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一気見してしまった…… もはやこれは芸術ですよ!!!!
それは、酷く寒い大晦日の夜のことでした。あたりはもう真っ暗で、こんこんと雪が降っていました。 寒い夜の中、みすぼらしい一人の青年が歩いていました。 帽子もかぶらず、裸でしたが、どこへ行くという訳でもありません。 行くあてがないのです。 足は寒さのために赤くはれて、青じんでいます。 青年の古びた上着のポケットの中には沢山のマッチが入っています。 手の中にも一箱持っていました。 一日中売り歩いても、買ってくれる人も、一枚の銅貨どうかすらくれる人もいませんでした。 青年はお腹が減りました。 寒さにぶるぶる震えながらゆっくり歩いていました。 それはみすぼらしいと言うよりも、哀れでした。 青年の黒ぐろとした髪の毛に、雪のかけらがぴゅうぴゅうと降りかかっていました。 でも、青年はそんなことに気付いていませんでした。
どの家の窓も明かりがあかあかとついていて、おなかがグゥと鳴りそうなご馳走の香りがします。 そっか、今日は大晦日なんだ、と青年は思いました。 一つの家が隣の家よりも通りに出ていて、影になっている場所がありました。 地べたに青年はぐったりと座りこんで、身を縮めて丸くなりました。 冷たくなり感覚もなくなった足ををぎゅっと引き寄せましたが、寒さを凌ぐ事は出来ません。 青年には、家に帰る勇気はありませんでした。 なぜなら、マッチが一箱も売れていないので、一枚の銅貨さえ家に持ち帰ることができないのですから。 するとお父さんは絶対頬っぺをぶつにちがいありません。 ここも家も寒いのには変わりないのです。 あそこは屋根があるだけ。 その屋根だって、大きな穴が開いていて、すきま風をわらとぼろ布で塞いであるだけ。 青年の手は今にも凍えそうでした。 そうだ! マッチの火が役に立つかもしれません。 マッチを箱から取り出して、壁でこすれば手があたたまるかもしれません。 青年は一本マッチを取り出して――「シュッ!」と、こすると、マッチがメラメラ燃えだしました! あたたかくて、明るくて、小さなロウソクみたいに青年の手の中で燃えるのです。 本当に不思議な火でした。 まるで、大きなストーブの前に居るみたいでした、いえ、本当に居たのです。 目の前にはぴかぴかの金属の足とふたのついた、ストーブがあるのです。 とてもあたたかい火がすぐ近くにあるのです。 青年はもっとあたたまろうと、ストーブの方へ足を伸ばしました。 と、その時! マッチの火は消えて、ストーブもパッとなくなってしまい、手の中に残ったのはマッチの燃えカスだけでした。
青年は別のマッチを壁でこすりました。 すると、火は勢いよく燃えだしました。 光がとてもまぶしくて、壁がヴェールのようにすき通ったかと思うと、いつのまにか部屋の中にいました。 テーブルには雪のように白いテーブルクロスがかかっていて、上に豪華な銀食器、そして色とりどりのご馳走が乗っていました。 湯気が立っていてとても美味しそうでした。 そしてご馳走が乗ったテーブルの両端には綺麗な白い羽の生えた男の人が豪華な椅子に座っていました。 青年が不思議そうにその二人を見つめると、向こうも青年が見えているのか、こちらを不思議そうな目で見つめ返してきました。 これが現実なのか幻想なのかは分かりませんでしたが、青年は目の前の二人に声を掛けようとしたその時ーー またマッチが消えてしまいました。 よく見ると青年の前には、冷たく湿ったぶ厚い壁しかありませんでした。
青年は、さっきの二人にまた会いたくて、もう一つマッチをすりました。 お腹が空いて、家に帰る事も出来ず、外の雪が降り頻る中、裸足で縮こまっている青年には、もうなんの希望もありませんでした。 しかし、そこに現れた羽根の生えた不思議な人達。 青年には、神様に見えたのです。 もしかしたら、神様なら自分を助けてくれるかもしれない。 その一心で、マッチについた火を見つめました。
「…あ、かみさまっ。」
青年の周りを光が包み込んでいきます。 すると、どうでしょう。 願いが届いたのか、さっきの二人がまた、目の前に現れてくれました。 寒さで固まった唇を必死に動かし、青年は二人に声を掛けます。 すると、テーブルの右端の椅子に座って居た人が声を上げて笑い出しました。
「あははっ。おもしろっ!涼ちゃん、この子、おれ達の事、神様だと思ってるよ?」 「だねぇ。まぁ、人間からしたら神様に見えるんじゃない〜?」 「ふーん。ってか、この子…死にかけてない?」 「そうだねぇ。僕達の所に迷い込んじゃってるって事はそうだろうね。たまに居るんだよね〜。」 「…どうする?」 「…う〜ん。まぁ、さっき来た時も思ったけど、顔は可愛いよね。だいぶみすぼらしくはあるけど。」 「おれ、結構タイプなんだけど。」 「えぇ〜、若井も?」
綺麗な羽根の生えた二人の綺麗な人。 さっきはちゃんと顔が見えなかったけど、今はハッキリと見えます。 一人は男らしくてクールな顔つき。 一人は中性的で柔らかな顔つき。 真っ白で大きな羽根は閉じられており、たまにゆらりと揺れています。 その神秘的な彼らの見た目に、青年は思わず見とれながらも、二人の会話を聞いて戸惑います。
