水青です ご本人様には関係ござません パクリではありません 通報禁止です

ふよふよ飛んでいる天使に声をかける

面倒くさそうにこっちを向く

僕の頭から生えている角と 背中にある黒い羽

そう、僕は悪魔だ

ここはいふくんだけの領域だから ほかの天使とか、神は入って来れない

許可を出された人は別だけど

彼の純白な翼は所々黒に染っていて

僕に染ってきてる

ｷﾞｭｯｯ

天使は悪魔と違って力が弱い

けど、何か一つだけ他の人よりも秀でてるものがある

容姿だったり、頭脳だったり

ﾄﾞﾝｯｯ

ふんっと言ってそっぽをむく

あぁ、そんなとこも可愛らしい

天使とか悪魔とかそんなの関係ない

僕はいふくんが好きなんだ

いっそのこと連れ去って天使じゃなくしてやろうか

いい案だと思うけど、いふくんは多分こんなの望まない

だから、“まだ”しない

僕のとこに嫁ぐ覚悟が出来たら連れ去る

相手の気持ちなんて考えないこれが悪魔だもん

にこって笑うその姿を見ると ほんとに天使なんだと実感させられる

はやく、はやく

それから1日、2日とどんどん時が過ぎていって

ついに僕が待っていたその時がやってきた

いつもと違う なんか悩んでる？

ｷﾞｭｯｯ

あぁ、嬉しい ようやく行ってくれた

これでいふくんは僕のになるんだ

ﾊﾞｻｯ

いつもと違うほとけ

色気が溢れでてるし、少し大人っぽい

俺よりも背が高くなってるし、翼も大きい

これが本当のほとけなんだろう

少し怖いのに、嬉しさでいっぱいなのはなんでだろう

ﾁｭｯｯ

にこっと笑うほとけはかっこよかった

ﾄﾞｻｯ

ﾁｭｯｯ