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平凡な魔法学校の生徒の属性は"無"

第15話 - 第１５話『ありのままの"あい"でいたい』

2025年08月30日

#ロボトミーコーポレーション

#二次創作

#魔法学校

ホノラ

セツナ

はぁはぁ…（息切れ）

セツナ

あ…ありのまま今
起こった事を話すぜ！

カーリー

は？

セツナ

某戦闘アニメを見てたら
急に涙を浮かべる3人がいて、

セツナ

思いっきり
殴られた

エノク

起きてるなら
起きてるって言ってよ！？

セツナ

へ？

リサ

そうだよ、私達がどれだけ
心配したと思ってるの！？

セツナ

へ？

セツナ

いや、私何があったか
覚えてないんだけど…

ｷﾞｭｯ… （カーリーがセツナにくっつく）

カーリー

本当に…良かった…

カーリー

そして…

『ごめんな』

カーリー

私のせいで…私が暴走してる
セツナを止められなくて…

カーリー

本当に…ごめん…

ｽｯ…（カーリーの頭に手を乗せる）

カーリー

えっ…？

セツナ

（カーリーをなでなでする）

セツナ

…私こそごめんなさい、
私自身の意識が
なかったとは言え、

セツナ

魔法の制御が
効かなくなってたのは
わかってましたから。

セツナ

…でも、余計なお世話かも
知れませんけど…

セツナ

私は、カーリー先輩に罪を
背負わせたくなかったんです。

カーリー

…えっ…？

セツナ

○人はその人に行為を持って
あやめてしまったら

セツナ

それは罪になります。
悪いのはあの人なのに、

セツナ

カーリー先輩が悪いって
事になってしまうんです。

セツナ

私はそれが嫌だったんです。

カーリー

なんで…そんな事…

セツナ

…傷つく責任は
私だけで良いんです。

セツナ

誰かが傷つくなら自らを
犠牲したらいいと、

セツナ

私は考えたんです。

セツナ

それが利己的なもの
だとしても、

セツナ

私にも大切な人を守りたい
という考えはあるので。

セツナ

皆を傷つけたくないから、
そんな行動をしたんです。

カーリー

…そっか。

セツナ

うぅっ…ぁぁ…(涙を流す)

カーリー

えっ、セツナ！？

エノク

セツナが泣くんだね…

セツナ

だって…カーリー先輩が
悲しい気持ちになると…

セツナ

私まで悲しくなっちゃって…

セツナ

ｳﾜｧｧｧ(泣いてる)

リサ

ほら、泣かないで…
(ハンカチをあげる)

セツナ

だからカーリー先輩…

セツナ

これからも、私のパートナーで
いてください！

カーリー

あ、あぁ。勿論だ。

セツナ

ｳﾜｧｧﾝｯ(泣いてる)

カルメン）話は終わったかな？

セツナ

はっ、この声は！

セツナ

My Teacher
(※カルメンの事)

リサ

やかましっ！w

エノク

雑に発音が良いしw

カルメン

皆、元気そう…いや、
元気すぎじゃない？

セツナ

それで、どないしたんや

セツナ

My Teacher

カルメン

いや～ね？
ちょっと真面目な話をするの。

カルメン

話せる？セツナ

セツナ

あぁ、はい。
真面目な話ですか。

カルメン

うん。じゃあ、質問させて。

カルメン

セツナはランク試験であった事…

カルメン

どれくらい覚えてる？

セツナ

………

セツナ

私刺されましたね。

カルメン

そうだね。

セツナ

これ許せますかー？

エノク

カルメン先生、なんで
そんな事を聞くんですか？

カルメン

いや、セツナが侵入者と
戦ったでしょ？

カルメン

でもね、ランクの資格を
持っていない者が

カルメン

例え犯罪者でも危害を
加えちゃダメなんだよね。

エノク

で、でもあれは正当防衛です！
やらなきゃダメでした！

カルメン

うん、確かに…最初の方は
ほぼ正当防衛だね。

カルメン

だけど、その後が問題になって…

カルメン

あれが過剰防衛と
見なされちゃったの…

エノク

うぅ…確かに…

カルメン

私達も『仕方がなかった』と
異議申し立てたけど、

カルメン

魔法警察局の偉い人に
ダメだと言われちゃって…

カルメン

でも…

カルメン

あの時のセツナは
もう1つの人格…

カルメン

つまりは別人格だったから、

カルメン

もしかしたら『本人の人格は
あの時は意識がなかったかも

カルメン

知れない』と
申し出があったから…

カルメン

記憶がなければ
無罪放免とでたの。

エノク

それで良いんですか…？

ベンジャミン）まぁ、もっとも

ベンジャミン

ガリオンさんやダニエルさんの
力が大きかったんでしょうけど。

カーリー

あいつらが？

ベンジャミン

だって会議の時、必死に
弁護してくれましたし。

セツナ

ねぇリサ。あの三人は
何を話してるの？

リサ

特に気にしないで
『バカ』

セツナ

自分がバカの世界
チャンピョンか…

エノク

ねぇ、セツナ

セツナ

ｳｪｲ！

エノク

包み隠さずに覚えてること
全部言ってよ。

セツナ

だから言ってるでしょうが…

セツナ

ワタシハササレタアトハ
オボエテイマセンヨ
(私は刺された後は
覚えていませんよ)

