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桃赤 ⇒ 青赤

地雷回れ右

ももちゃんはいつも優しかった

俺が泣いてる時もすぐ励ましてくれた

甘えたら可愛いって言ってくれた

でももう嫌いになっちゃったんだよね

俺が可愛くないから

ドジだから

機嫌を損ねちゃうから

俺が悪いことなんて最初から知ってるよ

君が冷たい態度とっちゃう時

いつも思うんだ

もう俺のことは好きじゃないよね

前みたいに戻りたいな

なんて、もう無理だよ

でもほんとバカだよね俺って

また戻れるかも

そう信じてもう1年

今日は結構話しかけたんだよ？

5年記念日だもんね

覚えてないよね俺の事なんか

5年前の雪の降った日

君は俺にすきって言ってくれた

ほんとに嬉しかった

ずっと片想いしてた相手に告白されて

俺浮かれてた

でももう違うんだよね

俺は咄嗟に彼の腕を掴んだ

その言葉が俺の頭の中で

彷徨っては口から無意識に言葉を出していた

俺は ゛おい ！ ゛という彼の問いかけを無視して

真冬の寒い時に裸足で外へ出た

俺はただひたすらに彼の名前を呼び続けた

僕は深夜何か食べようと思い

コンビニへ出かけた

すると同じグループの君が泣いていた

裸足で。しかも服も薄着だった

喧嘩でもしたのだろうか

そう思ったのはつかの間

君から出てくる言葉はどれも最低で

僕は君の彼氏を強く恨んだ

5年前のあの日僕は君に告白した

でも君は僕よりもあいつをとった

信じれなかった

同じグループの君たちが

結婚するなんて

しかも初恋相手の君と

僕の信用してる相方

その時は素直に喜べなかった

おめでとう

その一言が言えなかった

聞きたくない

聞きたくなかったのに

僕ってば馬鹿みたい

僕は最後の力を振り絞って彼に言った

当たり前

君はそー言ったよね

でも今、どーなってる？

幸せにする

その相手が泣きじゃくってるんだよ

普通慰めるでしょ

わかんないよ

俺は君を信じていいの？

あおちゃんは俺を抱き締めた

冷たいびんくの布じゃなくて

暖かいみずいろの布

俺は彼を必死に抱き締めた

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