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うづき

こんくろ、うづきです。

うづき

第二話、どうぞ!

もふ

・・・四つの軍の戦争?

るな

はい。

るな

私が入ってる軍も、そこに含まれてるんです。

もふ

・・・どうして?

るな

・・・私にも、分からないんです。

るな

私が知らないうちに、何故か攻撃されて・・・そのまま流れで、戦争に参加する事になってしまって・・・。

もふ

・・・無謀な事をする人たちもいたもんだね。

るな

・・・無謀な事・・・ですか。

もふ

うん・・・なんか引っかかる?

るな

いえ、決してそういうわけじゃ・・・。

もふ

・・・っていうかさ、なんでずっと敬語なの?

るな

え?

るな

だ、だって私と貴方は会って間もないですから・・・。

もふ

・・・もふ。

るな

・・・え?

もふ

僕の名前、もふって言うんだ。

るな

もふ・・・。

るな

・・・いい、名前ですね。

もふ

・・・君は?

るな

あっ・・・えっと、るなです。

るな

あの・・・え~っと・・・。

もふ

好きに呼んでくれていいよ。

もふ

・・・こんな質素な名前、覚えれるかどうか分からないけど。

るな

じゃ、じゃあ・・・。

るな

これから、"もふ君"って呼びますっ!!

もふ

・・・。

・・・何故だろう。

心が、きゅっと締め付けられるような感覚がする。

もふ

うん、じゃあ僕は"るな"って呼ぶことにするよ。

るな

はいっ、改めてよろしくお願いします!

もふ

・・・折角ここで名前呼びになったわけだし、敬語なくそっか。

るな

え、いいんですか・・・?

もふ

さっきあんなに僕にタメ口でいろいろ言ってたのに?

るな

あ・・・あれは、その・・・。

もふ

僕を連れてくための"口実"でしょ、分かってるから。

もふ

とりあえずいいんだよ、僕は君を信じてみる事にする。

るな

・・・!

るな

信じる・・・。

もふ

そう、信じる。

るな

・・・絶対、裏切らない。

もふ

・・・言ったね、言質はとったよ。

るな

私、約束はちゃんと守るの!

るな

今までも、これからもずっと・・・ね。

もふ

・・・純粋な子だよ、本当に君は。

そして僕とるなは、お互いに握手をした。

るな

・・・もうすぐで着くよ。

もふ

意外とあの場所から遠くはないんだね、るなのいる軍基地ってのは。

るな

遠くはないけど、目立つようなとこにないから迷子になりやすいんだよね・・・。

るな

私も昔は何度も迷子になったっけな~・・・。

もふ

・・・そういえば聞き忘れてたんだけど、るなって何歳?

るな

私?えっと、早生まれの15歳だよ。

もふ

ん~、同い年なんだ。

るな

そうなの?じゃあもふ君は16歳って事か・・・。

るな

学校とか通えてたら、同級生になれてるんだね!

学校。

同級生。

───────。

もふ

・・・。

るな

・・・もふ君?

もふ

・・・あぁ、ごめん、何でもないよ。

るな

で、でもなんだか顔色も悪いし・・・本当に何でもない?

もふ

大丈夫、本当に何でもないから。

るな

・・・それなら、良いけど・・・。

なんやかんやあって、僕とるなは軍基地の前に到着した。

じゃぱぱ

るな、遅かったね。

~プロフィール~ じゃぱぱ 18歳 男性 からぴち軍のリーダーで武力行使派。 仲間への思いやりが強く、仲間を怪我させたやつは末代まで許さない。

るな

ただいまです、じゃぱぱさん!

じゃぱぱ

おかえり・・・って、そこの子は誰!?

じゃぱぱ

敵軍のスパイじゃないよね!?

るな

わわ、慌てないでくださいよ!!

るな

この子は違います、私を助けてくれたんです!

もふ

・・・ど~も。

じゃぱぱ

っ・・・本当か・・・?

じゃぱぱ

信用できないな・・・証拠は?

るな

証拠・・・は・・・。

もふ

・・・明確な証拠がないと、信用できないのか?

じゃぱぱ

・・・え?

もふ

仮にもと言ったら失礼かもしれないけど、仮にも軍団の仲間なんだろ?

もふ

仲間は信用する、人間社会では当然のことなんじゃないか?

じゃぱぱ

そ、それはそうだけど・・・とにかく証拠がない限りは信用できない!!

もふ

・・・じゃあ、僕の事を"敵"として見るって事だな?

るな

や、やめてよもふ君・・・怖いから・・・。

もふ

仮に敵として見てみろ、この軍団全員が僕をやっつけにでも来るんだ。

もふ

それでその後に後悔する可能性も、ろくに考えずにな。

じゃぱぱ

・・・。

もふ

どうせアンタの事だ、明確な証拠があっても信用するつもりなんて毛頭ないんだろ?

るな

な、そんなわけ・・・ないです、よね・・・?

じゃぱぱ

・・・・・・。

るな

・・・じゃ、じゃぱぱさん・・・?

じゃぱぱ

・・・いい加減にしろよ。

もふ

・・・何がかな?

じゃぱぱ

そういう偽善的な態度をとるなって言ってんだよッ!!!

もふ

・・・!

るな

じゃぱぱさん・・・!!

もふ

・・・あぁそうだよ、僕はもう今偽善者も同然だ。

もふ

偽善的な態度を取らないと、きっと倒されるんだろうなと思ってね。

もふ

まぁ、ここまで来たら・・・どうせ僕の事を監禁やらなんやらするんだろ?

もふ

そんな事は勝手にやればいいさ。

───出来るもんならな。

るな

・・・。

今、この場の空気は最悪だ。

私にでも分かるくらい、重たい。

じゃぱぱ

るなの事はもちろん信用してる、だけどお前は別だ。

じゃぱぱ

赤の他人そのものなのにも関わらず、なんで一緒に居る?

じゃぱぱ

俺たちの仲間に・・・手を出そうとでも言うのか?

もふ

・・・信用?

もふ

言葉の無駄遣いも甚だしいな、さっき思いっきり信用なんてしてなかったろうよ。

もふ

彼女はこう言った。

「私の事を助けてくれたんです!!」

もふ

・・・ってな。

もふ

その言葉を、アンタは信用しなかった。

もふ

その結果が、今の状況だ。

るな

・・・もう、やめてよ・・・。

るな

私・・・もう・・・。

もふ

・・・大丈夫。

もふ

いざとなったら・・・ここから、また消えるだけだから。

私の頭を優しく撫でながら、もふ君はそう言った。

もふ

・・・さぁ、信用を取るか僕の首を取るか。

もふ

判断はそっちに任せよう、まぁ僕の首を選んだ場合・・・。

もふ

─────簡単には取らせねぇよ。

るな

・・・!!

二人きりでいた時の温厚な彼は、もうそこにはいなかった。

今の彼からは・・・。

何か、計り知れないものを感じる気がしてるんだ・・・。

うづき

ご視聴ありがとうございます!

うづき

もふ君、るなちゃんに心開きましたね・・・。

うづき

次回はじゃぱぱvsもふ、かも・・・!?

うづき

次回をお楽しみに、おつくろです!!

この作品はいかがでしたか?

100

コメント

1

ユーザー

最高です!待ってました...!!とても素敵で上手なストーリーありがとうございます!!これからも待ってます🥰

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