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俺たちの"音楽"は完成間近だった。
でも何故か"取りやめ。"という形
"デビュー"という物を奪われた。
"お前らは努力が足りないんだよ。"
ある日誰かに言われた言葉。
俺"達"は確信した。
ただの金儲けの道具としか思ってないと言うことを…。
これまでに3回も"デビュー"取り消し
俺達の"音楽"は無くなっていった。
だけどそんな時新入生が来た。
でも俺らは"彼女"を見て驚いた。
だって"彼女"は
"よじゃ"
だったから…。
"彼女"が来た日から
みんなの顔は笑顔になった。
笑い声で溢れていた。
そんな時"デビュー"が決まった。
今回はいつもと違う人だった。
とても面白くて才能のある
"ぷろでゅーさーだった。"
その時俺は悟った。
"ああ。デビューは確実だ"
って。
だけど"彼女"と離れ離れになるのは
"イヤ"で仕方がなかった…。
だって
"俺たちに希望を与えて くれたから…。"
そしてデビューの日が来た。
案の定みんなで一緒にデビュー出来た
いや。みんなじゃない。
1人欠けてのデビューだった。
俺たちはあの後必死になって"彼女"
を探し続けた。
まねひょんにだって聞いた。
そしたら
"あの子はもうやめたんだ。"
"は??"
思わず言葉が出た。
だって"一緒に歌おう"って
"誓ったから。"
でもそうなるよな。
だってあの時の君はまだ
"7才だったんだから。"
家を探して会いにも行った。
でも"彼女"は
"居なかった。"
跡形もなく消えたんだ。
それからもう5年がたった。
俺らはデビュー5周年。
でもお前がいないと
"デビュー日じゃない。"
ちょうど今日はそのデビュー日
君は12才になったんだよね。
いつも俺らが君の誕生日会してるの知ってる??
欠かさずに毎年、毎年。
俺はデビュー日になるといつも心の中で叫ぶんだ。
"しゆん。"
"彼女"とはしゆんの事。
しゆんはいつも笑顔にさせてくれた。
seventeenに笑顔を咲かせた。
俺らのデビュー日に消えるなんて酷いよ。
でも君と会えたらどれだけ嬉しいだろう。
抱きしめるかな。
泣くかな。笑うかな。
頬にぽっぽするかな。
何するか分からないけど君にすごく会いたい。
だけどある日こんなニュースを見た
"そん・しゆんソロデビュー"
俺たちは笑って泣いて飛び跳ねた。
我を忘れたように。
君はすごいね。
たったの12才。
そんなに小さな体で自分の"音楽"
を捕まえるなんてさ…。
また会えればいいな…。
"愛してる。"
いつか君に言えればいいな。
俺たちはそう思ってる。
また目の前に現れて笑わせてよ。
"会いたい。"
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end.