ばいばいっ、

もう無理。耐えられない。

俺のせいでっ、いるまくんがｯｯ！

ぐさｯｯ

倒れ込む彼の肌は

氷のように冷たかった。

泣くしかなかった

この時に犯罪に目をつけた

““こいつ””を殺ってしまえ

殺してしまえ

気づいたら俺の手は真っ赤だった。

通り魔の腹部を刺したまま

俺は泣きじゃくった。

冷たくなった彼を見つめて泣いた

いっそもう自殺しようと思ったとき

すちくんがいた

多分、通りすがりだろう。

うつ伏せに寝っ転がっている人に指を差した。

すちくんも泣いていた

赤い目から水がこぼれ落ちている。

その時

返り血だらけの俺に抱きつく。

あ～あ、余計死にたくなってきた

いるまくん、

俺も、早くそっち逝きたいよ

近くにあったカッターで心臓をあてる

勇気を出して力を入れたとき

いつもそうだ

すちくんは俺が死のうとしたときにいつも邪魔する。

予想外の返事にびっくりした。

やめてよ、そんな優しい声で言うの

～ばいばいっ、～