ナツ
え…?
あ、ありがとう………

いなり
はぁ…
別に感謝しなくて良いよ
普通の事を
言ってるだけだから。

いなり
さぁ、今は
ゆっくり休んでて…
私はやらないと
いけない事があるから

ナツ
分かったけど…
その、
やらないといけない事
で無理しないでね

いなり
それ位、分かってるから
心配しないで。

いなり
…用が済んだなら
静かにしてて。
(この距離なら頑張れば
聞き取れそう…)

ナツ
うん、分かった…

いなり
(「心配しなくて良い」
って言ったのに
何で不安そうな顔…。
はぁ…何でレイは
こんなお人好しなんかを
幹部にしたんだか…)

いなり
(…そんな事よりも
今は会話を聞き取る事に
集中しないと…)

いなり
…………。

「別に隠さなくても良いだろ!
人○しなんてルーンもそうだし
もし言いたくなければ
言いたくないって言えば
良かったのを…!」
いなり
(人◯し…?
レイサはルーンと
同じ世界の人だからかな…)

「ふふふ…私に怒ってくれてるの?
ありがとう、
でも質問には答えさせて頂戴、
まず隠した理由だけど…
…何となく、かしら」
「後…私はあの人達とは違って、
過去の事を引き摺る気はないから
言いたくない訳じゃなかったの。
これで満足してくれたかしら?」
「お前、何となくで隠してたのかよ…
別に隠さなくても良いってのに…」
「ふふ、その気持ちは分かるけど
人って簡単に嘘を吐く生き物なんだから
何となくで隠し事をするのは
普通だと思うわ」
「お前…マジでどうかしてるな…
あ…褒め言葉だからな」
「はぁ…なら良いんだけどな。
それより、
本当に夢はそれだけだったのか?」
「あら、そんな事を聞かれるなんて
思ってなかったわ」
「私が地球に来てまで叶えたかった夢…
後もう一つだけあるわ」
いなり
(地球って確か…
四つの世界が合わさる前
私達が住んでいた
星の名前…だったっけ)

「それは…私と同じ月人の中に
地球に行って悪さを行ってる子がいて
その子を止める為に来たの
…もし止められないんだったら
○すつもりだったけれど。」
「○すって…お前の世界では
止める為には○す事が普通なのか?」
「えぇ、そうよ。
なんせ、あの世界では
いつ○されるか分からないもの」
いなり
………
(○すか○されるか…。
レイサ達の世界は…
私と同じ様な環境……
…だったりしたのかな)

「特に私の住んでる地域では
◯人事件が相次いだわね…
ある凄腕探偵さんが
解決したみたいだけど」
「あら…勘違いさせてるみたいね
その凄腕探偵は
ユキくんと会った事がない人だから」
「…じゃあ別の話をしましょうか。
私の夢の話ではなく、梓ちゃんの話を」
「何で急に梓の話を…「まぁまぁ!!!
良いじゃない!!
ちゃんと今後どうするかを
話すのも大事よ?」
「そうだが…流石におかし過ぎる。
お前…また何か俺達に隠してるな?」
「おい。絶対に隠してるよな?
…俺は梓について話さないからな」
いなり
っ?!!!
(もしかしてレイサ…
いや…今は二人の会話に
集中しないと…)

「梓ちゃんは十数分前、
ある小児科専用部屋に入ってから
今まで一度も帰って来てないわ」
「恐らく隠し部屋の様な物を
見つけたのでしょうね。
だから彼女が帰って来るまで
私達は待機する事にしたわ。
これも多分だけど…
流石にそろそろ帰って来ると思うから
ちゃんと全員でここに来て頂戴」
「一応、一つだけ安心して欲しいのは
梓ちゃんが持って来るのは
良い知らせだと思うわ。
流石に悪い知らせだったら
ここまで時間は掛からないからね」
「後、貴方達つけられてるわ
…可愛くて強い子達にね」
いなり
(つけられてる…?
しかも…
レイサが可愛くて強い子
って言う人…
もしかして、
ミイとアカリが…?)

