学校の屋上で透き通るような黒く 長い髪をゆらしながら先輩は言った
和葉
和葉
真琴
先輩は学校の中でも成績がよく、 運動も人並み以上にできる。 文武両道ってやつだ。 放課後何故か無性に屋上に 行ってみたくて、扉を開けると そこには先輩がいた
そういえば先輩はここ最近 毎日のように屋上に通っている という
和葉
真琴
和葉
真琴
和葉
真琴
和葉
真琴
和葉
真琴
和葉
和葉
そういうと先輩は屋上の柵に登り始めた
真琴
真琴
真琴
真琴
俺がそういうと先輩が振り返る 先輩はニコリと笑った
真琴
真琴
本当ならこんなことを思っている 場合ではないが、 何故かその姿がとても綺麗だと 思えた。
和葉
和葉
真琴
真琴
真琴
真琴
和葉
和葉
和葉
真琴
真琴
和葉
和葉
和葉
和葉
真琴
真琴
真琴
和葉
和葉
風に揺れてサラサラと髪が 夕日に照らされて光る
その時見えてしまった
先輩の袖の裏に隠された痣を
真琴
真琴
先輩は剣道部に所属していて その中でもトップの成績だ。 きっと練習で痣ができても おかしくない……。
大きく息を吸い込み 深呼吸をする先輩。
和葉
和葉
和葉
和葉
真琴
真琴
真琴
和葉
和葉
和葉
真琴
真琴
真琴
真琴
真琴
和葉
和葉
そういうと先輩は笑った 次はもっと、寂しそうな目で
真琴
真琴
何故こんなことを言ったのかは分からない。 ただ……何となく 先輩が消えてしまいそうな、そんな気がして
和葉
和葉
真琴
真琴
真琴
真琴
和葉
和葉
和葉
真琴
真琴
真琴
真琴
次の日の朝、俺を含めた生徒たちが体育館に集まる。 いつも通り校長の長い話を 聞かなければならないと思うと とても苦痛だ
真琴
真琴
真琴
校長
校長
校長がいつもよりも少し、 低い声で話す
真琴
みんなも同じように耳を傾ける
校長
校長
ザワッ
真琴
真琴
真琴
真琴
真琴
真琴
真琴
真琴
その後、校長が何か言っていが、 俺の耳には入ってこなかった。
先輩がいなくなってたら1ヶ月 何事も無かったかのように 時は過ぎていった。
俺はそんな日々が気持ち悪くて 怖かった
真琴
真琴
部活で少し遅れてしまった…… 急がないと。
真琴
俺が来た時には、空はオレンジ色に染まっていた
真琴
真琴
真琴
まぁあの日初めて会ったのだから 仕方ない。 そう思いながら俺はお墓の前に手を合わせた。
何故俺がお墓の場所を 知っているのかと言うと……
ピーンポーン
真琴
真琴
俺は先輩と同じ剣道部の友達に 聞いて、先輩の家に来ていた。
和葉の母
真琴
真琴
真琴
和葉の母
和葉の母
和葉の母
そう言った先輩の母であろう人は、笑顔ではあるものの、 目の下にはメイクでも 隠しきれないほどくっきりと隈ができていた。
真琴
和葉の母
和葉の母
和葉の母
真琴
真琴
真琴
和葉の母
和葉の母
和葉の母
1度部屋の奥まで戻り、 地図を渡してくれた。
和葉の母
和葉の母
和葉の母
今にも泣きそうな顔でそう答えた 彼女につられて 俺まで泣きそうになる
真琴
真琴
真琴
こうして俺は先輩の家を後にした。
真琴
真琴
そういいながら花を供えたり、 買ってきたロウソクに火をつけて手をあわせる
真琴
真琴
真琴
真琴
真琴
冬が近いのに暖かい風が吹いて俺の髪をサラリと撫でる。
和葉
あの時先輩がそう呟いていたのは 誰も知らない。
コメント
2件
なんかしょうもない話かと思ったら 初めて書いたレベルじゃないwww ヤバ 続き読みてえ