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登場人物紹介
ARKHE
しの
うるみや
しゃるろ
れむ
かなめ
午前6時15分
俺は、いつものように目覚めた
まぁ、いつも通りだな
しの
ふと声が聞こえてきて ベッドの外に視線を向けると
ドアの隙間からじっと 見てるのは最年少のしのだ
これもいつも通りでもう慣れた
ARKHE
ARKHE
ARKHE
しの
しの
しの
......うざい
でも、俺が心を読めることは 知らないから聴いていないふりをする
俺はゆっくりと立ち上がり髪を整える
リビングに入るとすでに いつもの奴らが揃っていた
うるみや
ARKHE
ARKHE
うるみや
視線が妙に熱い
俺に構うな
筋トレでもしてろよ、筋肉狂
しゃるろ
しゃるろが嬉しそうに トーストを差し出してくる
ARKHE
しゃるろ
しゃるろ
嘘だろ......俺狙われてるのか?
......脳みそまで甘くなってんじゃねぇぞ
れむ
ギクッ
ARKHE
れむ
ARKHE
この怖い顔をして尋問してくる のは社畜すぎるれむだ
れむ
れむ
ARKHE
れむ
れむ
ARKHE
さっきの死んだ目とは程遠く 今は優しげな顔をしていた
れむ
.........
前言撤回する
こいつはただの変態だ
そんなことを思いながらソファに座ると 後ろから視線の重さを感じた
かなめ
ソファに肘をかけ余裕の笑みを浮かべて いたかなめが俺をじいっと見つめていた
ARKHE
かなめ
かなめ
かなめ
ARKHE
俺は自然と背筋を伸ばした
かなめ
ふわっと笑うくせに
その奥にある黒い感情は 誰よりも、濃い
ARKHE
しゃるろ
しゃるろ
時計を見るともうすぐ登校時間だった
しの
しのからカバンを受け取り 素早く玄関に行く
かなめ
かなめ
ARKHE
れむ
れむ
れむ
うるみや
ARKHE
とか、そんなこんなで家を 出るまでに時間がかかりすぎた
結局家を出たのはすでに 時間ギリギリだった
なのに、5人全員が俺を中心に 円陣みたいに組んで歩くもんだから
ARKHE
うるみや
しゃるろ
しの
ARKHE
ARKHE
れむ
ARKHE
かなめ
学校に行くだけで なんでこんなに疲れるんだよ
道の途中で騒ぎながら俺を囲んでた 5人もやっと落ち着いてきた
しのはずっと俺の手を 握ったままだがまぁもう諦めた
ARKHE
うるみや
うるみやが軽口を 叩きながら俺の前を歩く
そして、校門前__
校門を潜ろうとした時
図書委員の女の子
ぱたぱたと小走りで 1人の女が近づいてきた
胸元には図書委員のバッジ
見たことある顔、多分クラス違いだ
図書委員の女の子
ARKHE
しの
そんな心の声が横から聞こえる
しの
しの
しのが即座に俺の腕に絡みついて 顔をぐいっと俺の胸に押し当てた
ARKHE
しの
しの
しの、お前演技うまくなってないか?
うるみや
うるみや
うるみやが女の前に立ち塞がる
うるみや
うるみや
図書委員の女の子
うるみや
めっちゃ怖いことを考えてるぞこいつ
れむ
れむが無表情のまま女を見下ろしていう
図書委員の女の子
れむ
れむの声に温度はなかった
れむ
それだけはやめとけ
ARKHE
ARKHE
俺がまた口を開こうとしたその時だった
かなめ
かなめが口を開いた
そしてかなめは女の方に視線を向ける
無言、けど、圧
かなめ
表情はニコニコ、心の中は拷問
女がは一歩、二歩と後ずさって そそくさと走り去った
ARKHE
かなめ
ニコッと微笑むかなめの目は 全く笑っていなかった
ARKHE
俺は小さく呟いて、ため息を吐いた
でも.....
しの
うるみや
れむ
しゃるろ
かなめ
.......心の声がうるせぇ!!
コメント
3件
ブクマ失礼します。
ありがとうございます解釈一致すぎて無事てぇてぇ死しました