エノク

本当？

セツナ

嘘は言ってません

カルメン

…そっか、

カルメン

それと、皆に言うことがあるの。

ベンジャミン

本当に…

ベンジャミン

ごめんなさい(頭を下げる)

ベンジャミン

僕の、判断不足でした。

ベンジャミン

予想できていた事なのに、
貴方たちを危険に晒してしまい…

ベンジャミン

本当に、先生として
不甲斐ないです。

リサ

やめてください、
ベンジャミン先生！

エノク

そうですよ…
頭を上げてください！

カーリー

そうだ、ベンジャミン先生は
なにも悪くはないんだろ！

カーリー

私達が、勝手な判断をして
先生を説得したのが…

『そして…』

カルメン

ありがとう。

カルメン

皆の為に、戦ってくれて…

カルメン

自分の信念をねじ曲げないで
立ち向かって…

カルメン

本当に、ありがとう

ベンジャミン

後日、改めて貴方達の活躍を
表彰する表彰式と授賞式が
あります…

ベンジャミン

これは、貴方たちが受ける…
受け取る権利があります。

ベンジャミン

だから、出席出来ますか？

カルメン

それじゃあ、
私たちは失礼するね。

ベンジャミン

本当に、
ありがとうございます。

セツナ

先生…

セツナ

私、明日に賞とお礼を
渡してくれる人が…

セツナ

カルメン先生、ベンジャミン
先生…貴方達じゃなきゃ…

セツナ

嫌ですからね…

カルメン

…

ベンジャミン

…

その後、私は退院して、皆で帰路に着いた。

そうして、次の日

体育館には、カルメン先生とベンジャミン先生がいなかった。

カーリー

なぁ、先生達がいないんだが…

セツナ

…

リサ

…？

リサ

セツナ、何か知ってるの？

先生

これから授賞と、表彰式を始める

先生

…の、だが…

先生

渡すのは俺ではなく…

先生

この方達にお願いする。

ｶﾞﾀｯ… (机から出てくる)

カルメン

いや、流石に大の大人2人が
机の下に入るとキツいよ…

ベンジャミン

特に僕は身長高いんで…

リサ

なぁにしてんだぁぁぁぁ!?!?

エノク

ｴｪｧｧｧｧｧ!?

セツナ

ﾜ…ｱｧ…(ちいかわみたいに泣く)

カーリー

私たち、てっきり先生が
辞めさせられちゃったと

カーリー

思ったじゃないかー！？

カルメン

いや、そのはずだったんだけど…

カルメン

何か、うちの生徒の誰かが
とてつもない勢いで

カルメン

魔法学教育委員会に
訪ねた子がいたらしくて…

カルメン

そしたら解雇がなしになった…

エノク

絶対セツナでしょ…

セツナ

ちょっと黙っといてくれ。

エノク

ほら動揺してる…

そして数分もして

先生

これにて、表彰式を
終わりにする。

次の日

私達は、カルメン先生とベンジャミン先生に呼ばれた。

セツナ

なんで呼ばれたんだろ

エノク

またセツナがやらかしたの？

セツナ

なぁんでわたし？

ｶﾞﾗｶﾞﾗｰ

カルメン

待たせてごめんねー

ベンジャミン

そして…はい、これをあげます。

(4人にそれぞれカードが配られる)

セツナ

…なにこれ？

ベンジャミン

それは、ランク試験に合格した
人に与えられるライセンスです。

ベンジャミン

ランクの値はその時の
状態によって変化します。

リサ

ベンジャミン先生の魔法で？

ベンジャミン

僕には出来ませーん

カルメン

私がやったんだよ～？

カルメン

あ、ランクは実績などと
推薦で上げられるよ。

カルメン

そして、私達が4人を推薦したから
Eランクよりは上のはずだよ。

エノク

僕は…『B-』行ってる…

リサ

エノクはまだまだだね～

リサ

私は『B』だよ～？

カーリー

『A-』だ…

セツナ

C-…

カルメン

それじゃあ用事は終わり！

ベンジャミン

気を付けて帰るんですよ～

そして帰路

カーリー

あー待ってくれよー！

エノク

何言ってるんですか、
カーリー先輩！

エノク

今日は早めに帰れたので
スイーツ食べに行くんですよ。

リサ

しかも1日9つ
限定の特別パフェ！

リサ

早く行かなきゃ
損しちゃうんですよー！

セツナ

(何だかんだあったけど、)

セツナ

(楽しい日常が
帰って来てよかった…)

ﾋﾟﾗｯ(ライセンスが落ちる)

セツナ

やべっ、落としちゃった。

セツナ

流石に1日目で失くしたらね…w
(落としたライセンスを取る)

ｻﾞｻﾞｯ…

セツナ

！(後ろを見る)

未知の存在

おいおい、そんな殺気
立たなくていいじゃないか。

ｻﾞｻﾞｯ…(未知の存在が消える)

セツナ

…

セツナ

今の…

カーリー

何してんだ、セツナ！
早く行くぞー！

セツナ

えっ、はい！

セツナ

すぐ行きます！

ﾀｯﾀｯﾀｯ…(早歩きする)

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