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紅葉のような都の子

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紅葉のような都の子

1 - 第1話~プロローグ~

♥

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2023年11月05日

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とある日。 練習のために公園に来た。 俺某有名プロ野球球団の外野手 前川右京。 今年は一軍で少し出てたけど 打撃不振で二軍落ちした。 もう一度一軍に行くって バットを振り続けてたけど 願いは叶わずシーズン終了した。 来年は絶対定着すると誓い 一緒に練習してる井上さんの 技を真似しようと ここに来た。

前川

井上さんちょっと休憩しませんか?

井上

いいよ。どう?コツ掴んだ?

前川

まだわかんないっす。

井上

時間かかるよね……

前川

世の中厳しいっすよね。

井上

うん。

今日この頃 秋が深まってきてあちこちで紅葉が 進んでいく。 日本の四季っていいなーって 思ってたら隣から1つ提案された。

井上

なぁなぁ今度行ってみたい場所があるんやけど行く?

前川

どこっすか?

井上

俺のいとこが神社の神主さんの娘なんやけど、そこの神社ね健康祈願の神社やから1回神頼みしてみる?

前川

行ってみます。

井上

んじゃ明後日行こっか。

前川

その神社ってどこにあるんですか?

井上

奈良

前川

いとこさんは?

井上

俺の4個した。

前川

てことは、高校3年生……

井上

あの子なら右京の力になってくれると思うよ。

前川

????

井上

いつかわかる。

いつかわかるか… よくわかんないけど井上さんのこと 信じてみよう。 そう思って寮に向けて 足を運んだ。

奈良県 電車で大体1時間ぐらいかけ 井上さんのいとこがいる 神社の最寄り駅に着いた。 神社に向けてとぼとぼ歩く。

前川

んで、なんでこの2人着いてきたんすか?

井上

行きたいって言うから。

森木

まぁまぁそんな怒らなくていいじゃん。

中川

俺らだって一軍行きたいし。

前川

井上さん?

井上

この辺いるはず…………

森木

だれがっすか?

井上さんが辺りを見渡していると とある女子高生がやってきた。

井上

あ、やっと来た。おつかれ。

前川

え?

森木

だれ?

中川

井上さんの彼女?

井上

んなわけないってw俺のいとこの美和。

美和

こんにちは。近くの県立に通っている井上美和です。

森木

えっと、どういう家系図ですか?

井上

俺のお母さんの弟の娘。

前川

へぇ……そうなんすね…

井上

美和学校は?

美和

テストで早く終わった。

井上

期末?

美和

うん。うちほかの学校より早くテストやるから。

前川

今何月?

森木

11月。

中川

早いね…テスト。

3人と話してたら 井上さんに急かされて 後ろをついて行った。

あれから少し歩いて こじんまりした神社に着いた。 東大寺とか橿原神宮より 大きな感じじゃなくて 普通な神社って感じ。

中川

右京知ってた?

前川

ん?

中川

ここスポーツ選手がめちゃくちゃ来る神社らしいよ。

森木

例えば大谷翔平とかダルビッシュ有とか。

前川

そうなんや…ていうか井上さんは?

中川

あそこ。

中川が指さした先で 美和ちゃんのお母さんらしき人と 話していた。 美和ちゃんは目線に気づいたのか 俺らの元へ駆け寄ってきた。

森木

井上さんは?

美和

私?

中川

違う💦広大さんの方

森木

違う💦広大さんの方

美和

ああ、うちのお母さんと話してます。難しすぎてわかんなかったけど。

前川

あ、2人井上さんに呼ばれてる

中川

お前は?

前川

呼ばれてない。

森木

とりあえず行こうぜ

中川

おん

2人は井上さんの元へ向かった。 となると、美和ちゃんと2人きりに なるわけで…………

前川

美和ちゃん…って言ってたっけ?

美和

はい。

前川

ここの神社ってどんな神様祀ってんの?

美和

ここの神社は荒魂を祀っている神社です。紀元前だったかな…確かそのくらいにできてうちの家系が神主として代々継いできました。次の神主はお兄ちゃんです。

前川

お兄ちゃんは何歳?

美和

いま21です。私の3つ上。

前川

学校楽しい?

美和

めちゃくちゃ楽しいです。卒業したくないぐらい。

前川

進学?

美和

大阪のスポーツトレーナーになれる専門学校に進学します。

前川

そっか

美和

就職先は絶対プロ野球球団に就職しようと思ってて。

前川

やっぱ井上さんの影響?

美和

それもあるんですけど………

前川

ん?

井上

美和〜

美和

なにー?

井上

本堂開けて〜鍵もってるやろー?

美和

何すんの?

井上

お父さんからお祓いしてもらうから開けて欲しい。

美和

わかった。せっかくだし前川さんもやりましょ。

前川

んじゃお願いします

さっき言いかけたのはなんやろ… そう思いつつお祓いに向かった。 彼女と神社の関わりを深く知らずに。 これから始まる俺と彼女の 時空を超えた軌跡。

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