いなり
(あの二人なら有り得そう…
私、二人の事を放って
ここまで来ちゃったし…)

「それじゃあ、
この話は終わりましょうか。
貴方達が出来る限り早く来てくれないと
今の状況が整理できなくて困るから
本当に頼むわよ?」
「レイサお前、
さっきから誰と話してるんだよ。
もし裏切ってたら
一発、殴ってやるからな」
「ふふふ…たくましい事。
ユキくんはやっぱり、
それのせいなのね」
「おい、俺に何か文句でも…!!!」
「文句なんて無いわ…
これはただの独り言だから気にしないで
誤解させてしまって、ごめんなさい…」
「別に謝らせるつもりは…「ふふふ、
やっぱりユキくんは優しいわね!」
「お前まさか俺を揶揄うつもりで…!」
いなり
………
(まぁ、これ以上は
聞かなくても良いかな)

いなり
(とりあえず…
今やるべき事は
尾行してくれてた
二人にわざと気付いて
合流した後に
レイサ達とも合流、
現状を報告しあう…で、
良いよね…)

いなり
(…私が二人の事を言うと
二人に驚いたナツに
説明を求められるから…
ナツを利用して
二人を合流させるか)

いなり
…話し終わったみたい。

ナツ
あ、そうなんだね
じゃあ…

いなり
…いきなりでごめん。
ナツ、後ろを振り返って

ナツ
え…良いけど…
急にどうし…

ミイ
あ、ナツ!
やっほ〜!!!

アカリ
ナツ様、
お久しぶりです。

ナツ
え、え…?!!
な、何で2人がここに…?
それにいなり、
これってどういう…

いなり
説明は後。
今は出来るだけ早く、
レイサ達と合流するよ。

アカリ
私はいなり様に
ついて行きます。

ミイ
私も!
いなりちゃんの意見に
賛成〜!!!

ナツ
え、もしかして…
全部…
何か仕組んでたの…?
いなり…聞こえてる?
この質問にだけは
答えて欲しいんだけど…

いなり
別に。
偶然と偶然が生んだ
「奇跡」とでも呼んで

いなり
…質問には答えた。
早く行くよ。

ナツ
ほ、本当に後で
説明はしてね…?

いなり
それは保証するから…
早く行かないと。

ナツ
わ、分かったよ…

ミイ
私達は2人の後ろから
ついて行くから
気にせず進んでね〜

アカリ
私達はちゃんと
2人を見失わない距離に
居ますのでご安心下さい。

いなり
レイサ…
遅れてごめん、
皆を連れて来たよ

萃天 ユキ(すいそら ゆき)
はぁ…?!!!
何でお前らココに…

レイサ
あら、思ったより
早く来たわね!!!
とても有難いわ

萃天 ユキ(すいそら ゆき)
お前、まさか…
さっきの変な様子、
もしかして…

レイサ
えぇ、そのまさかよ!

レイサ
あの時、
私は少し遠くにいた
いなりちゃんと
話していたの

いなり
私は……。
狐と人間のハーフ、
みたいな存在だから
耳と目が良くて…

レイサ
私は少し遠くから
4人の人間が
近付いて来てる様な
気配がして

レイサ
その気配の正体を
探ってみたら、
いなり達だったから
私が伝えたい事を
ちゃんと伝えられるか
試してみたの

レイサ
そしたら、
上手くいったみたいで
良かったわ〜

萃天 ユキ(すいそら ゆき)
おい!!
それ、俺にも言えよ!!

レイサ
ふふ、
ごめんなさいね。
伝えるのが
遅くなってしまって

萃天 ユキ(すいそら ゆき)
はぁ…
別に変な事を隠してたり
悪い事じゃないなら
良いんだ…

ミイ
おっと…?
これは2人の間に
何かあったね?!!

いなり
特にさっきの言動、
ユキらしくないもんね

ミイ
ね〜

アカリ
そうですか?
私には
よく分かりませんが。

ナツ
アカリ、きっと今は
知らなくて良い事だから
全然、気にしなくて
大丈夫だよ

萃天 ユキ(すいそら ゆき)
おい!お前ら!!
聞こえてるぞ!!!

萃天 ユキ(すいそら ゆき)
ってか、
何でお前もいるんだよ。
お前はアイツらと同じ…

レイサ
ふふ、ユキくんったら
別れる前にした話を
忘れちゃったの?

萃天 ユキ(すいそら ゆき)
は?
それってどうい…
はぁ…そういう事か。

萃天 ユキ(すいそら ゆき)
お前、
洗脳が解けたんだな。
…おめでと。

ナツ
あ、いや…
そういう訳じゃなくて…

ナツ
本当の過去を
いなりに教えて貰って、
…私はその過去に
納得する事が出来て…
後は…ついて行くしか
選択肢が無くて…

いなり
もちろん、
ナツにも協力して貰うし
一緒に脱出して貰う。

いなり
もし私がナツに
本当の過去を伝えた事が
レイにバレたら…
私もナツも、
どうなるか分からない。

レイサ
流石いなりちゃん!
頭が良いわね!!

