも、何回も失敗して失敗して、やっとちゃんと食べれるものができた。

正直言えば見た目も味も平凡。The・普通。

どこにでもありそうなチョコレートなんだけど…。チーやんは果たしてこんなので喜んでくれるのか?

ホーやん

はあ、まあいいや

考えるだけ無駄だと思った俺はやることをやってちゃっちゃと寝ることにした。

ホーやん

…もう寝るか…。

と言った同時に、スマホが震え始めた。

……チーやん電話だ。こいつまじで懲りねぇな。

俺はまた渋々と溜息をつきながら電話に出た。

チーやん

『あ、起きてた!やっほー』

ホーやん

今ちょうど寝るところだった

チーやん

『え、まじか!?ごめん!』

チーやん

『じゃあさ、このまま"寝落ちもちもち"しちゃおっか〜?笑』

ホーやん

いや、結構なんだけど

チーやん

『んふふっ、そっか、残念!笑』

ホーやん

で、要件は?

チーやん

『え?声聞きたかったから』

ホーやん

……おやすみ

チーやん

『ちょいちょい!!!待ってよ!笑判断はやすぎ!笑』

ホーやん

とにかく寝させろよ…

チーやん

『え、そんなに早く寝たい?』

ホーやん

まあ、明日お前と過ごすんなら早めに寝て早めに起きた方がいいかなって

チーやん

『えっっ……』

チーやん

『すき』

ホーやん

あぁ、うんありがとう

チーやん

『じゃあ俺も寝ようかな!明日楽しみにしてるね、ホーやんちゃん…♡』

ホーやん

おいせめて「ホーやんくん」にしろ

ホーやん

おやすみ

チーやん

『はははっっ笑笑おやすみ〜笑』

そこでチーやんとの会話は終了。

俺は明日チョコを上手く渡せるか、シュミレーションしながら眠りについた。

朝になりチーやんと早速合流した。

合流したと言っても「俺の家にきて」と言われたので家に上がっただけだけど。

これじゃあ普段俺らがしてる事と変わんねーじゃん。

ホーやん

(まあ変わりなくていいんだけど)

俺はそんなことよりひとつの悩みごとについて考えていた。そう……

チョコを渡すタイミングについてだ。

今年チーやんにチョコを渡すのは初めてだ。緊張も……もちろんしている。

チーやん

ねーホーやん〜

チーやん

せっかく俺ん家上がったんだからなんかしよーよー!

ホーやん

まあ家に誘ったんお前だけどな

チーやん

それは〜…そうっ!笑

チーやん

じゃあゲームとかでもする?

ホーやん

え、したーい

チーやん

よっしゃ任せろ!今ゲーム持ってくるわ〜

ホーやん

どうしよ。渡すタイミング、今しかないよな…

俺は勇気を振り絞ってチーヤンの服の裾を掴んだ。

これが俺の精一杯だった。

チーやん

ぅわ…っ。

チーやん

ホーやん?どちたの〜?甘えたさんなのかな?

ホーやん

いや、あ、あの…さ

ホーやん

……これ、やるよ

そういい昨日作った水玉模様のラッピングがついたチョコレートを差し出した。

俺の手は震えていた。チーやんは一瞬驚いたような顔をして、

チーやん

え、…チョコ?

チーやん

……俺に?

そう確認してきた。いや、当たり前なんだけど…

ホーやん

そうだよ

ホーやん

昨日つくったんだって

チーやん

え、いや昨日ゴロゴロしてたって…

ホーやん

あんなん嘘に決まってんだろ

チーやん

ほ、ホーやんっっ…♡

チーやん

だいすきありがとう〜〜〜っっ!!!!!!!

チーやんはみるみる笑顔になり俺に飛びついてきた。

もう臓器が潰れるんじゃないかってくらい力強いハグをしてきた。

ホーやん

は、はなせぇ゛っ……

ホーやん

くぅ゛っ、くる゛しッ……

チーやん

あ、あぁっ、ごめん!