「二人は…神様じゃないんですか?」
青年がそう呟くと、中性的な人の方が柔らかく笑いかけてくれました。
「うん、僕達な神様じゃなくて天使だよ。」 「…天使、さま…?」 「そうだよ。」
二人は神様じゃなかったーー 青年は少しだけがっかりしてしまいました。 神様じゃないのなら、願いを叶えて貰えないと思ったからです。 そんな青年の気持ちを読んだように、今度はもう一人の…クールな顔つきの天使様が青年に話し掛けてきました。
「神様じゃないけど、お前の願いくらいは叶えてあげられるかもよ?」 「…え。本当ですか?」 「うん!言ってみ?」
そう言って、ニッと笑うその天使様に、青年は少し遠慮がちにぽつぽつとお願いを口にし始めました。
「…ご飯、お腹いっぱい食べたいです。」 「いいよ!ほら、目の前にいっぱいご馳走あるんだから一緒に食べよ。」 「…あたたかい場所で眠りたいです。」 「そんなのここに居たらいいじゃん。」 「…痛いのも…もうやだ。」 「おれ達は痛い事なんてしないよ?でも、その代わりーー」
「…あ。」
マッチの火が消えた瞬間、青年はまた雪が降り積もる寒空の下に引き戻されてしまいました。 今のは、現実だったのか… それとも、幻想だったのか… 青年は茫然としながら、雪が舞い降りる夜空を見上げます。 一筋の流れ星を見つけました。 すぅっと黄色い線を描いています。 『誰かが死ぬんだ…』と、青年は思いました。 なぜなら、おばあさんが流れ星を見るといつもこう言ったからです。 人が死ぬと、流れ星が落ちて命を神様のところへ行く、と言っていました。
ああ、一度でいいから誰かに愛されたかったな… 空腹も寒さも痛みも、もはや感じなくなった青年は、ふと、そんな事を思いながらもう一度マッチをすりました。 青年のまわりをまた光が包み込んでいきます。 前を見ると、光の中に二人の天使様が立っていました。 明るくて、本当にそこに居るみたいでした。
「天使様…!」
と、青年は大声を上げました。
「ねえ、ぼくを天使様のところに連れてって…!」
青年がそう叫ぶと、光の中に居る二人の天使様は手を差し出しました。 青年は、その二人の手を取ろうと手を伸ばそうとしましたが、迷ってしまいます。
「本当に連れてってくれるの?…でも、どうせこれはぼくの幻想だもん。マッチが燃え尽きたら、また消えちゃうんでしょ…?」
少女はマッチの束を全部出して、残らずマッチに火をつけました。 そうしないと天使様が消えてしまうからです。 マッチの光は真昼の太陽よりも明るくなりました。赤々と燃えました。 明るい光の中から天使様達は前に一歩踏み出すと、青年を腕の中に抱きしめました。 そして天使様達はその大きな羽根を広げると、三人はふわっと浮かび上がって、空の向こうの、ずっと遠いところにある光の中の方へ、高く高く登っていきましたーー
「あっ、ん…はぁっ、天使さまぁっ、、」 「もぅ、僕の事は涼ちゃんって呼んでって言ったじゃない。」 「天使様じゃ、どっちか分かんないだろ?ほら、おれの事は何て呼ぶんだっけ?」 「んあっ、あ…わか、いっ。」 「はぁ…ヒロトって教えたはずなのにさー。涼ちゃんが若井って呼ぶから若井になっちゃったじゃん。」
ぐちゅぐちゅっ ぐりっ
「やあっ、あ…そこ、だめぇっ、、」 「ははっ、イイの間違いでしょ?」 「元貴、ココ好きだもんねぇ。」
ぐりぐりぐりっ ギシッギシッギシッ…
「ほら。元貴、なんて言うんだっけ?」 「あっ、んんッ…ぁ、涼、ちゃ…大好きいっ。」 「もう、“イかせて”でしょ〜?…まぁ、それでもいいけどねぇ。」 「ふはっ。涼ちゃんすっかり元貴に絆されてるんじゃん。」
パンパンパンパンっ
「だって、こんなに可愛いんだよ?ほんと、いい拾い物したよねぇ。」 「確かにな。まさかこんなおれ達好みに仕上がるとは思ってなかったし。」
じゅぽっじゅぷっ…ぺろ
「あんっ、んぅ…舐めちゃ、だめえっ、、」 「ははっ、ほんとはもっとして欲しいんでしょ?腰動いてる。」 「あっ、あ、わかい…もっとぉ、、あっ、やぁ、イッちゃう、、」
じゅぶじゅぶじゅぶ… パンパンパンパンっ…
「ふあっ、あっ、、あっ、んぁ、天使さまぁっ、、あっ、イクイクイク…イッちゃう…!」 「いいよ。いっぱい出して?」 「ほら、イキな?」 「んんぅっ、、あ、んああっ、、」
…ぴゅっ、びゅるるるっ …びゅるるっ
「…ふぁ、、ぁ、、りょ…ちゃん、 気持ち…よかったぁ…?」 「あはっ。ごめんねぇ、気持ちよすぎて、ナカに出しちゃったぁ。」 「ふへっ、うれしい。…ねえ、若井もぼくのナカに出してくれる?」 「ははっ、いいよ。」
ズチュッ…
「あっ、、んんっ、あ、わかぃ、大好きぃっ、、」 「おれも、大好きだよ。」
青年には寒さも空腹も痛みも、もうありません。 そして、最後の願った望みも叶える事が出来ました。 なぜなら、二人の天使様が居るのですから。
「本当、可哀想でーー」 「可愛いーー」 「おれ達の…」 「「愛しい子。」」
マッチ売りの青年は、二人の天使様に沢山“愛され”いつまでも幸せに暮らしましたとさ…。