いなり
起こる可能性が高い
パターンの中でも一番、
最悪なパターンを考えて
そのパターンを
回避する為に動いただけ

アカリ
私は様々なパターンを
短時間で考え、
そのパターンが
起こす出来事を推測し
そうならない様に
行動する事が出来る
いなり様の聡明さを
尊敬しています。

ナツ
アカリの言った通り、
その賢さは普通の人には
無い物だと思う。
そういう所は
私も尊敬してるし…

いなり
はぁ…私を褒める大会
じゃないんだから止めて

いなり
アカリ達が言いたい事は
もう分かってるから。

ナツ
なら良かった…

レイサ
じゃあ、
この楽しい話は
一旦、終わりにして…

レイサ
お互い、現状について
報告し合いましょう?

いなり
私は、はなから
それをするつもりで
ここに来たから大丈夫。

レイサ
ふふ…
なら良かったわ

レイサ
それじゃあ、
私から報告するわね

レイサ
まずレイが自ら、
侵入者を成敗する為に
動き出したわ。
恐らく侵入者は
前にルーンちゃんや
いなりちゃんが見た
謎の○人鬼の事ね。

レイサ
次に私は
マリンちゃんらしき子の
悲鳴を聞いたわ。
ここに悲鳴を聞いた人
っている?

萃天 ユキ(すいそら ゆき)
俺はその時、
病室を探索してたから
聞いてないな…

いなり
私は聞いた。
あ、でも…
罠の可能性があるから
その場からは動いてない

アカリ
私は外科専用部屋に
いたのですが、
悲鳴が薄っすら
聞こえました。

ナツ
一応…私は聞いたよ。
でも、どうせ
マリンの悪ふざけだろう
と思って、
気にしてなかったよ

ミイ
…アイツ、
私の目の前で
悲鳴を上げたから
聞いているよ。

萃天 ユキ(すいそら ゆき)
もしかしてマリンって、
お前と因縁がある
例の面倒くさい奴か?

ミイ
そうだよ〜
いつもアイツと戦うの
面倒くさいんだよね

レイサ
そんなマリンちゃんが
悲鳴を上げた理由は
ミイちゃん、
分かってるわよね?

ミイ
うん、分かってるよ!
マリンは性格が悪くて
悪趣味だから
レイサを誘き寄せて
2vs1をやろうとした!

レイサ
実は違うみたいで…
マリンは私をここから
遠ざけたかった
みたいなの。

アカリ
それは何故ですか?

レイサ
実は悲鳴が聞こえてから
すぐにレイが来たの。
でもレイは…
どちらかと言うと
被害者側の存在ね。

レイサ
どうやらマリンちゃんは
レイの許可なく
勝手に私を誘き寄せて
レイと私が会わない様に
したかったらしいわ。

レイサ
まぁ…残念ながら
私は動かなかったから
マリンの思い通りには
ならなかったわ。

レイサ
次…知らない人も
いるでしょうから
一応、言っておくと
十数分前、梓ちゃんが
小児科専用の部屋に
入ってから
ずっと出て来てないわ

レイサ
恐らく隠し部屋か何かが
その部屋にあって
梓ちゃんはきっと、
その隠し部屋を見つけて
探索していると思うわ

レイサ
だから梓ちゃんが
帰って来るまで…
皆、この廊下で
待っていて欲しいの

レイサ
きっと彼女は
無事だと思うから…

萃天 ユキ(すいそら ゆき)
別に俺は良いが…

アカリ
私も構いません。

ミイ
私も!!私も!

ナツ
私も…
待つ事は得意だよ

いなり
私も平気。

レイサ
皆ありがとう!!
あ、私からは以上よ

いなり
じゃあ、
次は私が報告する

いなり
私は悲鳴が聞こえた後、
すぐナツに会った。
ナツには仕事があった
みたいだけど
ちょっとだけで良いから
って何とか引き留めて
色々話したよ。
本当の過去とか…
…願いとか。

いなり
それで今、私とナツは
一緒に行動してる。
私の報告はこれで終わり

ナツ
私を連れて行く時、
ほぼ強引だった事だけは
忘れない気がする位に
強引だったな…

いなり
それ位の事をしないと
アンタは来ないからね。

ナツ
ゔ…別にそこまで
頑固じゃないよ…

いなり
なら良いけど。

ミイ
あ、次は
私が報告しても良い?

