六年越しの愛してる

❤💎💜💗💙💛

🐤💎🐇🍣🤪🦁

ー🐤目線ー

編集が終わって、息を吐き出す。 今日は何もやることないし、誰かと遊ぼうかなぁ～。 ないくんとかほとけっちあたりを誘ってみようかな。

🍣🐤のＬＩ〇Ｅ

今日は日曜日だし、緊急の仕事もないはずだけど。 不思議に思っていると、少し間を開けてから返信が来た。

…少し嫉妬する。 だってりうら、ないくんのこと好きだし…。 でもまぁ、ないくんはほとけっちの方が好き、なんだろうなぁ。

ほとけっちの可愛さとか、真面目さとかはよくわかってる。 りうらだって表で言っているみたいにキモイとかまったく思ってないし、 なんなら大好きだけど。 けど、ないくんへの「好き」は特別だから。

叶えたい。 ないくんの隣にいたい。 …でも、ないくんの恋も応援したい。

とりあえず、今日は少し早めに行ってみよう。

ー駅ー

ー💎視点ー

心臓がバクバクしている。 今から僕は、人生で初めて人を振る。

とても怖い。 だってないちゃんは友達だしメンバーだから、気まずくなったりしたら嫌。 けどはっきり振らないといけない。 …あ～ぁ怖いよぉー！

時計が一時を指した瞬間に、ないちゃんが現れた。

どう切り出すかを迷っていると。

いきなり図星を当てられて絶句する。 どうしよどうしよ！なんて答えよう⁉ …いや、ここは正直に話したほうがいいよね。

すごく悲しそうな顔でそう言われて、反射的にOKした。 …何だろうと思っていると、ぎゅぅっと抱きしめられる。

強く一度抱きしめられ、すぐに離された。

ここは北口で、いふくんとの待ち合わせは西口だし。 …振った身で先に離れるのもどうかと思うけど、ないちゃんが言ったから仕方ない。

そう言って、僕は駅を離れた。

ー🐤視点ー

…ちょっと早く来すぎちゃったな。 時計を見てそう思う。 二時集合なのに一時過ぎだし。

離れたベンチで座って話している二人。 …やっぱ告白かなぁ？

ほとけっちが何か言った途端、ないくんが彼に抱き着いた。 ……って抱き着いた⁉ …え、付き合ったの？？ でも今「ごめん」って聞こえたけど…？

ほとけっちがどこかへ行って…ないくんは？ そう思ってみると。

彼は泣いていた。 ひっそりと、でも確かに。 …こんな時間にりうらが現れたら驚いちゃうかな？ けど、好きな人が泣いてるんだから、そばにいたい。

来る途中にいく分涙が引いた様子の彼。 けれど、元気はない。 話すのはつらいかもだけど、話してもらいたい。

やっぱり、か。

また泣き出しそうな顔の彼。 …思わず、口から言葉が飛び出す。

りうらじゃ、ダメ、かな？