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朱夢の呪い

第5話 - 第5話～幸せの形は自分で決める～

2024年05月05日

#呪術廻戦夢小説

#呪術廻戦

こじか

皆さん、こんにちは！

こじか

ここまで、朱夢の呪いをお読みいただき、ありがとうございます(*´꒳`*)

こじか

前回、言ったように、
今日で、「朱夢の呪い」は
完結いたします。

こじか

それでは、
お楽しみください(*´∇｀*)

⚠️注意⚠️ 孤舞軌ちゃんの設定が少々雑になってしまったかもしれませんそれを踏まえた上で、お読みください

朱夢(しゅむ)

孤舞軌ちゃん、呪霊なの…？

孤舞軌(こまき)

何？今更？

朱夢(しゅむ)

だって…
非術師に見えてたから…

孤舞軌(こまき)

あ～それは特性。
珍しいでしょ？
術式とは
また違うんだけどね…

孤舞軌(こまき)

元々人間だし…私

朱夢(しゅむ)

えっ…

朱夢(しゅむ)

（私と一緒なの？）

孤舞軌(こまき)

私、孤児院で育ったんだ
で、しばらくして
私はある夫婦に
引き取られた

孤舞軌(こまき)

でも、その引き取られた先が最悪だった…

孤舞軌(こまき)

私のことなんか道具としか見てない
大人たちだった…

朱夢(しゅむ)

………

孤舞軌(こまき)

その人たちのことが
憎らしくて憎らしくて…

孤舞軌(こまき)

で、
そこにも居たくないから
自分で○んだ

朱夢(しゅむ)

……えっ…そんな…

孤舞軌(こまき)

その日から、この状態
呪霊になったの

朱夢(しゅむ)

………辛かったね…

孤舞軌(こまき)

何？w
同情してくれてるの？w
それはどうもw

朱夢(しゅむ)

（きっと、
普段から周りの大人たちは
こんなような言葉しか
孤舞軌ちゃんの前で使ってなかったんだろうな…だから覚えてしまった…）

孤舞軌(こまき)

身の上話もここまで
さっさと終わらせようよ

そう言って、また襲いかって来た

だから、私は同じように手を前に出した

しかし…

孤舞軌(こまき)

同じ轍は踏まないよw

朱夢(しゅむ)

射程範囲があるのか…

孤舞軌(こまき)

今度は私の番～

そう言って孤舞軌ちゃんは、素早く私の後ろに回り込み、あの時の怪力で私を殴った

朱夢(しゅむ)

痛っ！！

私は為す術なく、攻撃をもろに受け、その場にうずくまった

孤舞軌(こまき)

ふふ、弱w
多分、あんた、
領域展開できないでしょ？

朱夢(しゅむ)

領域展開…

実は、昨日、丁度習ったばっかりの言葉… それを習得するのにはとても大変だということも学んだ

孤舞軌(こまき)

私はね、できるよw

朱夢(しゅむ)

えっ…

朱夢(しゅむ)

（まずい、領域内での相手の攻撃は必ず当たる…）

孤舞軌(こまき)

領域展…痛！

誰かが孤舞軌ちゃんのことを蹴った

虎杖悠仁

どういう状況？！これ…

蹴ったのは悠仁だったみたいだ

釘崎野薔薇

やけに遅いなと思ったら、
朱夢が言ってた女の子と
戦ってるなんてね…

伏黒恵

呪霊なのか？こいつ…

孤舞軌(こまき)

なになに？1対4？
卑怯すぎない？

朱夢(しゅむ)

皆…

釘崎野薔薇

あんた、「助けて｣
くらいは言いなさいよ
それが一番、強いのよ

朱夢(しゅむ)

でも、孤舞軌ちゃんは
1人なのに、
協力してもらうのは…

釘崎野薔薇

弱くなんてないわよ
無理しすぎは
ただの強がりよ

孤舞軌(こまき)

あんたら全員、
無駄口叩けないようにしてあげる

孤舞軌(こまき)

領域展開、
独乱石南樹
（どくらんせきなんじゅ）

その言葉を聞くや否や悠仁は私のことを遠くに突き飛ばした

虎杖悠仁

朱夢、大丈夫だから
夜蛾学長、呼んできて

そう言い残して、私は領域内に入らず取り残された

朱夢(しゅむ)

