杏
最っ低!もうこんな家にいたくない!
杏の母
私もあんたなんかに会いたくないわ!出ていきなさい!
杏の家の前
玲
・・・!杏ちゃんの声・・・
玲の母
玲、ここの子なのね?
玲
はい・・・
ガチャ
杏
ばぁーか!二度とこんな家に戻ってこない!
玲
あ、杏ちゃん・・・
杏
玲!?どうしてここに!?
玲
ごめんね。心配で、ついてきちゃった。
杏の母
あなたたち誰ですか。人の家の前にずっと
玲の母
すみません。黒瀬と申します。昨日、娘さんを預かった者です。
杏の母
はぁ?何勝手に
杏
違うのお母さん。
杏の母
何が違うの
杏
玲は、私が公園で倒れてるのを見て、家に泊めてくれたの。
杏の母
・・・(あぁそうだわ、この人たちに任せちゃえばいいのよ)
あら、どうもありがとうございました。
あら、どうもありがとうございました。
杏
(急に態度が変わった・・・なにかある!)
杏の母
黒瀬さんがよければ、ずっとこの子をお家においてくれません?
杏
は・・・?
玲の母
別にいいですけど・・・
杏
えっ・・・?いいんですか?☆°。⋆⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝
玲
私も賛成ですよ。だってこの家にいたら杏ちゃんが可哀想ですから。
杏の母
はっ?なにいって・・・
玲
だってこの家にいて何も無ければ、家出なんてしないでしょう。
玲
家出をするということは、何か嫌なことがあった。家にいるのが辛いという事ですよね。
玲
じゃあ、杏ちゃん。帰りましょうか。新しい家に。
杏
う、うん!