いなり
ミイなら聞かなくても
分かるでしょ。

ミイ
あ、バレちゃった?
って、こんなに陽気に
話してるけど
…真剣な話をするね。

ミイ
私はとある手術室で
マリンと遭遇して
マリンが悪ふざけで
悲鳴を上げた後、
すぐに戦闘が始まった

ミイ
…結果は
私の勝利だったけど
アイツは幽霊だから
私に○される前に
幽体になって逃げた

ミイ
えー…
報告するべき事は
これ以上ないので以上!

アカリ
なるほど…幽霊は
即座に実体と幽体を
行き来する事が
出来るんですね。

ミイ
うん!そうだよ!!
その行き来する力に
クールタイムが無くて
何度でも出来るせいで
いつも逃してる…

いなり
本当にマリンって
最低だよね。

ナツ
きゅ、急な悪口だね…

萃天 ユキ(すいそら ゆき)
それ位、
マリンの日頃の行いに
イラついてたんだろ。

ナツ
確かに…
恨みを買われる様な人
ではあるからね…

レイサ
だからこそ、
マリンちゃんは
自分なりの面白さを
追求してるのよね

レイサ
彼女からしたら
面白ければ、
自分がどんな○に方でも
良い人だもの。

萃天 ユキ(すいそら ゆき)
本当に研究員の幹部って
変な奴が多いな…

萃天 ユキ(すいそら ゆき)
言い忘れてたが、
次は俺が報告する。

ミイ
了解!!

萃天 ユキ(すいそら ゆき)
俺が1人で
見張りをしていた時に
ナイナと言う
例の○人鬼に会った。

萃天 ユキ(すいそら ゆき)
でもアイツ…
確か…「あの子」を
傷つけた奴を
○しに来ただけで
それ以外の目的は
なさそうだった。

萃天 ユキ(すいそら ゆき)
後、随分あの子の事が
大切そうだったな。
…あの子って
妹や姉みたいな
家族だったりするかもな

萃天 ユキ(すいそら ゆき)
俺が報告したかった事は
以上だ。

ミイ
その、ナイナって子が
侵入者なんだろうけど…
何か引っかかるな〜…

アカリ
…皆様と合流する前に
ナイナ様と言う方の
写真を見た気がします

ミイ
え?!!
どこで見たの?!

アカリ
ある内科専用部屋に
恐らくですが
ナイナ様の写真と
「利用できるモノは
何でも利用しろ」
と言う文字が写真に
書いてありました

アカリ
その事に気付いた際、
その写真を
取ろうとしたのですが
壁にくっ付いていて
取れませんでした…

萃天 ユキ(すいそら ゆき)
アカリはどうして、
その写真がナイナだと
分かったんだ?

アカリ
それは写真の左上に
小さくですが、
「ナイナ・アンノウン」
と書かれていたからです

萃天 ユキ(すいそら ゆき)
そうなのか…
じゃあ…
その写真は最近、
撮られたんだろうな

萃天 ユキ(すいそら ゆき)
わざわざ関係ない人の
写真を壁に付ける理由が
無いからな。

ミイ
壁にくっ付いてる
ナイナちゃんの写真と
謎の文字かぁ……

レイサ
その文字は本人からの
メッセージかしら?

萃天 ユキ(すいそら ゆき)
いや、ボスや幹部が
俺らを特定の場所へ
誘い込む為の罠として
置いた可能性がある。

ミイ
うーん…
どっちと捉えるべきか
分からないね…

ナツ
その写真の事も…
文字の事も…
私は知らない。
だから…幹部は
書いてないと思う

アカリ
では…
誰が書いたのでしょうか…

いなり
……皆、
情報が少ない状態で
考えてもキリがないから
この問題は後にしよう。

いなり
アカリ、それ以外に
報告したい事はない?

アカリ
私は特にありません。
ただ数十部屋程
探索しましたが…
その写真以外で
特に変わった事は
ありませんでした。

いなり
じゃあ、
現状報告の会は終わり

いなり
次は…ナツについての
質問大会でもやる?

ミイ
おぉ!!
絶対にやりたい!!

レイサ
私もやりたい!!!
ナツちゃんの事、
もっと知りたいわ

萃天 ユキ(すいそら ゆき)
俺も絶対にやった方が
良いと思う。
研究所について
大体は知ってるはず
だからな。

萃天 ユキ(すいそら ゆき)
それを聞き出せば、
脱出方法が
分かるかもしれねぇし

アカリ
私もナツ様自身の
話を聞いてみたいので
賛成です。

いなり
それじゃあ、
全員賛成って事で
始めるね。

ナツ
え…また無許可で
OKサイン出し…

いなり
この件について
アンタに拒否権は無い。

いなり
研究所について、
洗いざらい
話して貰うから。

ナツ
え…そうなんだ…
私は別に良い…けど…

ナツ
研究所については
そこまで知らないから
期待しないで欲しい…

レイサ
それでも大丈夫よ!!
私は普段の生活について
聞きたいだけだから!