チーやん

でも本当に嬉しい!今年は諦めてたから…

ホーやん

でもお前が思うよりも味も美味しくないと思う

ホーやん

だからあんま期待しないで

チーやん

いや、不味くても全然大丈夫!

チーやん

『ホーやんが俺のためを思ってチョコを作ってくれた』っていう事実が存在しますからねぇっ!!

ホーやん

はいはい

チーやん

早速、食べていい?

ホーやん

うん

正直不安でしかない。

何回も何回も味見したけど、これがチーやんの好みじゃなかったらどうしよう。

チーやん

いっただきま〜すっ

チーやんは勢いよく俺の手作りチョコを口に入れた。

幸せそうな顔でもぐもぐ食べている。まるで小動物みたいに。

チーやん

ん〜っ♡まじおいひぃ〜っ!!あっまぁ〜〜いっ♡♡

ホーやん

食い終わってから喋れよ

チーやん

ホーやぁーん

ホーやん

おいだから食ったまましゃべんなっ…

俺はチーやんに腰を掴まれてキスされた。

ホーやん

ん゛ッ…!?

流れ作業かのようにサッと来たから対応できなかった。隙をつかれた。

舌がどんどん入り込んでくる。チョコもドロドロになって流れ込んでくる。

ホーやん

(あっま…)

唾液とチョコが混ざって何だか頭がくらくらする。変な感覚に陥ってしまった。

ホーやん

んっふ…♡♡

口の中くまなく詮索されてようやく唇が離れていった。

ホーやん

はぁッ…、♡

俺は耐えきれず腰が抜けてその場に座り込んでしまった。

チーやん

わ゛ーーーっっ!?!?

チーやん

ホーやんごめんっっ……!!

チーやん

ホーやんも食べるかなぁ〜って思って…その…

ホーやん

言い訳とかいいから…

ホーやん

別に、怒ってないし……

チーやん

……え、本当!?!?

ホーやん

まあ、うん

チーやん

そっかぁ〜…ホーやんは俺にディープキスされても拒まない身体になったのかぁ〜…

ホーやん

うざ…

チーやん

あ、咄嗟に悪口言うとこは変わってないねぇ〜笑

ホーやん

ひねり潰していい?

チーやん

えぇっ怖!?!?笑笑笑

とりあえず、バレンタインは成功した。

チーやんにキスされたのは想定外だったけど。

ホーやん

…とにかく、来年はもっと美味いもん食べさせてあげるから

チーやん

……え?

ホーやん

…なに

チーやん

来年もくれるの…?

チーやん

一緒に、過ごしてくれるの…?

ホーやん

……あ

チーやん

ありがとう!うれしい!ホーやんやっぱり大好き!

ホーやん

あー、うん

ホーやん

あ、じゃあ、俺がチョコあげなかったら俺のこと大好きじゃなくなるの?

チーやん

いや、そうじゃなああああいっっ!!!!

チーやん

どんなホーやんも愛してる、!すき、!

ホーやん

ん、ありがと

ホーやん

俺も好き

チーやん

…へっ

ホーやん

あ、照れた

チーやん

いや、ええ?ホーやんが言ってくれると思わなかったから…

ホーやん

隙あり

チーやん

えぇ〜っ、ずっる〜!!ホーやん卑怯だー!!!

ホーやん

卑怯で結構。

この後俺らは甘い1日を過ごしました。チョコだけに。

やっばおもんな。

この作品はいかがでしたか?

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コメント

6

ユーザー

このかたにはいや、神には、配信プレイしてほしいんだがー?!お願いします🙇⤵️

ユーザー

もし動画回してたらホーやんが『卑怯で結構』って言った後絶対チーやんがその後『こけこっこ〜』って言って繋げるんだろうなぁw

ユーザー

めっちゃいい ... !!✨ 次も楽しみにしてます!!

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