剣持刀也
あー、寒。
白い息が視界を覆う。
僕があんなことしなければ 今頃暖かい部屋で 2人くっついて
映画を見たり、 ゲームをしたり、 できていたはずなのに。
しばらくすると クラクションが鳴り、 甲斐田くんの愛車が見えた。
サクサクと 誰も通った跡のない まっさらな雪を踏みしめ、
車へと向かう。
甲斐田晴
なんちゅう顔してるんですか
甲斐田晴
あーもう。
甲斐田くんが ハンカチを 差し出してくれるまで
僕は僕の顔が 涙と鼻水でぐちゃぐちゃに なっていることに 気付かなかった。
静かにシートベルトを締める。
“あの時”は 後ろにガッくんが居たけど
今はこの狭い空間に
甲斐田くんと2人きり。
なんだか悪いことを している気分だ。
剣持刀也
ねぇ、甲斐田くん
甲斐田晴
どうしました?
この真面目な研究者は 真剣に運転をしているので
目線が合うことはないが、
ちゃんと 僕の話を 聞いてくれているとわかる。
剣持刀也
あの、さ、
甲斐田晴
?
剣持刀也
一緒にホテル、行かない?
キキキィーーッと 急ブレーキがかかり、
僕の体は 前にふっ飛ばされそうになる。
シートベルトって大事だなぁ とか思っていると
甲斐田晴
はぁ!?!?!?
情けない声。
剣持刀也
いこーよ、甲斐田くん。
もうどうでも良くなった。
こうなったらこの不甲斐ない自分を
めちゃめちゃに 虐めてやらないと 気がすまない。
甲斐田晴
何言ってるんですか!
甲斐田晴
そーいうことは
恋人同士でしてくださいよ!
恋人同士でしてくださいよ!
と、
甲斐田くんは言うけれど。
誰でもいい
僕をめちゃくちゃに 汚してくれさえすれば。
嫌われたいんだ。もう。
剣持刀也
いいんだよ…もう
甲斐田晴
いやいや、
何言ってるんですか
何言ってるんですか
剣持刀也
だっ…て……さ……。
剣持刀也
手、
出してくれないんだもん。
出してくれないんだもん。
甲斐田晴
そりゃ、
もちさん未成年だもん
もちさん未成年だもん
剣持刀也
好きとか愛してるとか
剣持刀也
あんまり自発的に
言ってくれないし。
言ってくれないし。
甲斐田晴
恥ずかしがり屋なんですね。
剣持刀也
しょっちゅう喧嘩になるよ
甲斐田晴
言い合える仲って
素敵じゃないですか?
素敵じゃないですか?
剣持刀也
でも、でも……。
甲斐田晴
なぁんだ、
甲斐田晴
もちさん、
甲斐田晴
しっかり
大好きじゃないですか
大好きじゃないですか
剣持刀也
は?ちょ、待て甲斐田、
甲斐田晴
着きましたよ
そこは、
僕らの家だった。
もくもくの
アーイどもども
もくもくのです
もくもくのです
もくもくの
フォロワーさんが
増えてくれて嬉しいです︎💕︎︎
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もくもくの
読みづらいとは
思いますが
どうかこれからも
思いますが
どうかこれからも
もくもくの
ご贔屓くださいませ!
もくもくの
……正直
もくもくの
甲斐田とは
趣味が合いません
趣味が合いません
甲斐田晴
呼びました?
もくもくの
呼んでねぇよ帰れ!
甲斐田晴
は?
もくもくの
NTR趣味じゃねぇんだよ!
甲斐田晴
スワッ〇ングとNTRは
違うだろぅがぁ!
違うだろぅがぁ!
もくもくの
いっっっっしょ!!!!