アストピア 全ての始まり編

あの子供を助けた後、私はまたあの草原に来ていた

inのどかな草原

歩いてたら町の人の顔くっついた怪物に会えると思ったものの そんなことが起きるわけがない

もう手詰まりで落ち込んでいた私の背後に何かが迫った

でもいまの私には剣がある。 今なら倒せるかもしれない

私は思い切り剣を振った

蝶はゆらゆらと地面に落ち、顔が空へ飛んで行った

ｹﾞｹﾞｹﾞｹﾞｹﾞｹﾞ!!!

今の私が倒せる数は頑張っても2体だ 後ろを取られたら私の負けは確定する

私がそう言いかけると、空から叫び声が聞こえた

ﾄﾞｼｨｯ!

落ちてきたのは、私より身長が少し下の女の子だった

手にはマイクを持ってるし…戦えるのかな

落ちてきた子は軽い動きで蝶を交わした

…素早い

背中を合わせて、私たちは武器を構えた

ﾊﾞｼｭｯ

強い…と言いたいが一つ突っ込ませてほしい事がある

マイクで敵ぶん殴ってるのは何故なの

魔王の顔取りの件といい、突っ込んだら負けな世界なのだろうか

………

……

ファンタジーな世界にアイドル、頑丈な攻撃用マイク… 謎が多いが置いておこう

私より年下の女の子と共に魔王退治…！？と少し思ったが

…この子私よりつ強いんだった

ｷﾞｼｪｬｱｱｱｱｱｱｱｱｱｯ!!

やっぱ倒れないか…流石はボスってとこか

そう言い、アイリスはすやすやといい顔して寝だした

今戦闘中ですよ

戦闘中に寝る敵をマイクでぶん殴るアイドル (性格　天然)

この一瞬の情報量多すぎる 脳のオーバーヒートも近いかもしれない

『ジャンプ切り！！』

この子の体の作りどうなってるのか色々聞きたくなってきた…

そういうと、アイリスは息を大きく吸い込み…

『ｱｱｱｱｱｱｱｱｯ!』

ハウリングというものだろうか

でもアイリス、私の耳が限界かも…！

この後疲れてへとへとになり、神様が宿屋を貸してくれたりするのは また別の話…

………

……

「〜〜〜〜」

アストピア２話 終