翌日
さな
るみーおはよ!
るみ
…
さな
ねぇ、無視しないでよ。昨日の件はごめんね。
でも、りくにビシッと言ったよ。
でも、りくにビシッと言ったよ。
るみ
嫉妬した…
さな
ごめん。ビシッと言いたかっただけなの。
さな
本当にごめんね。
るみ
本当は私が本命だと思ってないんでしょ。
さな
そんなことないよ。るみは可愛いし、モテてるし。
るみ
可愛いからってモテるわけじゃないよ。
さな
そうだけど…
るみ
もういい。さなと話したくない。
さな
え!待ってよ…
りく
よっ!さな!
さな
あんたのせいでるみに嫌われたんだからね!
りく
その件はごめんって~
さな
許さない。もっと反省してよ。今まで人を傷つけて。
りく
ごめん。もうこんなことはしない。
さな
じゃあるみに謝ってよ!!
りく
なんでだよ!俺るみに何もしてねぇよ!
さな
いいから!
りく
わかったよ…
りく
るみ。
るみ
なにー?
りく
ごめんな。こんなことして。
るみ
りくくんは悪くないよ。
りく
さなが謝れって。大事な友達に嫌われるの相当落ち込んだみたいだよ。
るみ
ふん!さななんて友達じゃないし。
りく
おいおい。さな、泣いてたぜ。
るみ
そ、そんなの知らない。
りく
さな、ほんとに落ち込んでたよ。
るみ
私に関係ないでしょ!
りく
あるよ!!お前さなの友達だろ!
りく
さなは本当にるみのことを思ってるから泣いてるんだよ!
りく
それも知らねーのかよ!!
るみ
もう絶交したし。さなとは口聞きたくない。
りく
そう。その代わりそれに俺にも話しかけんな。
るみ
え、なんで?!
りく
さなが泣いてるのに慰めることもしないんだ。
りく
ただただ無視するんだ。
るみ
だ、だって。
りく
さなは何も悪いことしてないだろ!!
るみ
したよ。私がりくのこと好きだってわかってるのに嘘コクって分かってたのに。りくくんと付き合って。嫉妬した。
りく
でも、俺はさなと付き合ってからビシッと言われて
色んなこと学んだ。もう嘘コクはしないと決めた。
色んなこと学んだ。もう嘘コクはしないと決めた。
りく
さな、お前のために、お前が嘘コクされないために必死に俺に
怒ってたぜ。そんなことも知らずに絶交とかするんだ。
怒ってたぜ。そんなことも知らずに絶交とかするんだ。
るみ
え…そんなこと知らなかった…。
りく
それで、さなのことを本気で好きになってしまったんだ。
るみ
え…?!
りく
お前に好きって言われて嬉しかったけど、
友達思いのさなの方が俺は好き。
友達思いのさなの方が俺は好き。
るみ
え…
りく
確かにるみ可愛いけど
俺は顔じゃなくて性格で選ぶんだ
俺は顔じゃなくて性格で選ぶんだ
りく
さなは可愛いし性格もいい
るみ
私性格悪いの…?!
りく
俺にとっては。
りく
友達の何も知らないで絶交して。
るみ
その件は反省してる。私を見直して欲しい…
りく
ごめん。それは無理だ。
りく
じゃあ俺もう帰る。
るみ
え…待ってよ…