あれから3ヶ月間若者の家に住み着いた一応究極兵器のレーグル
若者
命の恩人だから別に文句は言わないけど…いつまで住み着くつもりなんだお前?

レーグル
計画とか色々終わったらね

若者
計画?その本なんだ?

レーグル
旅行のガイドブック、この地球の観光名所をこの目で見て回りたいんだ、それが目的さ。

レーグル
昔から、こういう本読んでて行ってみたいって思ってたんだ。

若者
なるほど旅行かぁ…ちょっと今はキツイかもな。

レーグル
えぇなんで?

若者
今は異星人との戦争が起ってるからそういう観光地は大体壊れてるか残っていたとしてもいつ戦地になるかわからないから危険なんだ。

レーグル
はえ〜大変なんだねぇ

レーグル
でもここら辺そういうの何も無いじゃん

若者
ここはなんも無いからな、侵略価値が無いんじゃないのか?だから平和なのかも。

レーグル
へぇ、てかなんでこんな周りに何もないとこに住んでんの?普通に考えて買い出しに何日もかけるようなところに住むのおかしいよ。

若者
死にたくないからだ。

レーグル
はぁ意外と単純、もっと深い理由があっと思ったけど。

若者
単純で悪かったな。

レーグル
でも買い出しで死にかけてたって本末転倒じゃん。

若者
まぁ多少大変でもこっちの方が生存確率は高いんだよ、少なくともいつ爆撃が起こるかわからないところよりかはな

レーグル
へぇじゃあ旅行計画破綻してんじゃん…

若者
そうだな〜まぁでもあいつら謎に観光名所は残してるから、でもまぁ軍に占領されてるだろうし無理だな。

レーグルはそれを聞くや否やおそらく旅行用だと思われるバックのような物に荷物を詰め始めた。
レーグル
よし、行こう

若者
まてまてまて、話聞いてなかったのかお前?!

レーグル
ん?聞いてたよ色々教えてくれてありがとね、ずっとここにいるわけにもいかないしそろそろ行くよ。

若者
いやいやだから侵略者が大抵占領してるって言ったじゃん?死ぬよ冗談抜きで。

レーグル
仲良くなればいい話でしょ

若者
そんなメルヘンなことが起これば苦労しないんだけどなぁ…ん?

レーグル
あれ?地球って夜になるのこんなに早いのか。

若者
んなわけ無いじゃん、てかもしかしてこれ…

レーグル
わぁ!地震?!

若者
違う…あぁ俺の人生終わった…

まるで地球の終わりかのように若者は腰を抜かしてしまった。
レーグル
ちょっと?若いのにもうぎっくり腰?

若者
いい人生だった、もう悔いは無い

レーグル
ありゃりゃその様子だと結構やばい感じなのか?

レーグルは若者の様子を察するとロボットに正面から向き合った。
レーグル
なぁこいつ倒したらさ僕の旅行のサポートしてくれよ、僕またあの美味しい料理食べたいし

若者
へ?ああどこにでも一緒に行ってやるよ!あの世ですることになるけどな!

レーグル
どこにでもか…その言葉覚えておくよ。

ロボットは左腕の部位からミサイルを放ったがレーグルは側転で全て回避した。(爆風で若干よろけていたが)
若者
ちょちょちょ、こっちくんな死ぬって!

レーグル
あっごめん、つい魅せプしたくなっちゃったすぐ終わらせるよ。

レーグルはロボットの右腕の部位から放たれるレーザー銃を全て避けながら全身しそのままの勢いでロボットの腹部を貫通した。
レーグル
へへいっちょ上がり!

動かなくなったロボットを思い切り空に蹴り上げるとロボットは花火のように爆散した。
若者
熱!火の粉が!

レーグル
あっごめん!