悠仁、野薔薇、恵！！

朱夢(しゅむ)

どうして…大切な人は、
私のことを心配するのに
無理をするの…

朱夢(しゅむ)

…………

朱夢(しゅむ)

私が何とかしないと…

朱夢(しゅむ)

（孤舞軌ちゃんのことを
簡単に倒せるわけがない…）

朱夢(しゅむ)

（なら…
自分が強くなればいい…）

朱夢(しゅむ)

縛りを結びます

朱夢(しゅむ)

ーーーーーーーから
領域展開できるように
なりたい…！

すると、自分でも、何か起こりそうな予感があった

朱夢(しゅむ)

領域展開…

朱夢(しゅむ)

黄抱花車
（おうほうかしゃ）

すると、辺り一面、黄色いモヤがかかった

虎杖悠仁

えっ…
何ここ？
てか、朱夢、なんで
ここにいるの？

伏黒恵

呪霊の新たな攻撃か？！

孤舞軌(こまき)

えっ…どこ、ここ？

孤舞軌(こまき)

まさか、あんた、領域展開
できたの…？

朱夢(しゅむ)

ううん、
あの時はできなかったよ
自分に縛りを課したの

釘崎野薔薇

領域展開の代償…
朱夢、あんた
まさか変な縛り
結んでないでしょうね？

朱夢(しゅむ)

そんなことないよ、
“妥当な”縛り

孤舞軌(こまき)

私の領域があんたの領域に負けた…？

朱夢(しゅむ)

…孤舞軌ちゃん、
ちょっとお話しようか

そう言って私は孤舞軌ちゃんに近づき、孤舞軌ちゃんの肩に触れた

孤舞軌(こまき)

ちょっと、なんで、
肩触るの！
やめて！！

すぐに振り払われたでも、これで、準備は完了

朱夢(しゅむ)

孤舞軌ちゃん、
信じてもらえないかもしれないけど、この世界には
悪い人ばっかりってわけじゃないんだよ

孤舞軌(こまき)

……嘘つき、私、
見てきたもん、大人の
醜さを…

朱夢(しゅむ)

私も見てきたよ…毎日
でも、大人🟰悪い人って
等式は成り立たないと思う

孤舞軌(こまき)

意味わかんない…

朱夢(しゅむ)

一括りにしないでってこと
多分ね、孤舞軌ちゃんは今
大事なことを忘れてる

孤舞軌(こまき)

何それ…

朱夢(しゅむ)

孤児院の先生は、
悪い人だったの？

孤舞軌(こまき)

………

朱夢(しゅむ)

多分、
悪い人しかいない環境に
慣れてしまったから、
忘れていたんだと思…

孤舞軌(こまき)

ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ( ´•̥̥̥ω•̥̥̥`)

朱夢(しゅむ)

…辛かったね…

朱夢(しゅむ)

ねぇ、孤舞軌ちゃん
目を閉じてて

孤舞軌(こまき)

えっ？（泣

孤舞軌(こまき)

………どう、して？（泣

朱夢(しゅむ)

いいから×2

孤舞軌(こまき)

…う、うん…

孤舞軌ちゃんは目を閉じた

私は孤舞軌ちゃんの頭にそっと手を置いて目を閉じた。

孤舞軌(こまき)

…えっ…ここって…

朱夢(しゅむ)

見えた？

孤舞軌(こまき)

私がいた孤児院…

朱夢(しゅむ)

うん、多分そう
実際に見たことないから
わかんないけど…（苦笑

孤舞軌(こまき)

あっ…

孤舞軌ちゃんの目の前に、恐らく孤児院の先生である人が立っていた

孤児院の先生

あら、孤舞軌ちゃん、
どうしたの？
暗い顔して…

孤児院の先生

お姉さんと一緒に、
おままごとする？
(*´▽`*)♬*゜

孤児院の先生

あっ、
もう卒業したっけ？（笑）

孤舞軌(こまき)

ううん…する！（泣

孤児院の先生

あらら💦
ほんとにどうしたの？
孤舞軌ちゃん？（笑
先生はどこにも
行かないよ（笑

孤舞軌(こまき)

ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ(´；ω；｀)

私は目を開いた

朱夢(しゅむ)

（あくまでこれは幻覚…
昔の記憶から作った
言ってしまえば嘘だ…）

朱夢(しゅむ)

（でも、孤舞軌ちゃんには最後ぐらい幸せな気持ちでいて欲しい…）

孤舞軌の姿を見るとだんだん、体が消えている…

領域内では、私が少しでも、相手の体に触れると呪力を吸い取るみたいだ

もうそろそろで全身が消えるそんな時に…

孤舞軌(こまき)

でしょ？先生( *¯ ꒳¯*)
もっと、遊ぼ！遊ぼ！
«٩(*´ ꒳ `*)۶»ﾜｸﾜｸ

その笑顔は、年相応に無邪気な子供の笑顔だった

領域が閉じた

朱夢(しゅむ)

……ふぅ…

虎杖悠仁

朱夢疲れてるとこ悪いけど
どうして
領域展開できたの？
縛りってなに？

朱夢(しゅむ)

…………

釘崎野薔薇

なんで、黙ってるのよ
さっき、“妥当な”縛りって
言ってたじゃない？

朱夢(しゅむ)

………皆と会えてよかったなって心の底から思ってるよ…

虎杖悠仁

何だよ、それ…
別に最後じゃないんだし…

朱夢(しゅむ)

…ううん、最後…

虎杖悠仁

…は？

伏黒恵

自分が○ぬ代わりに領域展開できるように縛りを結んだのか…？

朱夢(しゅむ)

…うん…

虎杖悠仁

な、なんでそんなことするんだよ！
朱夢が○ぬ理由なんて
どこにもないだろ！

釘崎野薔薇

“妥当な”ってどこが妥当よ…

朱夢(しゅむ)

妥当だよ…
だって、友達にも、
ちゃんと謝れないような
人間だもん…

釘崎野薔薇

それが○ぬ理由？
意味が分からないだけど…
…それだけしゃないでしょ？

朱夢(しゅむ)

………お母さんを助けて
上げられなかった…（泣
苦しんでることは分かってたのに…
分かってたのに…（泣

釘崎野薔薇

………

朱夢(しゅむ)

私は、自分のことが憎らしくて憎らしくてたまらなかった…だって、人を傷つけてばっかりだ…心配させてばっかり…

虎杖悠仁

それが正しい○（し）か…？
絶対、違うだろ…

少し沈黙少しして恵が言った

伏黒恵

……朱夢は、父親じゃなくて
自分を呪ったんじゃないか…？

朱夢(しゅむ)

…えっ？

確かに違和感があった

お父さんのことを憎んだことはなかったむしろ…

自分が憎かった… お父さんがギャンブルを始めたきっかけは会社の倒産だ。

その時に、私がもっとお父さんのことを気にかけ、次の働き先を探して上げれば、こんなことにはならなかったかもしれないと、毎日、考えていた…

いつも判断が遅く、その上鈍感で察しが悪いそんな自分が、大嫌いだった…

朱夢(しゅむ)

………そうかもしれない

朱夢(しゅむ)

今も、
自分のことが大嫌いだ…

釘崎野薔薇

朱夢、抱え込みすぎでしょ…
もう、取り返しがつかないくらい背負いすぎてるよ…

朱夢(しゅむ)

……やっぱり最低だね、私…
皆とまだ一緒にいたいって思ってる

釘崎野薔薇

…最後まで、
一緒にいてあげる
説教もここまでで勘弁してあげる、天国でずっと反省してなさい…

虎杖悠仁

どうにか
縛りを解除出来ないのか？

伏黒恵

……悪いが、無理だ…

朱夢(しゅむ)

最後にお願い
聞いてくれる？

虎杖悠仁

なにお願いって？

朱夢(しゅむ)

私のもともと居た高校に
陽真って男の子がいるんだけど、その子にごめんね
って伝えてくれる？

虎杖悠仁

いいけど、
それだけでいいの？

朱夢(しゅむ)

