テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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鬱大先生　対人恐怖症〖リメイク版〗

第2話 - episode - 1

172

2025年02月03日

#創作

#ご本人様には関係ありません

#wr×2

#mzyb

霧夢　@低浮

物音・騒音

心の声

（今回は特にありませんが）虐め・ぶりっ子・暴力・暴言等々、含まれます。了承出来る方のみ、この先閲覧下さい。

んぅ......んﾞ〜ｯｯ！！朝かぁ...

今日はぁ...会議あるんか。
インカムつけとこ〜...

あ、どうも鬱です。

最近、会議が多いんよねぇ〜...

戦争が近いからかな。

ん？なんでインカムで聞くのかって？

僕、対人恐怖症でね...HAHAHA。

僕の名前しか知らない幹部がほとんどやで。

＜大先生、飯置いとくで〜。

ん、ありがとぉ〜。

＜体調管理しっかりしとけよ〜！！

うぉｯ...おう！！

タタタタッ、と走り去る音が聞こえると、

恐る恐るドアを開け、食事を取る。

うわ、美味そ〜...
またとんちが作ったんかなぁ〜...♪

パクパク、と食べ進めると、

意外にも早く食べ終わった。

扉越しに音を聞いて、誰もいないのを確認し、

空になった食器たちを置いて、すぐに閉める。

ふぃ〜......
んﾞ〜ｯ、書類でもするか...

shp

トントンさん、幹部の鬱って人、
どんな人なんですか？

へｯ？

食事中に、急にそんな事を聞かれる。

ああ、新人達は会ったことないもんな。

あ〜...まぁ、ん〜...ムズいな。

なんて言うんやろ...
兄貴気取りの末弟、的な？

なんていうかさ、
他人の前ではカッコつけるって言うか...

へぇ〜、興味深いっすね。

shp

また機会があったら、
ぜひ会わせてくださいね。

お、俺も俺も！

あいつからの承諾があればな。

何何〜？何の話ぃ！？

ん、お前の相棒の話。

あ〜、大先生な！

さっき飯届けたけど、
元気そうな声やったで！！

お、そうか。
体調は大丈夫そうやな。

アイツは他人優先だからな。

おわｯ、ビビったぁ...

幽霊のように出てくる総統。

ビビるやろがい。

黒い瞳が、余計そう思わせる。

まぁ、強いし。
一回、あいつ怒らせた国滅んだからな。

あ〜、合ったわ。あれやろ？
あの〜、グルさんが攫われた時。

あ〜、あん時かぁ。

怖かったね〜。
一瞬、大先生か疑ったよ。

いつもなら寄り付く外道丸が、
ビビりすぎて逃げたからね。

しれっと会話に参加する爛漫。

だから怖いって。

そうなんですか！？

shp

もっと興味でてきました...

まぁ、あいつは一種の病気の影響で、
人と顔合わせられへんから。

あいつが勇気出すまで、
気長に待っとったらいつか会えるで。

あ、はい。

くぁ...
一旦休憩...

その時、

コンコンコンッ。

扉を三回、ノックされる。

「入ってどうぞ。」と言い、中に入れる。

しつれぇ〜い！！

マンちゃん、！

えっと...髪のメンテって今日だっけ。

ついでに風呂にも入らせようと思って！

ええ...みんなと顔合わせなあかん、？

大丈夫、時間はずらすよ！

一ヶ月に一回、

風呂に入らない僕を、風呂に入れてくれる。

風呂はみんなで大浴場を使うから、

絶対に顔を合わせてしまう。

だから、髪は一週間に一回、マンちゃんがメンテしてくれる。

みんなは七時に入るって。
もうみんなで先に入っちゃう？

うん、そうする。

んﾞ〜...
あ〜、疲れた...

お疲れ、グルちゃん。

書類もしてないのに、
なんで疲れてるんか知りたいけどな...

まぁまぁ〜、
久しぶりの大先生との風呂だよ？

楽しくやろうよ〜

.........

...あれ？シッマ？おーい。

んん......
なにぃ......、？

綺麗なアクアマリンは、

今にも閉じそうだ。

寝るなよ？
のぼせてまうで？

ぅ...ん、
だい、じょぶ......

