~2時間ほど前~
栗々 季界
愛色恋音奏
霤琶
愛色恋音奏
フードコートに居るって宣言したはいいものの!
やることがありませんのよ〜!!
栗々 季界
こうしてると…愛って普通の小学生みたいだな
愛色恋音奏
霤琶
周りと違うというか…異常者になることが好きなんでしょ?
愛色恋音奏
栗々 季界
愛色恋音奏
霤琶
愛色恋音奏
霤琶
栗々 季界
どういう感じだろ
愛色恋音奏
霤琶
愛色恋音奏
えっと…ワタクシが『普通じゃない』を好むようになったのは、確か…3年前くらいですの。
担任の先生
凄いね!
クラスメイト1
クラスメイト2
私78点だった〜…
す…凄いね… いいな〜…あはは…
クラスメイト3
担任の先生
…次は頑張ろうね…?
クラスメイト3
クラスメイト4
クラスメイト達
クラスメイト1
0点はやべーって!
クラスメイト2
おもしろーいw
クラスメイト4
クラスメイト達
クラスメイト3
……あはは、凄く面白いね
……嘘だ。 私の心は笑ってなんてない。 そうだ、例えるなら… …… 例えれない。 私は、まだ幼い。小学校高学年にも達していない。 そんな私が、上手に例えられるほどの語彙力を持っている訳が無い。 私は、”普通”だから。
担任の先生
あっ、はい…
担任の先生
ちょうど平均点ね、この調子で頑張って!
クラスメイト4
クラスメイト3
クラスメイト達
………
………
チャイム
担任の先生
皆、起立!
クラスメイト達
担任の先生
クラスメイト達
… 帰ろう。
… 笑ってすら、貰えなかった。 そりゃ、そうだ。平均点ぴったりだもんね。 ……… 何とか、なんないかな。この気持ち。 …………………
……… あぁ、そうだ。
異常者に、なればいいんだ───
もう、才能なんて要らない。 最高じゃなくて良い。最低でも良い。 だから、だから。 もう、普通は嫌だ。
私は… あんな奴らどころじゃない。 枠外にはみ出してやる。 上か下か。 そんなのは知らないけど。 けど、ただ。 あんな奴らとは違う。違う。 違うんだ。
違うんだ…!!!
口調は…そうだ。お嬢様にしよう。 お嬢様口調で… ……そうだ、付喪神になればいいんだ… そうだ、いいこと思いついた。 付喪神の儀式… 割と、簡単にできるんだったよね。 じゃあ、それを3年かけて行おう。 普通じゃないよね、そうしたら。 もう、モブじゃないんだ。 主人公とはいかずとも。 メインキャラクターの1人くらいには、なってやる。
██ █、付喪神計画の実行だ…! ……ですわ!
愛色恋音奏
霤琶
もしかしてさ、
結構がっぽり記憶抜け落ちてる?
愛色恋音奏
でも、モヤがかかることはよくありますわ。
栗々 季界
愛色恋音奏
霤琶
まぁ、それはどっちでもいいや。
あのね、付喪神になると付喪神になる前の記憶が抜け落ちるの。
抜け落ちる場所や、抜け落ちる数は人それぞれあるけどね
栗々 季界
愛色恋音奏
柱木
果幡
にしても、愛ちゃんにそんな昔があったんだね〜
愛色恋音奏
栗々 季界
今は割と俺らと馴染めてるよな
愛色恋音奏
………あいつらと違って、ワタクシの意思を聞いても否定しませんの。
霤琶
青空
栗々 季界
じゃ、そろそろ帰るか
柱木
愛色恋音奏
……ん?
栗々 季界