コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
金の風
金の風
金の風
魔法局・執務室
アマネがオーターに着いて行くと、 たどり着いたのは彼の執務室だった。
オーター
アマネ
アマネにそう言うと、オーターは執務室を 出て行った。
アマネ
・・・・・
・・・・・
・・・・・
15分後
ガチャ
オーター
アマネ
戻って来たオーターの手にはトレイがあり 上にはティーポットに2つのカップ、 そして・・・
アマネ
アマネが目をキラキラと輝かせる。 フルーツタルトはアマネの好物なのだ。
アマネが目を輝かせている間に オーターがティーカップに紅茶を注いだ後 フルーツタルトと一緒にアマネの目の前に置いた。
オーター
アマネ
オーター
アマネ
アマネはフォークを手に取り フルーツタルトを一口大に切り分けて そのまま口に運んだ。
アマネ
オーター
アマネ
オーター
アマネの隣に座り紅茶を飲んでいたオーターがアマネの方を向いて目を見開いた。
アマネがオーターに向かって フォークに刺さったフルーツタルトを差し出していたからだ。
オーター
アマネ
オーター
アマネ
オーター
首を傾げるアマネにオーターは、 彼にしては珍しく自身を落ち着かせるようにフーッと小さく息を吐いた。
彼がそうしてしまうのも無理はない。
傍から見れば、いわゆる『あーん。』である。
アマネ
気づいてないアマネがオーターの名を呼ぶ。
オーター
アマネ
これ以上アマネを待たせる訳にもいかないと判断したオーターがタルトを口にした。
オーター
アマネ
オーター
正直、 アマネの行動に動揺していたオーターには タルトの味が分からなかったがそう言葉を返した。
アマネ
オーターがタルトを食べてくれたのが嬉しかったのか、アマネが微笑みながらまたタルトをオーターの目の前に差し出した。
オーター
オーター
嬉しそうな彼女の様子を見てオーターは断る事が出来ず、目の前に差し出されたタルトを口にするのであった。
アマネ
アマネ
アマネ
自分が何をしているのか把握したらしい アマネの頬がみるみるうちに林檎のように 赤く染まっていく。
オーター
オーター
そんな彼女の様子をオーターは、 タルトを食べながら優しく見つめた。
2人のタルトより甘い時間はまだ終わらない。