雫
ごめんなさい
雫
別れましょう
けいごくん
、、、、、、は?
彼氏のけいごくん
プロヒーローだから仕事も多くて
そんなにカレカノらしいことなんてしてない
でもボクはヒーローを頑張ってる___
そんなけいごくんがすきだ
しかしもう中学三年
受験のこととかを
始めなくちゃいけない
受験するのは「士傑」と「雄英」
どうしても福岡から出なくてはいけない
雫
大好きでした、、、、、、
雫
今までありがとうございました
雫
では
けいごくん
まっ!!
けいごくん
ッッッッッ
最後の別れの言葉を言って
ボクはもう振り返らなかった
雫
ごめんなさい
雫
別れましょう
愛しい彼女から声をかけてきた
この歳にしては少し高めの
そんな彼女の声が好きだった
でも、その時聞こえたのは別れ話だった
奈落に落ちていくような感覚がした
けいごくん
、、、、、、は?
たしかに今までそんなにかまってなかったかもしれない
でもッッ
俺は雫以上に優しくて可愛い子なんて見たことない
別れたくない
その六文字が頭の中でぐるぐる回っていた
雫が別れの言葉を言ったとき
引き止めることができなかった俺を恥じた
けいごくん
次あったら
けいごくん
絶対離してやらないとよ、、、、、、?
涙を滲ませて、そうつぶやいた







