その後 (ちなみにココが武道を 抱き抱えています)
イヌピー
ココ!あんなこと言って良いのかよ
ココ
良いんだ…
ココ
さっきの武道を見て思ったんだ
ココ
多分、東卍の奴が嫌いだから離れていこうとしてるわけじゃなさそうなんだ
イヌピー
どういう事だよ
ココ
嫌いだったらよ
ココ
近寄るなとかさ、多分相手を傷つけること言うと思うんだよ
ココ
でも武道は最後まで、傷つけなかった
ココ
イヌピーも母親との会話聞いてだろ?
イヌピー
幸せになって欲しいって言ってた…
イヌピー
でもそれじゃ武道が…
イヌピー
今まで今日のためにしてきた努力だってなくなっちゃうじゃないか!
ココ
無くならねぇよ
ココ
俺たちが武道のそばにいる限り
イヌピー
ココ…
ココ
来週また会うんだ
ココ
俺達も武道のために頑張ろうぜ
イヌピー
うん!
一方
ドラケン
マイキー急にどうしたんだよ
ドラケン
今まであんな冷たくしてたのによぉ
マイキー
ケンちん…
マイキー
俺と場地はさ
マイキー
一虎の出所する時に1回たけみっちにあったんだよ
千冬
それと何が関係してるんすか!
場地
千冬一旦聞け
マイキー
千冬がそう思う気持ちもわかるよ
マイキー
あの時も
マイキー
ほんとにたけみっちがやったかも分からないことを理由に
マイキー
あいつを傷つけちまったんだ
マイキー
その後一虎に言われたんだよ
マイキー
今のたけみっちはきっと゛生きてるのに死んでるみたい‘’なんじゃないかって
マイキー
それきいたら
マイキー
なんでこんなことしてんだろって思ったんだよ
場地
俺からも言わせてくれ
場地
俺もこんな頭で考えたんだ
場地
今までのがもしほんとにやってなかったとしたら
場地
俺たちすげー最低な事してるってさ
場地
でも、本当にたけみっちがやってたとしてもさ
場地
俺たちが武道を虐める必要なんてないんじゃねぇか?
ドラケン
確かに…
千冬
もう少ししっかり考えておくべきでした…
三ツ谷
でも、俺たちがやった事には変わりねぇんだよな…
マイキー
来週、しっかり俺は謝りたいと思ってる…
場地
マイキー俺もだぜ
三ツ谷
俺も、申し訳ねぇことをしたから謝る
ドラケン
俺も謝らなきゃいけねぇよ
千冬
俺もっす…
マイキー
お前ら…
マイキー
それまでにしっかり準備するぞ!
パチッ
武道
うぅ…
武道
ここは何処?
イヌピー
武道大丈夫?
ココ
大丈夫か?
武道
あ、うん
武道
ここまで運んでくれてありがとう
ココ
当たり前だよ
ココ
体調わるくねぇか?
武道
ちょっとフラフラするくらいかな
イヌピー
寝不足だ
イヌピー
もっと寝ておかないと
武道
うん。わかった
武道
あのさ…今日一緒に寝て欲しい…
武道
ダメかな…
ココ
ダメじゃないぞ
イヌピー
いいに決まってるよ
武道
ありがとう
色々飛ばして
武道
寝よっか
ココ
あぁ
イヌピー
そうだね
武道
おやすみなさい
ココ
おやすみ
イヌピー
おやすみ
武道の夢の中
武道
ここ何処?
武道
何にもないじゃん
暇だったので足元にある石を いじっていたら…
???
お前の分際で何やってんだよ
武道
誰?
武道
ま、マイキーくん…
マイキー
お前なんか居なければいいのに
マイキー
お前を産んだ母親が可哀想だな
手に冷たい感覚が走った
武道
え、
目線を手に寄せると…
武道
なんで、血が…?
目線を戻すとそこには
マイキー
「お前が俺を殺したんだ」
血だらけのマイキーくんがいた
マイキーくんはそのまま俺に近づき
マイキー
お前が俺たちを------―-―-―
パチッ
武道
はぁはぁはぁ
武道
ごめんなさい…
武道
ゆるして…ください…
気付けば俺は泣きながら居もしない マイキーくんに謝っていた
武道
ごめんなさい…
武道
ごめんなさい
ココ
うぅ
ココ
どうした?
ココ
は!どうした?!
ココ
武道!
正直パニックになりかけていた
心の中で本当は俺の事なんて見捨てたいんじゃないかと思ってしまう
でも、 こんな俺をココくんは必死に背中を さすって落ち着かせようとしてくれる
そんな事されると本当に 離れたくなくなってしまう
ココくんやイヌピーくんの 優しさが痛い
離れるのが怖い
武道
もう…
武道
やめてよ…
マイキーくんに言っているのか ココくんに言っているのか分からない
ココ
武道。落ち着け
ココ
俺たちがついてる
この夜はそのまま泣き疲れて 寝てしまった







