梅宮(幼少期)
星葵(幼少期)
母
母
梅宮(幼少期)
梅宮(幼少期)
星葵(幼少期)
星葵(幼少期)
…
あれー
はじめ君、せいあちゃん食べないの?
梅宮(幼少期)
星葵(幼少期)
食べたければあげる
梅宮(幼少期)
梅宮(幼少期)
星葵(幼少期)
星葵(幼少期)
梅宮(幼少期)
梅宮(幼少期)
星葵(幼少期)
梅宮(幼少期)
星葵(幼少期)
星葵(幼少期)
バッン
…?
星葵(幼少期)
梅宮(幼少期)
梅宮(幼少期)
星葵(幼少期)
トコトコ
梅宮(幼少期)
設楽(職員)
梅宮(幼少期)
最後は
笑ってたんだ
そんなこと
言わなくたってわかってた
はじめにいを恨むような人じゃなかった
笑顔が優しかった
みんな笑ってた
それなのに
そんな思い出が続くはずだったあたしの家族のお話は
一瞬で終わった
ほんとに一瞬だった
怖くて目をつぶった
父と母の笑う顔が一瞬見えた
なんで…?
怖くないの…?
ものすごく響いた音がなって目を開けたら
血まみれのふたりが倒れていた
何が起きたの…?
わかんなかった
はじめにいの方を向いたら
呆然としていた
傷だらけのあたしたちの傷の痛みより心に響いた鈍い感覚の方が大きかった
何となく、あの二人には会えないと思った
なんであの時って
後悔もしたけど
はじめにいの
せいだった
ほんとは違うのはわかってた
二人はいなくてあたしたちはいるの?
どおして一緒じゃないの
怖かった
いつもの大切な日々が過ごせないのが
四人で居られないのが
施設に入ってから
みんなが話しかけてきた
どおしてみんなは話しかけるの
友達じゃないのに
どおしてご飯をくれるの?
家族じゃないのに
はじめにいはずっと自分のせいにして自分を責めてた
やめてよ
はじめにいのせいじゃないよって
でもあたしのせいでもない
じゃあ誰のせい?
分からないのがいやだった
はじめにいのせいにしたくなかった
ある日突然
はじめにいがじさ〇をすると言った
ひとりにしないで
いつの間にか
そっか
とだけしか言えない
感情がない
自分になっていた
楽しいって何?
悲しいって何?
ふたりがいないのは悲しいの?
分からない
はじめにいは悲しいの?
じさ〇もよく分からない
なんでするの?
2人がいないから?
はじめにいのせいだから?
全部が終わった
施設の人とはじめにいと
一緒に歩いていた
その時はじめにいは泣いていた
2人に会いたいと
あたしは分からない
でも
これでいいのかな
はじめにいはどおして泣いていたのか
何となくわかった気がした
考えが見えた気がした
そしたら
あたしも泣いた
いっぱいいっぱい
泣いた
あぁ、誰のせいでもなかったのかな
でも、ふたりに会いたいな
あたしたちを守ってくれた二人に
大好きだったふたりに
その時から
少しずつ変わっていった
はじめにいは明るくなった
笑うようになった
あたしは嬉しかった
施設の子とも仲良くなれた
そんな幸せな日々が続いて行った
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