30日前に振られた君は

『ねえ、お母さん！』

『…あ、類は大丈夫？』

『うん、今は 寧々の後ろにある ベッドで寝てるよ』

『よかった…』

『それでね、お母さん』

『わたし、類を 幸せにする！』

『あら、そうなの？』

『うん！だってね』

『類はいつも頑張ってて 無理をしちゃったり だからね』

『私がそばで見守ってあげるの！』

『類の幸せを私が 見つけてあげる！』

『私が類のヒーローになる！』

『そんなことできるの〜？』

『大丈夫だよ！』

『だってわたし 類が大好きだから！』