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MARIMO @ただいまァ!
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コメント
3件
わあ、ほっこりする兄弟愛のお話ですね!🤍 エシディシが口は悪いのに弟たちにポテトを奢って、口元まで拭いてあげてるのがもう…ツンデレ兄貴すぎて笑っちゃいました。サンタナの無言の圧と、ワムウの大真面目な感動っぷりも可愛いし、カーズ兄さんの登場でさらに優しさが倍増。車内の空気がすでに幸せです。次回、隣の家から帰国するという“嵐”のジョセフ登場が楽しみです!🌪️
MARIMO
MARIMO
カーズ
エシディシ
ワムウ
サンタナ
MARIMO
MARIMO
エシディシが席を立つと、サンタナは無言のままのっそりと立ち上がり、カーズの車の助手席へと一番乗りで乗り込んだ。態度はデカいが、カーズが運転する車の特等席は譲らない。カーズはそんな末っ子のマイペースさを愛おしそうに見つめて微笑む。
カーズ
カーズの優しい言葉に、4人は笑顔で車へと乗り込むのだった。 沈む夕日を浴びながら走る車内は、ワムウの部活の報告と、エシディシの口の悪いツッコミ、そしてサンタナの静かな寝息で満ちていた。
――しかし、この時の4人はまだ知る由もなかった。 この平和な柱家に、数日後、イギリスから帰国してくる隣の家のジョセフという名の超弩級の嵐が近づいていることを……。
夏の終わりの夕暮れ時。オレンジ色に染まる地元のひなびた商店街を、柱家の兄弟たちが歩いていた。
先頭を歩くのは、三男のワムウ(高校2年生)。部活である陸上部のジャージ姿のまま、両手にギチギチに詰まったスーパーの買い物袋を抱えている。大真面目な顔で、まるで軍の重要任務を遂行しているかのような決死の表情だ。
ワムウ
エシディシ
その後ろを歩く次男のエシディシ(高校3年生)は、少し着崩したパーカー姿で、スクールバッグを肩にかけて気怠そうに歩いている。少し目つきは鋭いが、その歩調は後ろを歩く末っ子のペースに完全に合わせられていた。
数歩後ろから、末っ子のサンタナ(中学3年生)が、無言でヌッとついてきていた。
中3になって急激に身長が伸び、ガタイだけで言えばワムウを抜く勢いでデカくなってきたサンタナ。無表情で何を考えているか分からず、ただ後ろを歩いているだけでちょっとした威圧感があるが、お兄ちゃんたちの後ろを一歩も離れずについていくあたり、マイペースなりのリスペクトが見て取れる。
商店街の角にあるファーストフード店の前を通りかかった時、そのサンタナの足がピタッと止まった。
看板に大文字で書かれた『期間限定!今だけメガ盛ポテト!』の写真を、鋭い赤色の目で見つめている。あからさまに足が1ミリも動かない。完全にロックオンしている。
エシディシはサンタナがついてきていないことに気づき、めんどくさそうにガシガシと頭を掻きながら振り返った。
エシディシ
口から出る言葉は少し悪い。だが、サンタナは文句を言われても表情一つ変えず、看板のポテトをじーーーーっと見つめたまま、低い声でポツリと呟いた。
サンタナ
その、生意気なくせに謎の圧があるおねだりに、エシディシはフッと小さく鼻で笑った。
エシディシ
ワムウ
ワムウは目を輝かせ、サンタナは相変わらず無表情のまま、のっそりとエシディシの後に続いた。
冷房の効いた店内に入り、エシディシはスクバからレトロな財布を取り出すと、自分の小遣いから小銭をジャラジャラとカウンターに出した。
エシディシ
数分後、テーブルに運ばれてきた山盛りのポテトを、サンタナは無言で、しかしものすごいスピードで口に放り込み始めた。
エシディシ
エシディシがティッシュを引っこ抜いて手を伸ばすと、サンタナは「……ウゼぇ……」とでも言いたげな顔で、わずかに首を傾げて避けようとする。中3男子特有のちょっと小生意気な抵抗だ。
しかし、エシディシは
エシディシ
と、そのデカい顔をガシッと片手で固定し、口元を優しく、しかし容赦なくゴシゴシと拭いてやった。
ワムウが
ワムウ
とポテトを頬張りながら大真面目に感動している。
エシディシはなんだかんだ、美味そうにポテトを貪っている満足そうな弟たちを見て、優しい兄貴の笑顔を浮かべていた。
カーズ
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通話
00:00
その時、エシディシのズボンのポケットでスマホが激しく震えた。画面に表示された名前は『カーズ兄さん』。
エシディシ
電話を切ったエシディシは、ニヤリと笑って弟たちを見た。
エシディシ
それから10分後。ファーストフード店の前に、ピカピカに洗車された1台の車が静かに止まった。運転席から降りてきたのは、長男のカーズ(大学2年生)だ。
誰もが振り返るような圧倒的な美貌と、どこか気品のあるオーラを放ちながらも、彼は一切威張るような真似はしない。店に入ってくると、真っ先に荷物を持つ三男のもとへ歩み寄った
カーズ
カーズはそう言って、ワムウの頭を大きな手で優しく撫でた。 色々と考えすぎて空回りしがちな三男は、長男のこの一言だけで「今日までの人生のすべてが報われた……!」と言わんばかりに感動の面持ちになり、涙目で直立不動になる。
ワムウ
カーズ
財布を出してどこまでも穏やかに微笑む、完璧な長男カーズ。この家の絶対的な聖人である。
「いや、カーズ兄さん、もうコイツら腹パンパンだから大丈夫。ほらサンタナ、ケチャップ拭いたら帰るぞ」
MARIMO
MARIMO
MARIMO
MARIMO
MARIMO
MARIMO