しばらくは乱闘ダメって行ったのに 乱闘行って倒れて斗真がおぶって連れて帰ってきた──
ベッドに寝かせ、ベッドの横に座り凭れているうちに琉華も寝てしまった───
ふと、目が覚めると琉偉は起きていた
永瀬琉華
んっんん…琉偉…?
永瀬琉華
大丈夫?
永瀬琉偉
ああ
永瀬琉華
( なんか隠した?
永瀬琉華
乱闘禁止って言ったのに…
永瀬琉華
( ヤバい…泣きそう
永瀬琉偉
仲間がピンチだったから
永瀬琉華
だめ…なんかあったら…どうするの?
スーっと涙が頬を津たる
永瀬琉偉
泣くなよ
ぎゅッ…
永瀬琉華
え?///
永瀬琉華
( まって//琉偉に抱きしめられてる//
永瀬琉偉
ごめん
永瀬琉華
( だめ//もっと求めちゃう//
永瀬琉華
琉偉…
永瀬琉偉
あ?
永瀬琉華
なんでもない…//
永瀬琉華
( キスしたいなんて言えるわけない//
永瀬琉華
ご、ご飯持ってくるね//
心臓が破裂しそうだった
大好きな琉偉に抱きしめられるなんて 予想もしていなかった──
永瀬琉華
( あんなに近かったら心臓のバクバク音聞こえちゃいそうだよ…危なかった
私はキッチンで琉偉のご飯を温めながらさっきのことを思い出し
幸せに浸っていた
永瀬琉偉
なあ…まだ?
永瀬琉華
あ…ごめん!今持ってk
永瀬琉華
アッツ!!…
永瀬琉偉
ばか!何してんだよ!
琉偉が駆け付けて蛇口を捻り水を出し 琉華の手を冷やした
永瀬琉華
( 近い//
永瀬琉偉
ドジ
永瀬琉華
ごめん…
永瀬琉華
( 顔が熱い//
永瀬琉偉
琉華…
永瀬琉華
な、なに?
永瀬琉華
( まさか…心臓バクバクしてんのバレた?
永瀬琉偉
なんでもねェ…ちょっとこのまま冷やしとけ
永瀬琉華
う、うん//
永瀬琉華
( 琉偉が心配してくれてる//
琉偉は救急箱からオロナインを出し持ってきた
それを塗ってくれた
永瀬琉華
ありがとう…//
永瀬琉偉
気を付け…
永瀬琉華
( ヤバ…今見られた?
永瀬琉偉
琉華!これなに?
永瀬琉華
( やっぱ見られた…
琉偉が乱闘行く前に喧嘩して辛くて リスカした傷を見られた──
永瀬琉華
引っ掻いちゃって…
永瀬琉偉
ふーん
永瀬琉華
( 引かれた…
永瀬琉偉
なあ カッターある?
明日学校で使うんだけどさ
明日学校で使うんだけどさ
永瀬琉華
あるよ?ちょっと待って?持ってくる
永瀬琉偉
おう
私は部屋に行きカッターを取りリビングに戻った
永瀬琉華
はい!
永瀬琉偉
さんきゅー
カチカチカチ
ザッ
永瀬琉華
え…?琉偉!何してんの?
永瀬琉偉
何が引っ掻いただよ!
ふざけんな!
ふざけんな!
永瀬琉華
ごめん…
永瀬琉偉
なんなんだよ!
永瀬琉華
ごめん…
永瀬琉偉
ほんっとムカつくお前
永瀬琉華
琉偉…
永瀬琉華
( 嫌われ…
永瀬琉華
んんっ///
ちゅッ
永瀬琉偉
大っ嫌い
そう言って部屋に行ってしまった
永瀬琉華
( キス…された?
永瀬琉華
( え//今確かに琉偉の唇…
永瀬琉華
( え…夢?
私の頬に涙が津たる…
状況を把握出来ていない
何が起きたのかわからなかった──








