琉火
私の…炎…
信じられなかった
あんなに恐ろしいものが 戦う手段になる
もしそうだとして 失敗したら?
"あの時"みたいになったら?
紅丸
…詳しい話は明日だ
紅丸
今日は休め
そう言うと紅丸さんは 手を振りあげた
俺が琉火の炎の話をしたら 琉火は黙った
色々考えて辛くなるのは避けたかった
とりあえず話をやめ琉火に休むよう伝え 頭を撫でようとした
しかし俺が手を上げたら 琉火は目をきゅっと瞑った
まるで、何かに怖がるように
紅丸
…
頭に乗せようとした手を 琉火の肩に乗せた
紅丸
お前ならできる
紅丸
だから気負いすぎるな
紺炉
…紅、琉火は
紅丸
わかってる
紅丸
あいつは間違いなく虐待されていた
紺炉
それに飯食う時のあの震え方…
紺炉
殺されそうになったのか?
紅丸
それか、何かしらのトラウマがあるか
紺炉
どちらにせよ親を見つけて聞き出す必要がありそうだな
紅丸
もしかしたら義務教育さえも受けてないかもしれない
紅丸
あいつには色々学ばせないとな
紺炉
ならあのおっさんの所行けばいいか
紅丸
おっさん?
紺炉
嗚呼、本屋の
紅丸
あぁ…確かにな
紅丸
……あいつはもっと幸せになるべきだ
紺炉
……
そうだ、あいつは笑って生きるべきだ
頑張らなくたっていい 苦しまないで欲しい
…なんて、今日会ったばかりなのに 大袈裟だな俺は
紺炉
なぁ
紺炉
もし琉火が第8に会いたいって言ったら
紺炉
紅は、どうする?
紅丸
…
紅丸
んなのわからねぇ
紅丸
その時に、あいつが俺より強くなってたら……
紅丸
もしかしたら会わせるかもしれない
紺炉
それって……
可能性はゼロに等しい
でもまだ琉火の炎がどれほどのものか 俺たちは知らない
もし琉火が第三世代だったら
俺らは、きっと───────






