この作品はいかがでしたか?
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中高一緒だった友達と
流れでレストランに。
しばらく経って
友達がこんな話を切り出してきた
友「そーいやさ、あいつと連絡とってんの??」
翔太「あいつって??」
友「はなだよ!」
翔太「はな?」
翔太 「取ってないよ?(笑)なんで?」
友「この前偶然はなにあってさその時驚いちゃったよ笑」
翔太「何が?」
友「めちゃめちゃ美人になってんの!!!!!」
翔太「ばか、はなは元々可愛いだろ笑笑」
軽めに流す
友「違う違う、もっと美人になってんの!!!!」
友「今のあいつ見たら振った事絶対後悔するぞ、笑」
翔太「俺性格重視だし、」
翔太「てか俺振られたんだけど、、?」
友「あれ、そーだったっけ??」
翔太「傷えぐんなよ、笑」
はなと付き合ってたのは5年前まで。
高校で隣の席だった。
付き合って卒業してからもずっと紳士に支えてくれた。
『忙しいね、最近』
「そーだな、嬉しいね」
『嬉しいけど翔太が居ないのはやだ。』
「どこにも行かねぇよ?笑」
『人気者になるなぁ、』
「俺ははな一筋なんだけどな」
『そう言われると照れるな笑』
「不安かもしれないけどずっとそばに居るからな」
『ありがとう!!』
寂しがり屋で恋人想いの彼女だった。
関係は順調。
...なはずだった。
少しずつ気持ちのズレが生じてきて。
「はなただいまー」
『おかえり!ご飯あるけど』
「あ、外で食べてきちゃった、」
『あ、じゃあ私食べるよ!』
「連絡しないでごめん、忘れてて。」
『いいよいいよ、仕事で疲れてるでしょ、?ゆっくり休みな』
「あと、さ?」
『ん??』
「再来週の買い物の事なんだけど」
『お仕事入っちゃった??』
「うん、まじごめん、」
『そっか、じゃあ私1人で行ってこようかな、』
仕事が出来るのが嬉しかった。
やりがいもあって楽しかった
でもその度にはなを寂しい思いにさせてた
でも彼女は「いいよ」って笑顔で許してくれて
俺もはなに甘えていた。
次の日も仕事で
朝早いのにはなはお見送りしてくれた。
「行ってくるね、」
『いってらっしゃい、あ、翔太』
「ん??」
『何時に帰って来れる?その、ご飯一緒に食べたくて、』
「7時半辺りには帰って来れるかな、?」
『良かった、頑張って!』
「ありがと、行ってきます」
仕事が終わって家に帰ろうとしたけど
先輩からの誘いを受け断れずに結局家に帰れなかった。
次の日はそのまま仕事場に向かった。
家に帰ると
なんだか寂しくて真っ暗。
時計の針は24時を指していた
「......あれ??」
真っ暗ではなは寝ていると思ったけど
どこにも居ない。
「ん??」
テーブルに1枚の紙が
"今までありがとう。凄い楽しかったよ体調崩さないようにね"
紙と置かれていた家の鍵
「.........うそだろ、」
俺は家を飛び出して
電話をかけながら心当たりのある場所を回った。
でもどこにも見当たらなければ
電話の応答もなし。
電話を切ると自動的にスケジュール帳が出てくる。
目を向けると記念日の日付が昨日だった。
だからご飯一緒に食べたいって、
「記念日忘れてたのかよ、、俺最低だな、。」
正直自分が憎かった。
今もはなの夢を見ることがあったり
ささいな事ではなを思い出す
1秒足りとも忘れた事は無い
友「おーい翔太???」
翔太「え???」
友「もしかしてはなの事思い出してた?笑」
翔太「ち、ちげーよ、」
友「わかりやすっ、」
友「でも今更だぞ?」
翔太「何がだよ、」
"あいつ結婚すんだってよ"
翔太「......は、??」
友「貰ったんだよ招待状」
翔太「まじ、か、よ、」
友「この前再会した時に貰ったんだよ」
友「クラスメイト全員にあげる予定で翔太だけに渡さないのもあれだからって、」
友「お前行くか??」
翔太「いや、、行けねーだろ、さすがに。」
翔太「俺はあいつを幸せにできなかったんだぞ?」
翔太「行けねーよ。」
そう言いつつも一応貰った。
はなの結婚のことで
その後の友人の話は一切頭に入らなかった。
そうか、結婚すんのか。
そう思いながら
招待状に書かれた相手の名前をただ眺める。
「隣歩くのは俺が良かったな、」
「なんて、笑」
行くか行かないかも決めれずその日になってしまった。
やっぱりはなの事で頭はいっぱい
「ドレス似合ってるだろうな、」
今になって未練がましくなった。
はなにとったら遅いけど
それでもいいから、
どうしてもはなに会いたかった。
家を飛び出して式場へと走った
式場へ着くと、盛り上がっているようだった。
たくさんの友達に囲まれているはなの姿が見えた。
「はな、、」
「綺麗だよ、すごく似合ってる」
俺はただ美しいはなのことを見つめていた。
忘れようとしてもはなのことは忘れられなかった。
あの時もっと一緒に過ごせていたら
はなは隣で笑ってくれてた?
式場なんて来るんじゃなかった。
俺の隣で笑っていて欲しかった。
ひたすら後悔ばかりだった。
はな、雨音が響いてるね
ずっとずっと愛してたよ。
コメント
12件
うわぁぁぁぁぁ泣ける😭😭
はなあああああ 😭😭 しょっぴー 😭😭 とりあえず天才ですね 。 ( 確定 )
ね え 、と り ま 姉 貴 っ て 呼 ん で い い で す か( え