……うん…

釘崎野薔薇

ちょっと男子2人
あっち行ってて

虎杖悠仁

えっ…なんで？

釘崎野薔薇

いいから、
あっち行けって

虎杖悠仁

え～…

2人は一旦、私たちの会話が聞こえないところに行った

釘崎野薔薇

で、どういう関係？
その子と…

朱夢(しゅむ)

えっ……ただの、
幼なじみだよ…

釘崎野薔薇

本当に？

朱夢(しゅむ)

……陽真に告られたの…私

釘崎野薔薇

えっ、じゃあなんで返答しないのよ、振るなら振ってあげた方が相手もモヤモヤしない…

朱夢(しゅむ)

親友がその子のこと、
好きなんだよ…

釘崎野薔薇

……

朱夢(しゅむ)

なんで私なの、陽真（苦笑
こんな酷い女なのに…

釘崎野薔薇

それでも、ちゃんと返答してあげて
親友のためにも…

朱夢(しゅむ)

………

朱夢(しゅむ)

…まず、由香に、謝りたい

釘崎野薔薇

…その、親友？

朱夢(しゅむ)

うん、謝っても意味ないと思うけど…

釘崎野薔薇

まだ、怒ってるの？
その子…

朱夢(しゅむ)

うん、だってもてあそんだ記念日って作って、私を
倉庫に閉じ込めるぐらいだもん…

釘崎野薔薇

……何それ…

朱夢(しゅむ)

でも、妥当だよ…だって…

釘崎野薔薇

何が妥当よ！さっきから、
意味分かってないでしょ？

朱夢(しゅむ)

でも！
そんなふうに怒らないでほしい、由香の前では…
うちのせいで苦しませたくない…

釘崎野薔薇

……わかったわよ…（諦め

釘崎野薔薇

で、陽真には、なんて伝えるの？

朱夢(しゅむ)

………うちも、好きだった
かもしれないって…

釘崎野薔薇

何それ？
余計モヤモヤするわよ
はっきり言いなさい

朱夢(しゅむ)

……好きだった、本当は…
由香が陽真のこと好きだって言われる前から…

朱夢(しゅむ)

でも、由香が陽真のこと、好きって聞いて、
恋愛として好きってわけじゃないっ自分に言い聞かせてた…

朱夢(しゅむ)

だから、陽真には、
私も好きだよ、って言って

釘崎野薔薇

…了解

話している間に、もう、足がなくなりかけていた…

そして、一段落ついたことを感じ取り、恵と悠仁が戻ってきた

朱夢(しゅむ)

悠仁、恵、野薔薇、本当に
ありがとう…楽しかったよ

虎杖悠仁

…俺も楽しかったよ…
朱夢、最後にお願いあるんだけど、いい？

朱夢(しゅむ)

？いいけど…

虎杖悠仁

最後ぐらい、
自分を肯定しろよ

朱夢(しゅむ)

…いいの？それじゃ
地獄行きかもよ？w

虎杖悠仁

なら、この世の善人、
地獄だよ（苦笑

朱夢(しゅむ)

肯定しろって言われてもな…

虎杖悠仁

朱夢のいいところは、
相手の気持ちを考えられるところだな！

朱夢(しゅむ)

えっ？

朱夢(しゅむ)

…そんなの、誰だって…

釘崎野薔薇

少なくともその由香って子
よりは、考えられてると
思うわよ

朱夢(しゅむ)

由香のこと、
悪く言わないで…

釘崎野薔薇

…悪かったわね…

釘崎野薔薇

でも、もっと、自分の意見を口にしたほうがよかったと思うけどね…

朱夢(しゅむ)

………そう、かもね…

朱夢(しゅむ)

……そろそろかな？
じゃあ、皆、元気でね！
私、幸せ者だ(*´▽｀*)

