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次の日
今日は朝練は無いらしく、いつもより少し遅めに家を出ることにした。
黒木 千冬
母
黒木 千冬
母
母が、キッチンに置いてあった弁当を急いで持ってきた。
黒木 千冬
母
家を出ると、いつもより歩く学生が多かった。
黒木 千冬
人混みの中に、千冬とは違う制服を着た少女が、友人らしき人物2人と歩いているのを見つけた。
黒木 千冬
佐々木 星宙
黒木 千冬
佐々木 星宙
彼女は、千冬と同じ中学だった佐々木星宙。千冬の中学時代をよく知る人物だ。
黒木 千冬
佐々木 星宙
星宙は千冬がバスケ部で居場所がなかったことを知っている。 故に少し心配しているのだ。
黒木 千冬
星宙の友人に千冬を紹介したあと、4人で登校することになり暫く歩いていると、ふとどこからか視線を感じた。
黒木 千冬
が、後ろを振り返ってもそれらしき人はいない。
佐々木 星宙
黒木 千冬
そしてまた暫く歩き、通学路が分かれるところまで来た。
佐々木 星宙
黒木 千冬
星宙と分かれたあとから1人で歩く。
すると、またあの視線を感じた。
黒木 千冬
後ろを振り返ってもまたいない。
かと思われたが、前を向いて歩き出そうとした瞬間、後ろから声がした。
黒子 テツヤ
黒木 千冬
3度目の振り返りでようやく視線の主を捉えた。 黒子だ。
2度振り返ったのに黒子に気づかなかった。彼の影の薄さは尋常ではないらしい。
黒木 千冬
黒子 テツヤ
黒木 千冬
黒木 千冬
黒子 テツヤ
黒木 千冬
黒子 テツヤ
黒木 千冬
そうして千冬と黒子、2人で歩くという謎の光景が完成した。
学校に着き、千冬の教室前まで来た。
黒子 テツヤ
1年生の教室は2階、2年生は3階だ。
学年が上がるにつれて登る階段の段数も増えるという何となく不平等な気がする教室の配置になっているのが誠凛だ。
ちなみに千冬の中学は逆だった。
黒木 千冬
その後は特に何も無いまま朝のHR、午前中の授業が終わった。
そして時は飛び昼休み。
千冬が昨日の夕飯が詰め込まれた弁当を食べていると、見覚えのある人物がクラスを訪ねてきた。
相田リコ
千冬のクラスメイトにそう聞いていた。 聞かれたクラスメイトはすぐに千冬を呼んだ。
黒木 千冬
相田リコ
黒木 千冬
相田リコ
黒木 千冬
相田リコ
黒木 千冬
相田リコ
黒木 千冬
相田リコ
そう言ってリコは千冬の肩を軽く叩いた。
黒木 千冬
相田リコ
黒木 千冬
相田リコ
リコは一呼吸おいで笑顔で一言放つ。
相田リコ
黒木 千冬
午後の授業も終わり、ようやく部活の時間になった。
黒木 千冬
相田リコ
黒木 千冬
黒子 テツヤ
黒木 千冬
黒子 テツヤ
黒木 千冬
千冬は、あの昼休みの時、バスケットシューズの他に、動きやすい服装で来るようにと言われていた。
故に運動用の服装で来た。 イメージとしては女性がフィットネスをする時に着る服のようなものだ。
相田リコ
監督の掛け声と笛の後、部員がステージ前に集まる。
相田リコ
相田リコ
相田リコ
黒木 千冬
水原というのは昨日黒子とのメールで黒子が言っていたもう1人のペア。水原 朔だ。 同じクラス故名前は知っている。が、まだ性格はよく知らない。
相田リコ
全員
相田リコ
黒木 千冬
昨日と同じように足早に水道へ向かう。 もう既にアップは始まっている。前回のように黒子の世話になる事は無い。
黒木 千冬
急いでドリンクを作ること数分。 前回は選手の人数分作ればよかったが、今回は部員全員分だ。
時間はかかるだろうが、選手よりは幾分かマシだ。選手のためにも頑張らねばと心の中で意気込み、ドリンクを運ぶ。
黒木 千冬
火神 大我
黒木 千冬
火神 大我
黒木 千冬
火神 大我
黒木 千冬
火神 大我
黒木 千冬
火神 大我
黒木 千冬
火神 大我
黒木 千冬
火神 大我
黒木 千冬
立ち止まって話していると、ドリンクホルダーが手からずり落ちていく。
黒木 千冬
火神 大我
咄嗟に火神が支える。
黒木 千冬
火神 大我
黒木 千冬
黒子 テツヤ
黒木 千冬
黒子 テツヤ
黒木 千冬
黒木 千冬
黒子 テツヤ
黒子 テツヤ
黒木 千冬
黒子 テツヤ
水原 朔
黒子 テツヤ
黒子 テツヤ
黒木 千冬
黒木 千冬
黒木 千冬
黒子 テツヤ
水原 朔
黒木 千冬
水原 朔
黒木 千冬
水原 朔
黒木 千冬
2人のそんなやり取りを見ていた黒子は思わず吹き出してしまった。
黒子 テツヤ
黒木 千冬
黒子 テツヤ
黒木 千冬
黒子 テツヤ
黒木 千冬
水原 朔
黒子 テツヤ
黒木 千冬
水原 朔
3人が考えた練習は、まず千冬がドリブルをし、黒子にパスをする。
黒木 千冬
そして、黒子がミスディレクションを応用したパスを朔に出す。
水原 朔
ただこれだけだ。
だが、その "これだけ" が難しい。
少しでもよそ見をしていたら取りこぼすし、顔面に直撃する可能性がある。
黒子 テツヤ
水原 朔
黒子 テツヤ
黒木 千冬
その練習をひたすらに繰り返した。
何回も何回も何回も。
そしてついに。
黒子 テツヤ
朔が黒子のパスを取った。 そして、そのままレイアップシュート。
水原 朔
黒木 千冬
黒子 テツヤ
ゴール下で喜ぶ朔を見ながら、黒子と千冬はハイタッチをした。
それを偶然目撃し、"そっちの2人の方が仲良しじゃね…?" と密かに思った朔だった。
それからも何回も同じ練習を繰り返し、普通のパスは取れるようになってきた。
が、流石にイグナイトパスは取る事が出来なかった。
水原 朔
黒木 千冬
水原 朔
黒木 千冬
水原 朔
黒木 千冬
黒子 テツヤ
黒子 テツヤ
黒木 千冬
黒子 テツヤ
黒子 テツヤ
水原 朔
黒子 テツヤ
水原 朔
黒木 千冬
水原 朔
黒木 千冬
水原 朔
黒子 テツヤ
黒木 千冬
水原 朔
黒子 テツヤ
暫く話していると、リコからの招集がかかった。
相田リコ
全員
相田リコ
相田リコ
全員
2年生と3年生が帰る準備をしている中、1年生の数人は本入部届けを貰った。
もちろん千冬もその中の1人だ。
黒子 テツヤ
黒木 千冬
黒子 テツヤ
黒木 千冬
水原 朔
黒木 千冬
水原 朔
黒子 テツヤ
黒木 千冬
黒木 千冬
火神 大我
水原 朔
黒子 テツヤ
黒木 千冬
主
主
主
主
主