私
てことで、妹のリリアスです。
リリアス
はじめまして、オークさん。
オーク
えっと...
オーク
(*゜д゜*)???
オーク
今冷静に考えたらやばいな。
オークは戸惑いを隠せないようだ。
もちろん、私だって戸惑っている。このままリリアスと居れば結末が変わってしまうかもしれない。
リリアス
お姉さま!私、こんな法律...いえ、世界を変えたいのです!
私
えっと...リリアス?法律や世界を変えるなんて難しい事なのよ。
リリアス
...知ってます。
リリアス
けど、10年ほど前にお姉さまは変わった。
リリアス
それと同じように、人はあやまちを認め、変われる。
私
...そうだけど
オーク
リーゼ、世界は広いんだぜ?
オーク
味方だって居るさ。...俺とか。
私
ふふ、そうね。
オークは少し、酔ってるみたい。朝からビール片手に。
ガーベラ
ほう...。
リリアス
ガーベラ!?
ガーベラ
ねぇ、リリアス。知ってる?
ガーベラ
東に黒髪しかいない国があるんだって。
私
!?
オーク
!?
リリアス
!?
ガーベラ
しかも一つじゃない
ガーベラ
そこに行ってみれば___
ガーベラと呼ばれた天使(?)はそう言ってすっと消えた。
リリアス
お、お姉さま…。
オーク
うん。
私
行ってみよう。東へ
どうして。
私の計画は成功するはずだった。
私
うまく行くはずだったのに...
リリアス、あぁ、愛しの子よ。お母さんのもとへ、戻って来て頂戴。
??
___、約束は破られた。
私
いやっ!待っ___
ザシュッ
ガーベラ
ははっ、
リリアス
お姉さま、その...
私は自分とリリアスに隠陰をかけた。リリアスはそれでもオーラが強かったから強めのをかけておいた。
リリアス
この魔法、凄いですね。
オーク
だろ?リーゼは自分で魔法を作るんだよ♪
私
オーク、声が大きいわ。
オーク
へへ♪
幸い、早朝だったため人は居なかった。
私
太陽があっちから登ったから...あれ。
オーク
太陽が左から登ったんならそっちが東。
私
えっ、西じゃないの?
リリアス
?
オーク
やっぱリーゼはそういうのが苦手だなw
いや、違う。もしかしてこの世界...反転してる?
物語ではそんな描写がなかったから分からなかったけど、西東が違うなんて...
そんなことあり得るのかしら。
オーク
じゃ、東へレッツらゴー!
私
ええ...
黒髪の国、それは日本としか思えない。今、この町がどこなのかが分からないならむやみに行くのは止めたほうがいい。
私
リリアス、この町は東西南北どこに位置してる?
リリアス
南ですよ?
私
そう。ありがとう。
この町は年中寒いから北に決まってる。けど、南?
もうよくわからなくなってきた
私
じゃ、じゃあ東へゴー