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何の変哲もない
普通の人が普通に学校に行く
成績も普通 運動も普通 全部普通
でも友達はいない
いや、「いた」のかもしれない
ドン
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その時誰かが何か言った
気がする
俺は交通事故にあってたらしい
入院中のことも
退院してしばらくのことも
覚えていない。
親のこと ここ数日のこと
わかることはそれくらい
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1人。孤独に廊下を歩く
そんな俺にも少しの楽しみができた
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渡り廊下に飾られている。
美術部が作ったであろう作品
青い蝶々が花畑で飛んでいる。
1ヶ月以上前からあったのかどうなのかは知らない
でもその作品が 見るのが好きになった
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家に着いても特に何もせず
事故の前は趣味とかあったのだろうかとぼんやり考える
あとはあの青い蝶々の作品を作った人はどんな人か想像している。
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なんともびっくり。 綺麗に人間関係を覚えてないみたい
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いたのかなぁ
今日は特にすることもないから あの作品を観察して帰ろうかな
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絵の具で描かれた
綺麗な青い蝶々と 淡いピンクの花畑の絵
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誰かに声をかけられた
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振り返るとそこには 淡いピンクの髪と優しいピンクの目を持った人が笑いかけていた
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その人はこう言う。
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少し寂しそうな目をして言った
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しばらく黙ってから
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この人が描いた事にしておこうか.......?
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よく分からないが「ないこ」と言うことにした
ぼーっとしてるとその人はいなくなっていた
名前はわかったから会うのは簡単だろう
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不思議な人だなぁ
どこかであったような.......?
とかぼんやり考えながら家にかけることにした
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気づくと海まで来ていた
どこか懐かしいようで 悲しいような
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1歩。踏み出そうとした その時
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ないこが立ってた
この間見せてくれたような 優しい笑みで 息が切れてる。走ってきたらしい。そんな心配なのか?
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ああ。そうだそうだ 家に帰るんだったな
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ないこは俺を家まで送ってくれるらしい。
そこまで心配いらないのに.......
でも他愛ない会話をしながら歩くのはとても楽しかった
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そろそろ家に着くだろうか
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いつも通り。 家に入ろうとした
ドン
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何も言わないないこ
交通事故だ
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仲良くなれそうだったのに
誰かがそう言った 振り返ると
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紫色の目をした少年がいた
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不思議な少年だった 魔法使いみたいに生き返らせてくれないだろうか?
冗談交じりで俺はこう言った
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少年はしばらく黙って
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記憶.......? なんのだ? 考えているとないことの記憶が流れ込んできた。 そうだ。 恋仲だったのだ。 俺が綺麗だと言っていたあの作品は俺たちが協力して作ったものだ。 そしてあの日。 俺はないこを庇って交通事故にあい、そして..........?
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こんなに一気に喋られても でも 俺もこれを使う他なかった
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だからあの時ないこはいきなりいなくなったのか
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それから1ヶ月
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もう一度
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何回でも
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幸せになるまで
頑張ってねw