ドンッ"……
それは一瞬の出来事だった.
俺たちが呑気に話している間に、
奴はだんだんと 近づいてきていたんだ.
ゆあん
気づけば俺たちは、
商店街の奥にある、
大通りまで飛ばされていた.
周りから”視線”が集まり始める.
ゆあん
ゆあん
飛ばされる直前__
うりは俺のことを庇って、
奴と勢いよく”接触”した.
..そのせいなのか、
"頭"からは血を流している__.
ゆあん
ゆあん
ゆあん
道路のど真ん中で、
俺は一人で”涙”を流した.
この現実を認めたくなかったから.
ゆあん
ゆあん
ゆあん
俺たちの周りには、
沢山の人が集まっていた.
そのほとんどが “スマホ”をこちらに向けている.
ゆあん
ゆあん
うりは人間ではない__
つまり”身分証”を持ってない.
DNAでも照合されないだろう.
ゆあん
ゆあん
本体無事だよな…??
ゆあん
ゆあん
本体が抜けた時は、
呼吸が止まるはず__.
でも今のうりは、
“呼吸している”ため 体から抜けていない_.
ゆあん
ゆあん
ゆあん
ゆあん
ゆあん
もう頭がパニック状態になり、
自分でも何を言ってるのか 分からなくなっていた.
ゆあん
..キャャ"ア!!!
..おい逃げッ__.,.
俺が消し去ってやる.
ゆあん
ゆあん
ゆあん
ゆあん
ゆあん
ゆあん
"地球征服"に使うんだよ.
ゆあん
ゆあん
"なら地球人にこの事言うから"
ゆあん
うりが地球に来たのってッ…
ゆあん
ゆあん
このためだったのか__笑
ゆあん
ゆあん
ドガッ!!..
ゆあん
ゆあん
うり
ゆあん
ゆあん
ピーポーピーポー…
ゆあん
ゆあん
ゆあん
ゆあん
“1”…!!!!
ゆあん
ゆあん
うりが”くれたやつ”のおかげで、
俺の家まですぐ着いた.
初めて”空”も飛んだし、
今日は夢みたいな日だ.
うり
ゆあん
そんなことを考えても、
“うりが起きない”と言うのは事実.
そこからは逃げられない.
ゆあん
ゆあん
ゆあん
俺たちが出かける”前”___
うりは”とある物”を俺に渡してきた.
ー回想ー
ゆあん
うり
ゆあん
うり
ゆあん
うり
ゆあん
俺が渡されたのは、
小型の白いボタン.
見た目以上に重さがある以外では、
特に変わったものはない.
うり
うり
全身の”細胞の力”が急速に上がる.
うり
うり
ゆあん
うり
うり
うり
ゆあん
ゆあん
うり
うり
うり
ゆあん
ゆあん
ゆあん
うりがあの時言ってた言葉__
今となっては、
どういう”意思”でそうしたのかが分かる.
ゆあん
ゆあん
ゆあん
うりが地球に来た理由が 痛いくらい分かって、
今までの行動が全部 “助けるため”だったと考えたら、
だんだん胸が苦しくなってくる.
ゆあん
俺が蹴飛ばしてやったあいつは、
"生きている"に違いない.
警察に逮捕されても、
どうせ脱獄するだろうな.
ゆあん
ゆあん
ゆあん
ゆあん
ゆあん
ゆあん
うりのことを考えると、
今のこの状態が 可哀想でたまらない.
ここまで”命”を張る奴は 他に居ないだろう.
うり
ゆあん
うり
ゆあん
自分の心臓が どんどん速くなっていく.
初めて見るうりの顔に、
また涙が溢れそうになった.
ゆあん
ゆあん
うり
ゆあん
ゆあん
うり
ゆあん
ゆあん
ゆあん
うり
ゆあん
ゆあん
うり
ゆあん
うり
ゆあん
うり
人間になりかけてるッ..
ゆあん
うり
うり
ゆあん
うり
ゆあん
ゆあん
うり
ゆあん
うり
体から "出れない"んだ.
コメント
9件
うりぃぃぃぃぃ!!! 早く人間になってゆあんくんと結婚してくれぇeー((スミマセン えーっと、、、(尊死)