天音(あまね)
お母さん
天音(あまね)
お母さん
天音(あまね)
いつもそうなる
私もう高一なのに、放課後とかいつも妹の天莉と一緒に図書館に行かないといけない
お母さんは私よりも天莉の方が大好きだった。だからあの子にだけ優しく、甘えてあげる…
ほんとだるい!あいつまだ小1で、漢字も読めないし! それにこの前一回図書館の本を破ったこともあるし… ムカつく…
トコトコ
トコトコ
プルプル:;((•﹏•๑)));:…12月ってよく雪降るよね
左手はポケットの中に入れ
右手は妹の手を繋いで
真っ白な地面を歩いていく
雪が降ったらいいことが起きるっておばあちゃんが教えてくれたんだ
私には起きるのかな
〜図書館〜
今日の図書館はふだんより人が少なかった
妹はいつものように図書館に入ったらすぐにどっか行く
私もいつもと同じで自分のお気に入りの小説を探して、座って読むことにする
私の好きな小説はある作者が書いたシリーズである
そのシリーズは「甘い恋」を中心にして書いている
主人公の名前は「天音」自分と同じ名前だから好きになった
本を探したら、私はいつも座っているお気に入りの窓側の席に座ろうとしていた
しかし、今日のそこには誰かが座っている
少年は黒いパーカーを着ていて 耳にイヤホンを付けている
何かを集中して書いているようで、私はその向こう側の席に座ることにした
少年はすごくイケメンで優しそうな顔をしている きっとモテるんだろねー
天莉(あめり)
天音(あまね)
天莉(あめり)
天音(あまね)
天莉(あめり)
冗談かと思って、妹の話を無視することにした
天莉(あめり)
ん?
少年は頭を上げ、イヤホンを外した
天音(あまね)
天音(あまね)
いや、大丈夫です((ニコッ
天音(あまね)
天莉(あめり)
妹が泣いた…こいつ…今までずっと人に迷惑をかけることしかしてねぇ!
まだ小1だけど、こんくらいは分かって欲しかったなー
ほんとムカつく!
コメント
2件
確かに〜いい考えですね葵さん( ˶´˘`˶)🔪)Д`)ツクツクツク