20XX年5月20日。
彼の目の前で、姉は死んだ。
その事実は、彼の心に深い傷を負わせた。
ライト
…
ライト
こっから落ちれば…死ねる。
ライト
ダークは向こうに行ってる…
ライト
俺も…あっちに...
ライトは堕ちようとするも、能力が邪魔をする。
ライト
…
ライト
何で...っ!
ライト
何でだ!何で守れなかった!!
ライト
死ね!死ねよ!
ライト
死なせてくれ!!
ライト
呪うぞ!呪ってやるよ!!
ライト
殺せよ!俺も!
ライト
何でだよクソッ!!
ライト
ウアアアアアア!!!!
???
…
ライト
!
???
…
ライト
…
???
寒い…
ライト
…
???
…
ライト
…親いないのか?
???
…え?
???
…うん。
ライト
…名前は?
???
…
???
そんなの…
ライト
…じゃあ俺が付ける。
ライト
…
ライト
ウィネ。
ライト
俺はライト・アイスエイジ
ライト
御前はウィネ・アイスエイジだ。
ライト
兄妹…独りよりマシだろ。
???
…うん。
ライト
…ジャッジメント。
ジャッジ
…
ジャッジ
3回目だ。
ジャッジ
何が云いたい。
ライト
…この子を、妹にすることに罪は在りますか。
ジャッジ
…それについては初めての裁判だな。
ジャッジ
…ああ。罪はない。
ジャッジ
ただし。
ジャッジ
「…意地でも守れ。」
ライト
解ってる。
ライト
でも
ライト
俺だって死なない。
ライト
同じ思いはさせない。
「家族だから」