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⚠️ATTENTION⚠️

今回のお話では、自殺を連想させる 描写がされています

地雷だと言う方は、直ぐに引き返すことを 強くおすすめ致します

それでも見たいよ!という人は、 異世界へお入りください

快斗

………………

快斗

この部屋に閉じこもってんのも、退屈だな…

快斗

気晴らしに外にでも行くか?

快斗

けど、新一になんか言われそうだしなぁ…

快斗

新一と…エッチしたいなぁ…

快斗

新一に…求められてぇなぁ…

快斗

新一にとって、オレはもう必要なくなったのかな…

快斗

最近構ってくれねぇし……

快斗は1人、部屋で思い詰めていた

新一が自分を構わなくなったこと

愛想を尽かされたかと考えてしまう

快斗

このまま………”消えたい”……

キッド

じゃあ、消えちゃいます?

快斗

……………!

キッド

カイトがそれでいいのなら、消えちゃいますか?

快斗

……………そんなこと、出来んのかよ

キッド

えぇ、私には出来ますよ

快斗

………………

キッド

で、どうします?シンイチを残して消えます?

キッド

シンイチがどう考えるか考えずに、あなたは……

快斗

消してくれ……

キッド

えっ…………?

快斗

消せるんだろ…

快斗

ならオレを消してくれ……

キッド

な、なんで……

快斗

シンイチにとってオレは必要ないんだ…

快斗

だから、もう生きてる理由がねぇよ…

快斗

だからさ、消してよ、オレのこと

キッド

な、何言ってるんですか……!

キッド

シンイチはあなたを必要としてます…!

キッド

あなたはシンイチにとって必要な存在なんですよ…!

キッド

だから、消えないでくださいよ……!

快斗

じゃあなんで、新一は来てくんないの?

キッド

………………!

快斗

この場に、どうしてキッドだけが来たんだよ

快斗

新一が居ないと…意味ねぇじゃん……

キッド

す、すぐ来ますから!

キッド

私が早く来てしまっただけなので!

キッド

だから、ここでゆっくり待ちましょう!ねっ!?

快斗

……………オレさ

快斗

もう…………

疲れたよ…

(グシャッ…)

キッド

…………………!カイト…!

スペイド

…………!キッド、どうした!

キッド

す、スペイド様ッ……………

スペイド

何があったんだ!

キッド

か、カイトがッ……………

新一

…………………!

新一たちは窓の下を見た

そこには、頭から血を流し、あちこちが ボロボロの状態の快斗が落ちていた

快斗は、窓から飛び降りたのだ

”疲れた”と言い残して……

新一

ッ………………!快斗ッ……!

スペイド

今すぐ医療班を回せ!命令だ!

キッド

分かってますッ……!

キッド

既に回してますからッ……!

新一たちは事実を受け止められなかった

受け止めたくなかったのだ

快斗が飛び降りた事

快斗が”死のうとした”事

どうしても、受け入れたくなかったのだ

新一

ッ…………………

新一

快斗ッ………なんでお前はッ…また傷つくんだよッ………

キッド

シンイチ、大丈夫です!

キッド

今医療班が動いていますから!

一時的に、その場は大荒れとなった

医療班によって、快斗は治療を施された

魔法を駆使して回復を試みたが、 快斗は一向に目覚めることがなかった

そして、キッドはずっと耳を塞いでいた

スペイド

キッド…どうした

スペイド

なぜ耳を塞いでいる…

キッド

……………嫌な音を…聞いたのです……

思い出したくない、あの痛々しい音…

生々しく、そして鉄の匂いが辺り一面に 広がるあの感覚…

考えたくもない、その事実を思い出したく ないのだ

包帯を巻かれ、体のあちこちが流れ出た血によってぐちゃぐちゃになってしまった快斗を見つめる事が出来ず、また顔を逸らしてしまう

キッド

ッ……………………

キッド

申し訳ありませんッ………

キッド

私がッ……止められていればッ……

スペイド

お前のせいじゃない…

スペイド

これは、誰も予想できないことだ…

スペイド

しかし、対策しなかったこちらにも非がある…

新一

クソッ……

新一

クソッ………!

スペイド

………………

新一

オレはッ………!また失うのかよッ………!

新一

なんで毎回ッ……失ってばかりッ………!

キッド

シンイチ………

新一

快斗に無理ばかりさせてッ……助けてやれなくてッ………

新一

こんなことになっちまってッ………

新一

何がッ……

新一

何が彼氏だよッ………!

快斗が深い眠りについている中、 ただ1人、自分に対する怒りに蝕まれる男が 居た

その男は、自分の行いを悔いるばかりだった

そして、スペイドもキッドも、どうすることも出来なかった…

次回▷▶▷♡200以上で投稿!

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