コテッ

あ、ちょ、
...寝た？？

すぅ...すぅ...

ん、もうそろそろ出るか。

ちょっと待って、
誰かシッマを連れてって...

俺が持つわ。
...っし、行くぞ。

シッマ〜、服着ぃや〜...、？

んぅ...ん、分かった......

はは、いつもならこんなことは、
滅多に無いんやけどなぁ...

鬱がいるからかもな。

あ〜ね、？

大先生！髪乾かすめぅ〜！

あ、は〜い。

ブオォオオォッ

〜♪
やっぱり、大先生の髪はサラサラやね〜♪

そんなことないよ〜...？

............
ねむい......

...、やっぱりみんなといると楽しい。

新人達にも会ってみたい。

たしか...

シャオロン、ゾム、しんぺい神、ロボロ、エーミール、ショッピ、チーノ、レパロウ...

いっぱい増えたんやなぁ...

あれ、てかシャオロンって...

まぁいっか。

新人達も、会いたい！とか言ってくれとるやろか。

しんぺい神は軍医やっけ...いっちゃん最初に会いそうやな。

まぁ、機会を待っとこ...

ほら〜、
置いてくぞ大先生〜。

あｯ、待って〜！！

shp

はぁ〜......

鬱って幹部の人、どんな人やろ...

名前以外、何も言われてへんもんなぁ。

〜〜〜〜〜〜！

shp

あれ...トントンさん達、？
もう風呂入ってる...なんでや？

〜〜〜〜〜〜〜！！

〜〜〜〜〜〜。

〜〜〜...

〜〜〜〜〜〜！！

〜〜〜〜〜〜...

shp

...あの人、誰や？？

あの人が、鬱...さん、だろうか。

片目隠しの青みがかった黒髪。

眼鏡にスーツ...

名前通りの見た目すぎるやろ！！

鬱で片目隠しは確やろ。

あ、ショッピくん。

ｯｯ！？

shp

ぁ、

俺を見るなり、

鬱さんはトントンさんの後ろに隠れる。

shp

......

？どうした、？

shp

えっと...鬱さん、ですよね......、？

ｯ、ぇ、と...

shp

......またいつかでいいので、

shp

面と向かって話せるの、楽しみにしてますね。

......！

不器用なりに微笑みかけてみる。

チーノを待たせているから、早く行こ。

と、その場を去った。

...な？ええ子やろ？

感想がおかん...

お？粛清ぶちかましたろけオイ。

さぁせんっした。

外資系はああ見えて仲間思いだからな！

コネシマには冷たいが...

あいつはいわゆる、ツンデレって奴や！！

それ聞こえてたら後でシバかれるよ？

ふふ、面白い子が入ったんやねぇ。

sha

...ん？あ〜！！

ｯ！？

って、あ！

sha

大先生！！

シャオちゃん！！

久しぶり〜！

sha

久しぶり〜！

sha

いやぁ〜、幽霊幹部ってお前のことか！

んふ、せやね。

sha

いつぶり？中学？

あ〜、そんぐらい？

sha

懐いよな〜！文化祭でお前がアリスやってんの！（笑

あれは恥ずかった...（苦笑

sha

で、ウサギのコイツな。（笑

んﾞ...、？
何、何の話...？

中学の文化祭！
覚えとる？

俺が懐中時計持ちながら
走り回ってたやつ...？

sha

ブフッ...それそれ。

sha

「急がなきゃ、急がなきゃ...！！」
って騒ぎ立てたやつな？

ん〜...（頭押付

あててて...
寝るなら部屋にしぃや？

やぁだぁ〜...（むす

あらら〜...

sha

強制連行しとこか？

頼む。

sha

は〜いコネシマ、
強制連行で〜っす！

ああぁぁ〜......

じゃあ、またね、シャオちゃん。

sha

おう！またな〜！！

...仲ええの？

ちっちゃい頃から家隣でな。

中学までは一緒やったんやけど、

軍学校行ってから、コースが違うのもあって話さんくなってしもたわぁ。

へぇ〜。

ま、そんなことより、部屋戻るな！

おう、またな〜！

うん！

みんなへ別れを告げて、

俺は自室に戻った。

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