ミイ
うんうん!
知ってる事を
言ってくれるだけで
良いから!!!

萃天 ユキ(すいそら ゆき)
自分自身の職場である
この研究所を
幹部のナツでも
そこまで知らない…?
まさか…
レイしか知らない事が
沢山あるのか…?

アカリ
…。
全て口に出ていますが
大丈夫ですか?

萃天 ユキ(すいそら ゆき)
…ただの独り言だから
気にするな。

アカリ
分かりました。
先程のユキ様の発言は
聞かなかった事にします

萃天 ユキ(すいそら ゆき)
一言、余計だ…!!

アカリ
そうなのですね…
分かりました。
次からは
細心の注意を
払ってまいります。

いなり
ナツに聞きたい事が
あるんでしょ?
早く質問しないと
時間が無いよ。

ミイ
じゃあ…はい!

ナツ
えっと…どうぞ?

ミイ
友達は何人いますか?!

ミイ
後!
ヒナタちゃんについて
何か覚えている事は
ありますか?!

ミイ
後々!!
私やマリンの様な
幽霊に初めて会った時
どう思いましたか?!!

ミイ
後後々!!!
オッドアイって
オシャレの一つだと
思いますか?!!

ミイ
後々後々…!!!

いなり
はいストップ。
一度に質問し過ぎ。
ナツが情報量が多過ぎて
頭パンクしてるから。

ナツ
ぇ…と……
まず…何だったかな…?

いなり
何か全体的に目が
グルグルしてるでしょ
アレはナツの頭が
情報量でパンクした時に
必ず現れるの。

ミイ
そうなんだ…!
初めて見た!!!

いなり
だから次からは質問量は
最大でも二つまでね。

ミイ
はーい!!
分かりました!!

萃天 ユキ(すいそら ゆき)
何かお前、
幼児退行したか?

ミイ
え?してないけど?

いなり
ミイはいつもより元気に
返事をしただけだから
大丈夫、気にしないで。

萃天 ユキ(すいそら ゆき)
スマン…
何故かは分からないが
元気過ぎるアイツに
違和感を覚えちまって

いなり
ミイって、
普段は明るいけど
大事な時は真面目だから
その温度差について
行けてないんだと思う。

いなり
だから、慣れるまでは
日常的に起きる事だから
気にしないで。

萃天 ユキ(すいそら ゆき)
むしろ、会って
数日の奴の温度差に
よく慣れられるな…

いなり
ああ見えて、
ヒナタや優徒にも
酷い温度差があるから
早く慣れられたのかもね

ナツ
えっと…
まず一つ目の質問が
「友達は何人いますか?」
だっけ…?

ミイ
そうだよ!!
頭パンクしてたのに
よく覚えてたね〜!!

ナツ
私、会議の時は
いつもパンクするから
会議の内容だけは
絶対に覚えないと…
って思ってたら
覚えられる様に…

ミイ
あっ!!!
梓ちゃん!!!

柳瀬 梓(やなせ しあ)
あ、あれ…皆…??
どうして…
ここにいるの…?

いなり
梓が部屋から出て来ない
って聞いたから…
心配して来た。

柳瀬 梓(やなせ しあ)
そ、そうなんだ…
ご、ごめんなさい…
心配…かけちゃって…

ミイ
全然、大丈夫だよ!
だって自分のペースで
探索する方が良いからね!

レイサ
それより怪我は無い?
膝や肘をぶつけたり
してないかしら?

柳瀬 梓(やなせ しあ)
それは…だ、大丈夫…

萃天 ユキ(すいそら ゆき)
はぁ…こう見えても
心配したんだからな。
ちゃんと次からは
早く出てこいよ。

柳瀬 梓(やなせ しあ)
あ、う、うん…!
分かった…!

アカリ
それで…あの部屋には
一体、何が…?

柳瀬 梓(やなせ しあ)
そ、そうだった…!!
この事…
伝えなきゃ…!!

柳瀬 梓(やなせ しあ)
み、皆…驚かないで…
聞いて欲しいんだけど…

柳瀬 梓(やなせ しあ)
ば、僕…
あの部屋で…

柳瀬 梓(やなせ しあ)
出口を見つけたんだ…