虎杖悠仁

………じゃあな…

伏黒恵

………

釘崎野薔薇

………

私の視界は白い光に包まれた

友達1

……てなことがあって…
マジでびっくりしたわww

陽真

そうなんだ…

陽真

（朱夢が転校して1週間、
結局、返事、聞かせてくれなかったな…）

陽真

（家の事情で大分、学校休んでたみたいだけど…それで転校…せめて俺に言ってから転校してほしかった…）

友達1

お～い、陽真？聞いてる？
俺の話w

陽真

ごめん、考えごと…
えっと、犬がパンくわえてたって話だっけ？w

友達1

いや、どんなメルヘンの
世界観だよww

釘崎野薔薇

ねぇ、そこの陽真って子、
ちょっと話あるんだけど…

陽真

えっ…誰ですか？

釘崎野薔薇

朱夢の知り合い

友達1

……じゃあ、俺、
先帰るわ、今度はちゃんと
話、聞けよw

陽真

ごめん…ありがとう

校門の前で話すのも迷惑になると思い、昔、朱夢とよく遊んでいた公園に行くことにした

釘崎野薔薇

ここ？

陽真

はい……
それで、朱夢の知り合い
っていうのは…

釘崎野薔薇

転校先の同級生

陽真

そう、なんですか！？
あの、朱夢は今、元気に
してますか…？

釘崎野薔薇

………○んだ…わよ…もう…

陽真

………えっ…
今、なんて、言いました…？

釘崎野薔薇

………○んだのよ……
何度も言わせないでよ…

陽真

…な、なんで！
だって、今まで病気とかなさそうだったし…
交通ルールとかも、
小学生かって思うくらい守ってたし…

釘崎野薔薇

…私は朱夢からの伝言を伝えに来たの

釘崎野薔薇

それと、きっと、朱夢は話したくなかったんだろうけど、あんたムカつくから
話す

陽真

えっ？

釘崎野薔薇

まず、朱夢も
あんたのこと、好きだって

陽真

朱夢……（泣

釘崎野薔薇

それとここからは伝言して
とは言われてないけど…

陽真

なん、ですか？

釘崎野薔薇

朱夢が転校した理由、
あんた、知ってる？

陽真

……いえ、何も…
家の事情ってことを
先生から伝えられただけで…

釘崎野薔薇

じゃあ、質問を変える
…朱夢がいじめされてたこと
知ってる？

陽真

えっ…なんで、朱夢が…？
あんなに優しいのに…

釘崎野薔薇

はぁ…
つくづく馬鹿だね、あんた…

陽真

………

釘崎野薔薇

告ってから、気恥ずくて
あんまり気にかけなかったんでしょ？
だから、朱夢のクラス
の状況知らなかった

陽真

…………

釘崎野薔薇

いじめられた原因…
あんただよ

陽真

……俺が…
朱夢を苦しめてたのか…

釘崎野薔薇

だから、償って

陽真

……はい、一生悔やみます…

釘崎野薔薇

そうじゃなくて…

陽真

？……

釘崎野薔薇

朱夢のこと、ずっと好きでいてあげなさい

釘崎野薔薇

それが、償い

陽真

…もちろん、
そのつもりです！！

陽真が帰った後…

しばらく経って、草むらから音がした…

釘崎野薔薇

？…誰？そこにいるの

由果(ゆか)

ビクッ！

由果(ゆか)

あ、あの…
すみませんでした！

釘崎野薔薇

もしかして、由香？
って子？

由果(ゆか)

な、なんで私の名前を…

釘崎野薔薇

どっから話聞いてたかわからないけど、朱夢から、
ごめんね、だってさ…

由果(ゆか)

………

釘崎野薔薇

それと、私から…

由果(ゆか)

えっ…

釘崎野薔薇

あんた、本当に陽真のことが好きなら、
相手を蹴落とす考え方、
捨てた方がいいわよ

由果(ゆか)

………

釘崎野薔薇

そんなこと知ったら、
もっと希望がなくなるわよ

由果(ゆか)

………私は
朱夢になんてことを…

釘崎野薔薇

後悔先に立たず、
それぐらい考えれば
わかったでしょ

釘崎野薔薇

……じゃあ…

釘崎野薔薇

ごめん、朱夢
でも、あんたも大概よ
女の子の幸せ、捨てるもんじゃないわよ…

陽真

（朱夢……
俺は、最低だな…）

陽真

（気づいて
あげられなかった…）

陽真

（………朱夢に会いたい…）

朱夢(しゅむ)

陽真

えっ…

朱夢(しゅむ)

久しぶり

陽真

朱、夢？ほんとに…？

朱夢(しゅむ)

