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あの日の放課後 私は公園で写真を撮っていた。 その姿を幼なじみが 見ていたなんて知らなかった。 遠い地方に行った あの幼なじみのことを。

もう暗くなったから帰るか…

純平

岬?

え?

純平

岬…だよね?

なんでここにいんの?

そう。とある年に、 5季連続出場したあの人。 キャッチャーをしていて 7番?打者で活躍した人。 仕事で横浜に行ったって 母さんから聞いたけど なんでここに…

純平

仕事で異動になってね。こっちに戻ってきた。

クビってこと?

純平

違うわ。こっちの部署人が足りひんらしいから来たの。

そっか…

純平

ほら帰るよ。岬のお母さん心配してる。

うん。

徒歩10分で家に着いた。 ここまで送ってくれた 幼なじみにお礼を言って ドアを開けると 先にドアが開いた。

Σ (ノД`) イタッ

あ、ごめん💦

急に開けないでよ💦

純平

お久しぶりです🙇‍♂️

ああ純平くん。おかえり。純平くんとこのご両親こっちいるから上がって行ってー

どうぞ。

純平

え?あ、

お母さんが遠慮気味の 幼なじみを家に上がらせた。

純平母

2人揃って見るの久しぶりやねぇ

そうですね。かれこれ4年ぶり?

純平

そうですね。

井戸端会議かなにか わかんないけど 大人同士で話を始めた。 そういや来週から 二学期の中間テストが 始まるんだった。

来週からテストだからちょっと勉強してくる…

うん。無理しないようにね。

はーい。

自分の部屋に戻った。 家族がこんな話をしているのを 知らずに勉強を始めた。

岬がテスト勉強で 部屋に戻った。 多分大人同士が話を 始めたから気まづかったのだろう。

やっぱりこっち戻ってきたのってあれ?

純平母

そう。再発しちゃったみたい。小さい頃に1回なって完治したって思ってたんだけど…

純平

こればっかりはしょうがないよ。

純平母

岬ちゃんには言ったの?白血病のこと。

純平

まだそういうときでは無いと思う。岬勘だけは鋭いからいつかはバレるけどね。

治療はいつから始まるの?

純平母

いつからだっけ?

純平

明後日から。

そっか…

純平母

岬ちゃんにはなんか言ってんの?こっちに来たこと。

純平

仕事の異動でこっちに来たって言ってる。

純平母

またまたそんな大きな嘘を…

母さんは大きなため息を着く。 昔から俺の背中に 隠れて様子を伺っていた 岬に安心させたかった。 前に白血病になった時も 心配かけまいと頑張ってたけど 勘づいたのか 直ぐに飛んできた。 そんなことがあったから 母さんは早めに 言っておいた方がいいんじゃないか と心配している。

純平

大丈夫だって。多分。

純平母

前みたいに泣きじゃくって扉開けてくるよ?岬ちゃん。

純平

そんなことあったね。

純平母

早めに言っといてね。岬ちゃんのお母さん大変なんやから、

その辺は扱いに慣れてるから大丈夫ですよ。

純平母

いやいや、去年腰を痛めたんですから無理せんと…

そんなことを話している 親を横目に 十数年前のあの日の記憶を 思い描いた。

十数年前 とある病院の無菌室

純平母

純平。岬ちゃん来たんだけと会えたりする?

純平(幼少期)

うん。

純平母

体調悪いとかは?

純平(幼少期)

ない、

純平母

頭痛いとかは?

純平(幼少期)

ない。

体調が悪くても 岬に会えたら何でも 治る気がした。 親とか病院の先生じゃ 話し相手になってもらっても なんかつまんないし。 今日はなんか体調悪かったけど 岬に会おうとした。

純平母

岬ちゃんおいで。中に純平いるよ〜

岬(幼少期)

純平くん元気ないのなんで…?

純平(幼少期)

俺元気だよ?

岬(幼少期)

元気じゃないもん…

入ってきて早々に 半泣きの岬。 元々岬は一人っ子だったから 遊び相手っていうか 同じ年頃で話してくれる 存在が突然いなくなって 不安になったのだろう。

純平母

あれ?岬ちゃん。お母さんは?

岬(幼少期)

どっか行った。

純平(幼少期)

コンビニじゃない?

純平母

そうか…母さんちょっと見に行ってくるから岬ちゃん見ててくれる?

純平(幼少期)

うん。岬おいで。

岬(幼少期)

おばちゃんどこ行くの?

純平母

岬ちゃんのお母さん探しに行ってくるの。純平が遊んでくれるって。

純平(幼少期)

何して遊ぶ?

岬(幼少期)

うーんと…

純平母

純平あとは頼んだ。なんかあったらナースコールね。

純平(幼少期)

知ってる。

この時俺は小学4年生で 岬が小学1年生。 季節は秋。 今頃外じゃ 岬が好きなコスモスが 咲く頃だろうなって 思いながら 岬と遊んだ。

純平side 現在。 そんなことを思い描いてたら 横から話しかけられていることに 気がついた。

どうしたん?そんな思い詰めて。

純平

ううん。何でもない。

ならいいけど。

純平

勉強は?

これ以上やっても意味がないって悟った。

純平

そっか

いつの間にか 母さん達が揃って 夕ご飯の準備に取り掛かっていた。 久しぶりに両家家族が 揃ってご飯を食べるのだろう。

純平

テストはいつから?

来週の月曜から。

純平

土日勉強よね。

ん〜、なんかやる気が出ないんだよね。

純平

やる気出せよ笑

純平くんがどっか連れてってくれるんだったら。

純平

明日ならいいよ。

え?連れてってくれるの?

純平

うん。

んじゃ、ここの公園に行きたい。

純平

コスモスが綺麗なとこやん。

やっぱそう思うよね。

純平

ここ?

うん。

純平

わかった。

純平母

え?コスモス畑??

純平

うん。

岬side 晩御飯の時に 明日の予定を純平くんが 話してくれた。

こっちに来てすぐだけど疲れない??

純平

大丈夫っす。

あんまり動かさないつもりだから。

"つもり"でもどうせ動かすんでしょ?

さぁ?

純平母

まぁまぁ純平なりに考えがあるだろうから2人で楽しんできて。

ごめんね💦巻き込ませちゃって💦

純平

いえいえ。僕が好きでやってるんで。

本人もそう言ってるんだしいいじゃん。

こんな子だけどよろしくね💦

純平母

なんかあったら電話ちょうだい

はーい。

そんなこんなで親の了承を得て 近くのコスモス畑に行くことになった。

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