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これはわたしが実際に体験した話です。
あれは3年生の頃でした。
私は友達と呼べる人が1人しかおらず、その友達とも去年からクラスが離れてしまい、ぼっちでした。
クラス替え
発表!
A
B
その時、私は好きな人がいました。ついつい嬉しさで
きなこもち
と大声で叫んでしまいました。
A
B
きなこもち
喋る人は男子の1部だけでした。
恐らく周囲からは地味な子としか思われていなかったと思います。
先生が発表され、教室では。
先生
先生
みんな順番に自己紹介をして行った。
そして次は。
きなこもち
先生
先生
そこから1ヶ月。 私にとって1ヶ月は早いものだった。
先生
きなこもち
シュッ
きなこもち
隣を見ると
きなこもち
はるき
きなこもち
それから私は、はるきとよくはなすようになっていった。
また、だんだん家での自分が出るようになっていった。 家ではよく喋るのだ!
きなこもち
A
きなこもち
といっても、喋るのは男子ばかりだ。
きなこもち
はるき
きなこもち
なぜ手紙にしたのか、よく覚えていないが、小学三年生にできるお祝いというのはそれくらいの物だったのだろう。
火曜日
きなこもち
はるき
きなこもち
はるき
はるき
何故かその時、すごく緊張した事だけは覚えている。
その次の日
はるき
きなこもち
渡されたのは、手紙だった
家に帰って見てみた。
きなこもちへ 昨日はありがとう!嬉しかった! これからも席隣同士ヨロシク!ていうか好きなキャラクター何? ポケモン好き?
私の家ではポケモンのグッズがあるとかそういう訳では無いが、アニメは毎週見ていて好きだった
きなこもち
はるきへ! 手紙お返しありがとう!キャラクターはリラックマが好き! ポケモンも毎週見てて、好きだよ! 席替えしてもよろしくね!
次の日の朝。
きなこもち
はるき
そこから手紙交換が始まった。
ある日。
はるき
きなこもち
放課後。私ははるきから貰った手紙を帰り道一人で見るのが楽しみになっていた。
きなこもちへ。 返事そんなに早く書かなくてもいいよ。いつも俺の文章短くてごめんな。 席替えして離れたな。でもこれは辞めんとこな! ていうかなんで最近遊びによく誘うの?これも一応質問な! 今週の金曜遊べる? この問題解いてみて!👇👇答えは後ろ!
そこには文字を順番にたどっていくと、メッセージができるという迷路だった。
私は答えが気になってしまい、問題をする前に答えを見てしまった。
すきです
きなこもち
私は彼に言われてから気づいた。私もあなたのことが好きだったんだと。
すぐに返事を書いた。
はるきへ 私もはるきが好き!席が遠くなって残念笑 遊びに誘うのは、なんとなくかな!ごめん、金曜は習い事。 また遊ぼねー
翌日
きなこもち
はるき
そういえば、この頃、よくはるきが一人で帰っている時に後ろからランドセルをたたいて話しながら一緒に帰っていたな。
よく遊びに誘うようにもなっていた。
なぜか、彼がよくいる近くの公園にも遊びに行くようになっていた。
そこで、彼と彼の友達と3人で遊んでいた。
たくさん、彼と関わりたいと思っていた。
そこで、初めて気がついた
それが恋だと。
とある日
きなこもち
はるき
きなこもち
はるき
きなこもち
はるき
きなこもち
その時、手紙を渡した後、手を繋いだ。5分くらいだったけど
きなこもち
はるき
きなこもち
はるき
きなこもち
きなこもち
はるき
日曜日
きなこもち
道端の途中で同クラの男子にあった
B
きなこもち
B
きなこもち
ビリッ
きなこもち
B
きなこもち
ガコッ
B
キックを食らわせてやった。
きなこもち
はるき
きなこもち
はるき
翌日。
A
きなこもち
A
きなこもち
そこからいじられるようになって行った。 でも一緒に帰ったり、遊んだりすることは辞めなかったし、 手紙交換も続いていた。でも…
C
きなこもち
はるき
実は、手紙を書く度に下に必ず好きだよ、と一言書いていたのだ。 私も彼も。 お互いに気持ちを確かめていたのかもしれないけど。
手紙交換は4年生の終わりまで続いた。
4年生のクラスも一緒だったから。
でも、帰ることはあっても、二人で遊ぶことはなくなった。友達が入ったりするから。
そこから私とはるきは。
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