うん、というか…
もう、
幽霊みたいなもんだけ…

俺は朱夢に抱きついた

朱夢(しゅむ)

えっ…どうしたの、陽真？！

陽真

ごめん、ごめん…朱夢（泣

朱夢(しゅむ)

なんで陽真が謝るの？w
怒ってないよ？w

陽真

俺のせいで、
朱夢を苦しめた…

朱夢(しゅむ)

…そんなことない！
今、めっちゃ嬉しいもん！

陽真

？……

朱夢(しゅむ)

私、○んでから、ちょっと
自分の気持ちに正直になろうと思って…

陽真

うん…

朱夢(しゅむ)

私さ、陽真のこと、ずっと好きだったの…
気づかなかっただけで…

陽真

朱夢…

朱夢(しゅむ)

だから、一時でも、彼女？w
になれてよかった
って(*´▽`*)♬*゜

陽真

……一時じゃない…

朱夢(しゅむ)

えっ、でも、もう
陽真には、会えないんだよ？
これで最後…

陽真

会えなくても、朱夢は
俺の彼女だよ…

朱夢(しゅむ)

……あり、がとう( •̥ ᴗ •̥ )

陽真

大好きだよ、朱夢

朱夢(しゅむ)

私も…

朱夢(しゅむ)

じゃあね、元気でね…！

陽真

…うん…

朱夢は、白い光に包まれて、光が消えると、朱夢もいなくなっていた…

朱夢(しゅむ)

私は、幸せ者だ…(*´꒳`*)

こじか

ここまでお付き合い頂き、
ありがとうございました！

こじか

な、長すぎる！！！w

こじか

書いてる時はそうでも
無いんですけどねw
気持ち的には…

こじか

ちなみに、
領域展開の名前は
花の和名から取っています

こじか

【孤舞軌】
独乱石南樹
（どくらんせきなんじゅ）

こじか

読み方は、
恐らく違いますが、
エリカという花の和名
だそうです。

こじか

エリカの花言葉は
「孤独」「寂しさ」
「裏切り」「博愛」
という意味があります

こじか

孤舞軌ちゃんは
孤児院の人が優しいくて、大人は皆、優しいと思っていました…

こじか

でも、もらわれた先では平等に扱ってもらえず、裏切られた気持ちになった…

こじか

そして、孤独を感じた
齢6には、辛い環境に
耐えかねないのも
無理はありません…

孤舞軌(こまき)

ずっと寂しかった…

朱夢(しゅむ)

だから、
私は寂しくないように
この領域展開の力を
もらったの

こじか

【朱夢】
黄抱花車
（おうほうかしゃ）

こじか

読み方は意図的
変えています

こじか

花車（ハナグルマ）
というのは
ガーベラの和名です

こじか

そして、黄色いガーベラの花言葉は、「優しさ」
「親しみやすさ」

朱夢(しゅむ)

私は、孤舞軌ちゃんを
優しさで包んであげたかったの…

こじか

きっと、できたよ
孤舞軌ちゃんは、
最高の笑顔だった( *´꒳`*)

こじか

というように、
名前であったり、
設定であったりに
私は意味を込めています。

こじか

このお話というより、
「貴方を探して」という
別作品のほうが…
こだわってますw

孤児院の先生

ここで、別作品の
宣伝しないでください
するならもっと
ちゃんと売り込みましょう

こじか

す、すいません💦

こじか

って、なんであなたが？w

孤児院の先生

売り込みが、下手だよ
こじかちゃん？

こじか

えっと…すみません…

孤児院の先生

こういうのは
マニュフェストが大事なの

こじか

はぁ…

孤児院の先生

例えば、この小説の閲覧数が10、超えたら
その設定を公開しますとか…

孤児院の先生

あと、結局虎杖たちの
イラスト書いてない
じゃない？

こじか

ギクッ！
す、すみません…時間が…
いや、あったか…

こじか

じゃ、じゃあ、
この小説の閲覧数が10、
超えたら
その設定を公開します

孤児院の先生

よろしい

こじか

まぁ、
多分行かないでしょうけど…
つまんないんで…w

こじか

あ、あと、朱夢の前日譚を書いたので、良ければ
読んでほしいです！

こじか

それではまた！

朱夢の呪い

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